月夜のドライブ

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esq With The Band '06 @渋谷duo music exchange

画像は~。ひさびさの夏秋さんの生ドラム。やっぱりめちゃカッコよかったっす…。もー、ひたすらうっとり。ってまた後ろばっかり見てるって怒られそうだけど…。主役はesqこと三谷泰弘さん。昨秋以来のesqバンドライブ、また観に行ってきました!(※来週大阪行くかたにはネタバレありかもです~)

esq With The Band '06(東京)
2006年10月9日(月・祝) 
@渋谷duo music exchange 
三谷泰弘(Vo,Key)、夏秋文尚(Dr)、BARA(B)、飯塚昌明(G)、山口ともPerc

 

esqこと三谷泰弘さん(元スターダストレビュー)のバンド形式のライブは、去年の秋、夏秋さんが叩くというので初めて観に行って(→記事)、夏秋さんのドラムももちろんだけど、そのバンドの、予想もしていなかったロックなたたずまいにすっかり参ってしまったのだった。一般的には「ロック」と思われてないこんな場所に、平気な顔してロックはあるんだ、って。

 

今日のライブは祝日だったので、ナント開場が16時で開演が17時という早さ。私がちょっと遅れて到着したころにはもう入場は済んでしまっていたのだけど、でも、中に入ったらサイド寄りは割と空いていて、スッゴイ前のほうに座れちゃったのだ。esqのコアなファンのかたは、やっぱり三谷さんを正面から見られる真ん中ブロックを選ぶのかな…。でもえーとみなさん、そこからだと後ろのカッコイイドラマー・夏秋さんが全然見えないけど、大丈夫でしょうか…?って、余計なお世話か(笑)。私は、斜め方向から夏秋さんが激見えの位置に座れてほんとシアワセでした(泣)。

 

ひっさびさに見る夏秋さん、伸びっぱなしだった(いや、ぱなしじゃなくて意図的に伸ばしてたのかもしれないけど…)髪の毛が、急激に短くなっててカワイイー、高校生みたいー(はぁと)。そして、夏秋さんもさることながら、長身のロックギタリスト・飯塚さん、今日も革パンツとかはいちゃってめちゃカッコイイっす…(熱)。(ちなみにこの月ドラ、気付けばけっこう飯塚さんのことも書いてますね…トップページのGoogle窓から「飯塚昌明」検索すると、すげー量の記事が…笑)

 

ライブは、「Space-age love affair」で幕開け!静かなイントロダクションに続いて途中からえもいわれぬリズムでテンション上げて入ってくる夏秋さんのスネア+シンバルの音で、もう軽く崩壊する。ああ、この独特の音、聴きたかったー…(泣)!間奏ではじける楽器同士の絡み合い、もうカッコよすぎて泣ける。「"I love you "song」、「Ride on a bus」と、三谷さんらしいポップな曲が並んでキモチイイ~!こんなポップミュージックを次々生み出す彼の、見ためのさりげなさの裏にある(であろう)闘いの激しさに、ふと思いを馳せる。それにしてもこのバンド、三谷さんの歌が引いて間奏に突入すると、底に潜むロック成分がいやってほど前に出てきて、その変貌がおもしろくってたまんない!飯塚さんのギターソロなんか、もー遠慮なくギュインギュインだもん、シビレるー。「So long」(…うろ覚えだけどたしか)の夏秋さんのドラムソロパートとか、ドキドキして倒れそうだった…。

 

この日のステージもイキな演出があちこちにあって楽しかったんだけど、中でもいちばんの見せ場は「Georgy Girl」(シーカーズのカバー)でしょう!あー悶えた…。三谷さんの弾き語りコーナー最後のこの曲で、右側のスタンドマイクひとつにバンドメンバーが集まって「口笛」吹いたのー。きゃー、飯塚さんと夏秋さんのナマ口笛だよ!もードキドキするぅー…!ものすごく可愛らしいメロディを口笛で吹く男四人衆(笑)。促されて照れながらマイクに向かう夏秋さんにメチャ萌え~。(私、去年の記事でも同じようなこと言って悶えてますね…。笑)

 

あと、三谷さんのほのぼのした人柄がしのばれる、恒例メンバー紹介コーナーもね、よかったー。いちばん最初に三谷さんと知り合ったメンバーということで、夏秋さんから始まるんだけど、三谷さん「夏秋くんはシャイな人ということで…、シンバルの高さが微妙に低くてね、顔が隠れてるんですが」夏秋さん「あ、わざとじゃないですよ。このぐらいが叩きやすいんで」…うはは、ステキです~。で、ふたりの最初の出合いについて三谷さんが「(取り持った人から)ちゃんと事前に話はあったんですか?」と振ると「どうだったかな~。聞いてたかもしんない、誰かくるっていうのは」だって。夏秋さん、生返事すぎます(笑)!もーなんか夏秋さんって基本ちゃんとした人なくせに、最後の10%ぐらいがものすごーくテキトウ成分でできてるよねー。ドラムも、なんかそういうとこある…(と勝手に妄想)。そのほか、三谷さんに「アニメ界ではもう重鎮ですね」と紹介されて「いえ、まだ“若手”です」と言い切る飯塚さん、毎回ヘンテコな夢の話を披露してくれるBARAさん、外見のインパクトに比して喋りがすんごく控えめなともさん、みんな微妙におっかし~。このほんわかしたバンドメンバーが、楽器持ったとたんとんでもないロックな音を出すダイナミズム(と言っていいのか?)が、もーたまらない。三谷さん自身も、見ためナイスガイだし音楽はポップだけど、音楽への愛の深さとか執念とかは、むしろレッドゾーンに突っ込んじゃってる人のような気がするしね…。

 

最後のほう、夏秋さんのドラム~BARAさんのベース~飯塚さんのギター~ともさんのパーカッション、とだんだん音が重なっていく英語曲(カバーかな?)、めっちゃ重たくてラウドで、カッコよかったー!こういう夏秋さんのドラム、いつまでも聴いてたい…。今日のライブは三谷さん曰く「あまりやってない曲をやる」というコンセプトだったそうで、そのせいなのかちょっとだけ選曲が地味かなー、とか(esq新参者のクセに)思ったりしたんだけど、こんな曲の、夏秋さんのクレイジーなドラム聴けたらもう満足です。マジブッ倒れる…。

 

楽しくてあまりにあっという間で、ラストには「もう終わり?」という驚きの気分が会場に満ちていたんだけど、時計を見ればたっぷり2時間半近くはやってくれているライブ。ポップスっていうのはつくづく、熾烈なことをなんてことない顔でやってのける音楽なんだなーと思う。下手すりゃ一部の苦労話ばかりしてるロックよりよほどタフ。

 

ホントはもっと書きたいこといっぱいあるんだけど、結局最後には「夏秋さんカッコイイ…(惚)」「飯塚さんステキー(熱)」で終わっちゃいそうなので(笑)このへんで。来週の大阪はもっとバンドとしての調子が出てるだろうから、見られる人、うらやましいな。このメンバーでのバンドライブ、ほんと頻繁にやってほしいです。チケ代は少々高めだけど、絶対また観に行く。

 

PS

あ、そうそう、この祝日はジャック達の一色さん×ラストショウの河合徹三さんのフォークデュオ「13(ワンサン)」のライブ@下北沢の日でもあったんだよね…。夏秋さんと一色さん、なんとバンド内バッティング…(笑)。なかなかお目にかかれないなー、13。次回に期待。