月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

アナーキズムとハハゴコロ

画像先月のesq三谷泰弘さんソロ)ライブ以来、私の中で続くesqブーム。CD聴きまくってる余波で、ふだん洗濯物干したりお風呂そうじしたりエビフライ揚げたりしてるときまで、ついついお気に入りの「あいをしんじて」を口ずさんだりして。この曲、モータウンリズムの超ポップナンバーで、家事にとても合うのだ。すると、それを耳ざとく聞きつけるのが例の9歳娘。私が「♪あいっをしんじて/あいっするきみに/あいらしい花をおくろう~」というゴキゲンなサビの部分を歌ってると、そこの「あいっ」のとこだけ合わせてマネしながら、「あいっを……ふふふーん あいっ……んんん~ あっい……ふふふん……っろう~」と、お笑いコンビTKOの“知ったかぶり”ネタ風にやるのだ…。あのー、そこでネタやんなくていーから!

 

で、一昨日だったか、「ホンモノのCD聴く?」(どうせなら私のハナウタじゃなく、三谷さんのちゃんとした歌で聴いたほうがいいもんね…)と、この曲が入ってるアルバム『One And Only』を、リビングのプレイヤーでかけたら、三谷さんのうるわしい声を聴き、娘は開口一番「これ、オトコ?」って。そーです、美声だけど男性です。さらに聴き進めたのだけど、娘には三谷さんの第一印象が今ひとつヒットしなかったらしく、「うーん…私は一色さんのほうがいいなー」って。そんなに一色進好きかキミは。そこ、比べるとこじゃないと思うんですけど…。

 

私はリスナーとしての出発点(忘れもしない81年、中3のとき)がナイアガラだったりするので、どんなにロック好きといってもカラダのどこかにポップスとの固い契りが存在しているのだけど(だからesqの音にもこんなに惹かれるんだと思うけど)、「ジャック達」からリスナー道を始めてしまった9歳娘の中では、今のとこポップス回路が未開なのかもなー。それはそれでアナーキーな事態だね…。と、娘の将来を案じたり案じなかったり。ま、いずれもう少し経って好きなオトコのコでもできたら、彼といっしょにさっさとメジャーアーティスト観に東京ドームでも幕張メッセでも武道館でも行くんだろうけど。

 

がしかしそこんとこ、ハハとしては、音楽の趣味の悪いカレシだけは連れてきてほしくないなーというのが切実な思いだ。そのカレシがどんなにイケメンでもお金持ちでも成績がよくても着てるもののセンスがよくても、音楽の趣味が悪かったらガッカリ。真剣に交際に反対してしまいそうだ…(そんな理由で…)。あんなバンドやこんなアーティストを本気で好きとかいうオトコだったら、願い下げようぜお嬢さん!(余計なお世話)

 

ちなみに9歳娘の父であるところのうちのダンナさんは、つねづね娘のカレシの条件として「新聞紙を紐でしっかり縛れないような男とは付き合わせられない」と言っています。音楽の趣味と新聞紙縛り。ハードル低いんだか高いんだかよくわからない…。