月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

相変わらずグランドファーザーズ祭り

この日・月は、久しぶりにお休みをとったダンナさんにずっとお付き合いしてたので(うちのダンナさんは超家族ラヴ・奥さんラヴな人なので、休みというと一緒に過ごしたがる)、リアル音楽は聴けないでいたのだけど、脳内ではそりゃもうタイヘンなグランドファーザーズ祭り。ひっきりなしに鳴りまくってました。うううー、2008年のGF'sの「ROUGH MIXのテーマ」、心臓が破裂しそうなくらい、ほんとにカッコよかったな…。この曲にここまでマイッたの初めてだ。大田さんのズンズンと地を揺るがすベース、夏秋さんの破壊的に重たいドラム、伊藤さんの重力をぶちまけるようなピアノ、この3つの楽器が低い場所で鳴らし続けるリズムがとにかく圧倒的に凄くって。さらにあの「♪ジャッ、ジャジャジャ、ジャジャジャ、ジャッジャッジャージャッジャージャジャ♪」ってフレーズ(わからない人は『BBB』を聴いてね)にバンド全体が身を投じる、そのカッコよさったら!ああ、ほんと死ぬかと思った…。CDよりもずっとシンプルな演奏だったけど、CDの500倍はカッコイイと思ったな。これが17年間の力量ってもんなのか。はーーー、タメイキ。また聴きたいなーーー。あのリズムにどっぷりつかりたいーーー。

 

「CLEANING INSIDE」も凄かったー。変なメロディ、変な歌詞、変なリズム、変な譜割り、忙しく追いかけあうボーカルとコーラス、奇妙なコード、それぞれの楽器が辿るもれなくフシギな旋律…。ヘンテコな曲揃いのグラファンのナンバーの中でも相当ストレンジな1曲だと思うけど、これをナマで目の前で、あんなふうにカッコよくやられちゃったら、もうどうすりゃいいのか…。青山さんのギター、西村さんのギター、大田さんのベース、夏秋さんのドラム、伊藤さんのピアノ、それぞれがもう好き勝手におそろしいことになってるのに、はるか遠い場所で着地してみれば強固にバンドの音として成立してる。その弾道のスケールの大きさ、飛距離の遠さ。いやホントヤバイって…。こんなバンド、グランドファーザーズしか(あとカーネーションムーンライダーズとジャック達ぐらいしか)いないだろうなーーー。

 

ライブのあいだ中3人とも「グランドファーザーズの曲は難しくって」と過去の自分たちに呆れるように何度も言っていたけど(笑)、ほんとそうだし、もしかすると解散から17年経った今やっと、あのころ思い描いてた音を彼らは出せるようになってるのかも。…それにしてもライブ観ながらあらためて驚愕したなあ、80年代終わりから90年代初め、みんながジュリアナとかマハラジャとかアッシーメッシーとか言ってた時代に、こんな音楽やってた20代がいたんだよ?信じられん。時代に背を向けるもいいところだよね…(笑)。

 

私はほんとにグランドファーザーズというバンドが好きだったし好きなので(過去形&現在形で)、我ながらしつけーなと思いながらもこれまで何度も「あーグランドファーザーズ、いいバンドだなー」「続いてたら凄いことになってただろうなー」「再結成しねーかなー」と死んだ子の齢カウント発言(笑)を繰り返してたわけですが(「今でもグランドファーザーズが大好きなのだ(05/02/15)」「大変なグランドファーザーズ・ブームでどうしよう(06/01/16)」「またしてもグランドファーザーズ熱(07/05/30)」「メトロトロンライブに行ってきた(07/10/27)」…)、やーもう、叶わなそうな願いでも、試しに願っとくもんだなー。2008年のここで、過去の振り返りではまったくない、未来へのベクトルそのもののグランドファーザーズが聴けて、心底泣けた。ほんとに生きててよかったよ…(泣)。

 

妄想は限りなく続くので、まだまだ書きます。このバンドのことならいくらでも書ける。ああ、ほんとに好きすぎる、グランドファーザーズ!!!!

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