月夜のドライブ

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夢見る港、ELEKIBASS、MellMell "大魔法" @ 下北沢LIVEHAUS

今年初の夢見る港のライブ!前回告知があったようにアダチさん松野さんがお休みで、キーボードにゲストみんみんさんが入るスペシャル編成。…に加えて、当日、ベースのマサキさんが体調不良により急遽欠席…というお知らせがあり、まさかのベースレスに。どうなる夢見る港!?(いえ大丈夫と思ってましたが)

 

2024年2月15日(木)
下北沢LIVEHAUS
MellMell presents "大魔法"

MellMell
ELEKIBASS
夢見る港

open 19:00 / start 19:30
adv: ¥2200+1d / door:¥2700+1d

 

 

LIVEHAUS初めて来たー。風知空知の建物の地下にあるんだね、知らなかった!気合入りすぎてまたしても早く着いてしまった…。待ってたら中からみんみんさんが。髪切ってボブになってた、かわいー。開場して中入って(スタンディングだ!)ドリンク飲みながら待機。小さめなハコなのでステージが近い(どきどき)。

 

■夢見る港
夢見る港は1番手。いつもより2人少ないし、キーボードみんみんさんだし、ちょっと不思議な感じ。1曲目「サンダークラップニューマン」ベースの印象的なフレーズから入る曲だけど、長坂さんのアコギで乗り切ってた、すごいな!この曲で大丈夫なら大丈夫だー。青木さんのスライドギターとなみきさんのトロンボーンのゆったりした音が、湾から出る船を牽引する曳船のようだ…と思う。なんと次に「香りと全て」!ベースレスバンドにはチャレンジングなセットリストだ~、マサキングさんのあのベースなしのこの曲はさすがにちょっと寂しくはあったけど。いつもアダチさんがハモるサビをみんみんさんが。そっか、みんみんさん鍵盤だけじゃなくコーラスもこなす強力助っ人だ!ステキだったなー。さらに新しめの曲をと言って「グッデイ」、おお~ベースがいなくて大丈夫かと思う曲3連発(笑)。そのぶんハヤトさんのドラム強めで!終始、ハヤトさんのバスドラいつもよりしっかりめだったかな、マサキングさんいないからそう聴こえただけかな。でもさすがの凄腕集団だけあってまったく遜色ない演奏でひたすらカッコイイ。超ポップな曲の最後を襲う青木さんの破壊ギター、かっけー。

 

長坂さんの「セカンドアルバムから…」のMCに何だろうと思う間もなく「『時間』」と告げられて、心の準備できてなくて動揺!えっもうそんなのいっちゃう!?シンバルの音とともにいきなりキーボード火を噴いて、みんみんさんの血がたぎるのが見えた(笑)!この曲は、そうなるよね!甘酸っぱいメロディからの5人全員の音が激しく荒れ狂う間奏そしてアウトロ、やばすぎるー。さらに長坂さんが青木さんとみんみんさんを指して「2人のバトルを…」と言うのでまさかと思ったら、キタ「真冬の病」!いやまてまてまてまてこの畳みかけは危険すぎるぞ…。いつもにも増して今日のコレすっごかったなーーー、青木利文実験室にようこそって感じだった。素人には何が何やらワケわからないけど(スマホからの謎音声も使ってた)すさまじくエキサイティングですさまじくクール。それでいて身を翻すような本編のたっぷり甘い音よね…ほんとこの曲は青木さんのギターの魅力全部盛りと思う。ありがとう世界。

 

はーーーーー。もうカッコよさの直撃受けてほとんどここまでで全私が滅亡してましたがライブは続く。長坂さんがぐるっとメンバー紹介して「今日はこの5人で、夢見る港です」と。長坂さんのこのセリフのあったかみ。どのメンバーの音も「夢見る港」に招き入れていく長坂さんのこの懐の深さ(人格的にもサウンド的にも)がありつつ、譲れない長坂イズムがびしっと芯にあるから、いつどこで鳴っても夢見る港は夢見る港なんだなーと(初心者ファンの私だけど)思ったりする。

 

