月夜のドライブ

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眼福さんの個展『音楽百景』 @ 曙橋ゑいじうに行ってきた!

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眼福ユウコさんの個展『音楽百景』 @ 曙橋ゑいじう、に行ってきました!たまたま今日、曙橋にある会社で打ち合わせがあったのでその帰りに。前回の個展のときと同じギャラリーなので、曙橋からの不思議な道のりも迷わずに行けて。

 

ギャラリーに入ると、階段の登り口からもうぎっしり力作が並んでいるので、ひとつひとつ見入っちゃって階段滞留時間の長いこと(笑)。短い階段なのに、ぜんぜん2階にたどりつけない!そして、階段の時点で既にかなりキテたんだけど、2階に上がって大量の作品群が目に入ったら、じーんとしちゃって涙が出てきちゃって…ひとりだったから、よかったけど。もーね、作品からあふれ出る眼福さんの愛のあまりの大きさに、ずっとうるうるしてた。(今も、書きながら、ちょっと。)

 

作品ひとつひとつの技術的なすばらしさもハンパないの!どれを眺めても、細かなところまでアイデアと技量にあふれてて、ため息が出るほど。何もない平面に一から、画材だけを使ってあれだけのきらめく世界を立ち上げるって、しかもそれが何十枚もあるなんて、どれだけの才能の地平だろう!?と思う。

 

でもでもやっぱりね、絵としてのすばらしさに打たれながら、どーんと感動するのは、その絵の奥にある、大きな愛なんだよなー。しかもその愛は、眼福さんの個人的なものでありながら、見る人にも「いっしょにどう?」って相乗りを誘ってくれる、大きくて普遍的なものなの。音楽への愛、ライブへの愛、ミュージシャンへの愛、そういうものを持てることが、持てる相手がいることが、どんなにシアワセで楽しいことかって、あらためて思い至らせてくれる。

 

眼福さんに描かれるアーティストはシアワセだなー。あんなに愛されていいなー。あんなに温かい視線で見つめられて、ミュージシャン自身にもつなぎとめておくことのできないライブの時間をあんなに素敵に切り取ってもらえるなんてこと、どんなに願ったとしてもなかなかかなうことじゃないもの。ギャラリーに並ぶ絵の中のミュージシャンたちは、ほんと、最高にキラキラしてた!

 

ゑいじうの小さい建物が、音楽への、ミュージシャンへの、あふれて止まらぬ愛でパンパンにふくらんで、窓や戸なんか弾け飛んじゃうんじゃないかって心配になるぐらいだった。眼福さんの絵はいつもネット上でも拝見しているけど、ライブと同じように、やっぱりナマで受け取るものの量と質って、ぜんぜん別モノなんだよね。筆はこび、色合い、質感、グラデーションの具合…、目の前で見るとホントすごい。

 

『音楽百景』、会期は2月12日(土)までだそうです。ぜひぜひ、ナマで見るといいと思う!ちなみに私は「犬にインタビュー」と題された2010年AXのムーンライダーズを描いた絵にドキュンとヤラレた!あれ、すごーーーく好き!