ジャックとしのぶとしょうこ達 @ 吉祥寺GB。もう1週間経っちゃったね。セットリスト+αの感想だけメモしとこ。
2010/5/9 Sun
鈴木祥子 NEW SINGLE発売記念ツアー 2010『my Sweet Surrender』
@ 吉祥寺 ROCK JOINT GB
出演:鈴木祥子 with ジャック達 & かわいしのぶ
*セットリスト
01.September Gurls
02.そしてなお永遠に
03.黒い夜
04.依存と支配
05.#7 SHUFFLE
06.名前を呼んで~When you call my name
07.No Quarter
08.思いのままに
09.Sentimental Loveletter(仮。)
10.Sickness
11.my Sweet Surrender
12.禁断のチョコレート・エンジェル
13.Is my love wrong?(仮。)
14.Shelter
15.完全な愛
EN1.HAPPINESS?
EN2.I'LL GET WHAT I WANT-超・強気な女-
EN3.甘い夜
EN4.恋のショットガン(懲りないふたり)
EN5.my Sweet Surrender
なにしろ、すさまじいバンドの音に激しく撃ち抜かれた。昨年のAXのときだってじゅうぶんすごいと思ったはずだけど、その比じゃなかった。
バンドだったね。5人、完全なるバンドだった。しかも、とんでもなくすさまじい音の。ジャック達はもともと相当うるさい音出すバンドだけど、この5人、さらに輪をかけてたな。今あんな破壊的にうるさいバンド、そういないんじゃない。いまどき節度という名のリミッターかかると思うもん、ふつうは。
祥子さんは、キーボードだったりドラム叩いたりもしたけれど、ギター抱えての曲がいちばん多かったんじゃないかな。となると、祥子さんのフェンダー・ジャガーと一色さんのテレキャスとキハラさんのレスポール、ひとバンドに3つの、しかもそれぞれにドうるさいギターだよ、もうすさまじいったら。それを受けて立つのが夏秋さんのドラムとしのぶさんのベース。無敵すぎるでしょそんなの。
キハラさんのギターがね…今、ものすごいことになってる。ここ何回か、ジャック達のライブのたびに半ば倒れそうになりながらそう思うけど、ほんとすごい音してる、今、キハラさんのギター。AXのときは(座席からキハラさんの位置が遠かったという個人的な要因のせいもあって)キハラさんがふだんに比べるとまだまだおとなしいような印象があったんだけど、今回もうそんなタガは完全に吹き飛んでたね。暴れまくるキハラさん。最高にワイルドですさまじくはみ出した音。あんな音、ギター持ってたってそうそう出せるもんじゃないと思うんだよ。はあ…、ほんとすげえ。
バンド全体が以前より重さを増してて、よかったなあ。細かくは覚えていないんだけど、バンドでは初めてという祥子さんの新しめの曲「Is my love wrong?」のよさったらなかった。ジャック達じゃなきゃ出せないと思える音だったな…。
アンコール1曲めの「HAPPINESS?」で祥子さんが夏秋さんのドラムセットを叩いたのだけど、同じドラムなのにあまりにも音が違うので、ホントに驚いた。叩く人が違うとこうも違うものなのか!と。祥子さんのドラムはほんとにバキッとしてて超オトコマエ。大きな数字が余りナシでスカッと割り切れるようなあざやかさ。一方の夏秋さんのドラムは、奥底に凄みをもった、円周率のように深まっていく永遠の謎。これだけの抜き差しならない個性が存在するなんて…、ミュージシャンってすごい。
アンコールのラスト「恋のショットガン」で、歌詞どおりピンク色の水鉄砲をトランクから取り出して客席に撃つ、サマードレスの祥子さん。曲が終わってからバンド全員にも手渡して、客席にお互いにとシュートしあう。心に残るハッピーな光景。
アンコールが終わってもどうしても気持ちを断ちがたかった客席が、止まない拍手で祥子さんとバンドをもういちどだけステージに呼び戻した。「曲がないので」って再度演ってくれた「my Sweet Surrender」、すごくよかったな。
この日のライブはDVDになるって。バンド、ほんとによかったから、見モノだと思う。
2010年5月9日、吉祥寺GB公演がDVD発売決定!
「SYOKO SUZUKI with JACK-TATI & SHINOBU KAWAI
/LIVE AT KICHIJOUJI GB 9 , May 2010」(仮)
2010年8月4日、UPLINK RECORDSより発売予定。
仕様、価格等の詳細情報は後日UPLINK公式鈴木祥子HPにて発表致します。