次のライブ、3月末の上野恩賜公園でのワイキキイベントの告知も。そこにもみんみんさんは出演とのこと!で、アダチさんとマサキングさんもいて、「あとまっつんがいるかいないか…」となみきさん。え、松野さんがいるかもしれないパターンもあるの!?松野さんとみんみんさん両方いるとか楽しすぎるのでぜひ実現してほしいなー(←勝手)!いずれにしろ豪華出演者(あがた森魚さんや渚十吾さんも)のお花見ライブ、楽しみだー。

 

ラストは軽やかに「tears」。そして「コーヒー」。イントロダクションを引き裂くような青木さんのギターーーーー!!!!!遠慮なさがすごくて笑っちゃう。キーボードの音が、まあみんみんさんだわ~。夢見る港カッコイイなーーーカッコイイなーーー大好き!ぎゅっと短めセトリだけど大満足。

 

(セットリスト、長坂さんのSNSより)
01.サンダークラップニューマン
02.香りと全て
03.グッデイ
04.時間
05.真冬の病
06.tears
07.コーヒー

 

 

■MellMell
本日のライブの主催、MellMell(メルメル)が2番手!みんみんさんがこのあいだ卒業したプログレインストバンドhenrytennisのリーダーの奥村さんがやっているポップバンド…ということ以外事前知識ないまま臨んだけど、ポップでフシギでブッ飛んでてすごくよかった!今日のメンバーは奥村さん(g)、キーボード、ドラム、ベース、コーラス、の5人。音は超ポップなんだけどメロディに隠し切れないストレンジネス。何か聴いてて奇妙なキモチになる音楽だったな、不思議の国のアリスみたいと思った。あと、奥村さんのぼそぼそトークが終始おかしい。ライブはほぼチューニングだという話(大まか)と幼稚園ぐらいから汗かきという話(大まか)。ビュンビュン飛ばすナンバーがほんとにビュンビュン。ガザ・ラファ侵攻に暴力でなく音楽で抗議するという曲にグッと掴まれる。私上手側で観てたので目の前すぐがキーボードだったんだけど、あとからそれがオワリカラのカメダタクさんだったと知る(メンバー紹介もあったのに情報量ありすぎてスルーしてた)。道理でキーボードプレイもコーラスも冴えまくってたよね。爆テクによる揺るぎないふんわりポップ、面白かったな~。とにかくtwitterフォローしてくださいと何回も言ってたので帰宅してからフォローしました!

 

 

ELEKIBASS
トリはエレキベース~。坂本さんと亀田さんと、ドラムス、ベース、サックス、トロンボーンなみきさん(お召し替えして再登場)、あと不思議な鳴り物を次々トートバッグから出している青年がいるなと思ったら中村竜さん(from空中カメラ、ハヤトさんの弟さん)でした。もうのっけから息する暇もないぐらいのドポップの嵐~!(私は夢見る港のおかげで今日で観るの3回目で)耳なじみのある曲がたくさんでうれしい。おもちゃみたいな坂本さんのボーカルかわいいなー。坂本さんもだけど、中村竜さんの盛り上げスキルが半端ない!フロアいっぱいにHAPPYな気持ちが満ちて楽しいったら。夏のワイキキイベントのときも思ったけどこんな空間をつくりだして全員を巻き込める坂本さんとELEKIBASS凄い、尊敬する。でもアンコール前のMCでライブ主催の奥村さんとの関係を振り返って「20年以上前からの知り合いなんだけど(関係を)ずっとないがしろにしてて。みなさんもそうですよ、みなさんは僕のことを友達と思ってても僕のほうはあまり友達と思ってないこともありますから」とブラック坂本をのぞかせて中村竜さんに「アンコールもらっといて(そのMC)!?」とたしなめられてた(笑)。スタンディングというのもあって大盛り上がり、たーのーしーかっーたー!

 

 

ELEKIBASSはもちろんお初のMellMellも、どちらも予想以上にドポップで、不思議と夢見る港が1番エモいというかシューゲイザーというか凄まじくハードなバンドに見えたのおもしろかった。すごくよいスリーマンでした!普通あまり楽しいことがない平日にこんな楽しいライブの時間があるなんて、イベントタイトルの“大魔法”そのものだと思ったー。帰り道も魔法にかかったままでした。出演者のみなさま、ありがとうございました!

 

またすぐ来月に夢見る港を観る予定もあって、シアワセつづくー。(マサキングさんどうぞお大事に!)