月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

♪どぅーわでぃーでぃでぃでぃだんでぃでぃどぅ♪

せっかくの音楽史に残る「シネマ」ライブの話題の後に、またしてもシケた子どもネタでスミマセン(笑)。ま、でも一応ブリティッシュつながりなんで。って、どこがだよ!

 

だってね、今朝のこと。5歳児がふと口ずさんでたのがなんとこのメロディ。♪どぅーわでぃーでぃでぃでぃだんでぃでぃどぅ♪…って、これだけでわかった人エライ。そ、あの!マンフレッド・マンの超有名曲「Doo Wah Diddy Diddy」っす。なんでこんな曲をうちの5歳児が知ってんのよと思ったら、そういえばこのあいだ友人宅(農家)に遊びに行ったとき、野菜の無人販売のブースに音の出るおもちゃが置いてあって(地元のバザーで売れ残ったものらしい)、そいつがオウムみたいな声で延々がなりたてるうちの1曲が、このブリティッシュビートの名曲(を加工したもの)だったのだ。5歳児はおもしろがってそのおもちゃを何度もリピートさせてたから、覚えちゃったみたい。64年の名フレーズはいまだ人に魔法をかけるのだ。すげー。ま、5歳児は「ナメクジの歌」でも魔法かかっちゃうけどな。

 

で、そうなると、こちらとしても受けて立たないわけにはいかない気がしてきて(無駄な闘志)、5歳児に「その曲、ママCD持ってるよー、聴かせてあげようか」とムリヤリ押し売る。手元にあったコンピをトレイへGO。

♪ヒャーヒャヒャーヒャヒャヒャヒャーヒャーヒャ♪

あー、このクソ単純なエレピのイントロ、サイコーッ!

♪There she was just a-walking down the street singing, 'Doo wah diddy diddy dum diddy doo'♪

うわ、めちゃカッコええー…!!もう、最初の「th」の発音だけでブッ倒れる…!英国人の「th」ってなんだってこんなにカッコイイんだろうなー。………とハハがすっかり感激してる脇で「ほんとだー」と別の意味で(おもちゃと同じだったという意味で)感動してる5歳児。なー、カッコイイよな、60年代ブリティッシュビート!もうこうなったら(どうなったらだ)5歳児にもこの辺の音楽どしどし聴いていただいて、将来錦織さんみたいなカッコイイギタリストになってもらうこと切望~(はぁと)!!(←もうほとんど何を言っているのかわからず。)しかもこのコンピってば、次が「Tobacco Road」Nashville Teens、「これもいい曲なんだよね~」と5歳児に訴えつつハハは泣きモード。続くは「You Really Got Me」The Kinks!前に“この曲有名な割にイマイチ”発言をしていた私だけど、撤回撤回!めっちゃカッコいいじゃん、やっぱ!さらに「She's Not There」The Zombies、うわシブ~、めちゃ好き~。コリン・ブランストーンの哀愁声、サイコー(泣)!

 

…と、朝からすっかりブリティッシュにノリノリのわが家…っていうか私(笑)。不審そうな目で見ていた5歳児が冷静に「さっきのマン…なんだっけ」私「マンフレッド・マン。もう一度聴く?」5歳児「うん」と言うので、リピートしてやる。それをじっと聴きながら、5歳児ってばこう言ったのだ。「この曲、ジャックの人が歌ってるの?」うわーーーーッ、何たる本質・オブ・ミュージックな発言!ホントホントそうだよ、マンフレッド・マンとジャック達、すっごい匂い似てるとこあるよ!いや5歳児はその共通項を嗅ぎ取ったわけじゃなくて、単に彼が知ってる歌うたいが「ジャック達」だけ、だからだと思うけど…(笑)。でもほんとに何か似てるとこあるよなー、楽曲のクオリティと演奏のスタイリッシュさと、そこに収まりきらない音楽への偏執的なシツコさというか愛というか…。ってマンフレッド・マンのことあんまり知らないで印象だけで言ってますが(スミマセン)。でも、今ひっさびさに『WHAT A MANN』(これはボートラの「Semi-Detached Suburban Mr.James」が聴きたくて購入)とか引っ張り出したらあらためてブッ倒れ~。カッコイイ~。「Semi-Detached~」も「My Name Is Jack」もいいんだけど、「All I Wanna Do」の、このメロウすぎる旋律、なに~。泣きそう~。それとなぜか、このドラム(マイク・ハグさんっていうんですか)聴いてると、夏秋さんのドラム聴きたくなるーーー。いや勝手にだけど。なんでだろ。めっちゃいい音だなあ…、ダッ、ダカダカドコドコドコドコ…(「Mighty Quin」のつもり)。

 

どうしよう、久方ぶりにワタシ内ブリティッシュ・インヴェイジョンきちゃうのか?(ずいぶんスケールのちっちぇーインヴェイジョンだけど…。)でもマンフレッド・マンって、噂によると歴史長くて、メンバーもかなり入れ替わってるし、音楽性もそのときによってずいぶんちがったりするみたいだよね。この辺がおススメ!とかあらばこそりと教えてくださいませ。いやもっとドラスティックに「ブリティッシュビートならこれ!」と別バンドおすすめでもいいな、何も知らないんで。

 

というわけで意外に英国方面に向け体温が上がってきちゃったので、こんなヘタレ記事だけど「洋モノ」カテゴリーに入れてみるか。実に1年ぶり(笑)。去年の8月ごろ、そうだ、私は若き日のクラプトンくんにお熱だったんだ(笑)。

 

画像

このコンピ『The Ultimate 60s Collection』は学生のころ買ったもので、かなり節操のない選曲ながら(バーズもザ・フーホリーズもジミヘンもプロコル・ハルムもクリームもビーチボーイズフリートウッド・マックデヴィッド・ボウイも入ってる)、2枚組全49曲、実に2時間33分というボリュームがうれしくてよく聴いていた。

 

画像

こっちが『WHAT A MANN』Manfred Mann