今回のジャック達のシングル「JACKFRUIT SINGLES#1 Strawberry」の、A面（とは言わないと思うけど）に入ってる「今すぐ帰りたい」、この曲をはじめて聴いたのは、去年の10月、セカンドアルバム『HILAND』のレコ発ライブのときだった。だいたい、新譜発売記念のライブだっていうのに「じゃあアンコール、新曲をやります！」って新譜にも入ってない曲を演り始める一色さんとこのバンドの強引さが、まずはおっかしくってしょうがなかったんだけど、そこに入ってきたギターのフレーズに背筋がゾクッとしたのもすぐだった。
その中を切り裂くように始まったイントロ、うわ、めっちゃカッコエエーーーー！ローリングストーンズも青ざめそうなほどの強力なギターリフ、何これ！ああもう参るなあ、一色進、どう考えても才能ありすぎだろう！それだけでも驚愕なのに、さらに、メロディがふっと転調していく先の、その甘さメロウさがヤバすぎ。ほんとおっそろしいメロディメーカーだなあ…。(07/10/15の記事)
ジャック達のナンバーの中でも、この曲は初動から衝撃的だったなあ。この07年10月の初聴きからこれまで、私はライブで計6回「今すぐ帰りたい」を聴いてるのだけど、その度この曲の魅力にグラつかされては月ドラに感想書いてた。せっかくこのたびシングルが出たから、「今すぐ帰りたい」の感想を過去記事から拾ってきてみようかなーっていう（ほぼ自分のための）企画。
11月のライブのあと。
うーん、それにしてもこの「今すぐ帰りたい」、やっぱり相当な名曲だなあ。前回もさんざん書いたけど、どこかマジョリティをぐっとつかむようなメロディ。変なたとえだけど、そのCメロを聴くと、私は甲斐バンドとかゴダイゴとかSHOGUNとかレイジーとかオフコースとか、そんな名前を思い浮かべちゃうんだよね。なんか、歌謡曲とハードロックとヒットパレードが絶妙に混じり合ったような、70年代ジャパニーズロックの匂い…メジャーとダークのはざまのような、下世話でせつなくてすごくいい感じの音。それってまさに一色進の資質そのものだと思うわけだけど。(07/11/24の記事)
12月のライブのあと。
レコ発ライブ以来聴くのは3度めだけど、ホントにイカシた曲だなあ。一度聴いたら忘れられない強力なギターリフ、粗さと甘さが絶妙に混じりあったメロディ。(中略)あの少年みたいな3人にあんなメロディで「♪バラの花のせいで…」（たぶん）なんて歌われちゃったら、ほんと気失うって…。(08/12/21の記事)
3月のライブのあと。
でもほんとに、「今すぐ帰りたい」は、売れちゃいそうな気がするんだよねー。有線とかで流れてもよさそう。トラック野郎の真夜中のドライビングソングになりそう。あ、「今すぐ帰りたい」だしね！なんとなくデコトラ的！(08/03/12の記事)
もーこれは（中略）ホント大好き！！！！ジャック達空前の代表曲になってしまうのではないかと予感してる。スリリングな演奏、クールな疾走感、印象的なギターリフ、心をとらえて離さないメロディ、甘くせつないコード展開、それに魅惑の全員コーラス（うるさいね私も・笑）、もージャック達の魅力がこの1曲にぜんぶ入ってる！！(08/03/14の記事)
6月、ピートさん脱退ライブでもアンコールで演奏された。
スリリングなビート、エキサイティングなギターリフ、甘いメロディ、魅惑のコード展開、ドキドキするコーラス、カッコよくない箇所が一瞬たりともない、余すところなくイカす曲。(08/06/19の記事)
そしてついこのあいだの9月、「再起動」ライブで。
重くうなる大田さんのベース。鋭く命中していく夏秋さんのドラム。のびのびと走り出すキハラさんのギター。この音たちが、それぞれの立ち位置で絶妙に絡みながら転がっていく、いわく言い難い風景。そして一色さんのメロディがふわっと甘く花開いて、キハラさんと夏秋さんのイノセントなコーラスが乗る。あーだから、それ、ダメだって…もう、熱出るから！(08/10/01の記事)
わはははは。私もしつこいねー。何度カッコイイと言えば気が済むのか（笑）！
ライブで聴いてきた「今すぐ帰りたい」と、今回音源となって世の中に出た「今すぐ帰りたい」はまたいろいろなところがちがってて、このシングルで私は再度世界がひっくり返るほど驚かされてるんだけど。でも、この曲の芯にあるもの、そこに感じてきたこと、は、基本変わらないかな。まったくため息出るほどの名曲だよね…。
で、こんなとこであやさんに私信！4つ前の記事のコメント欄にも今さらレスしたんだけど、「右左」って、そういうことね！？（この曲のことだよね？）やーーー私ぜんぜん気づいてなかった！やーヤバイー、もう、熱出るよーーー。ダッダメだ………。
こんな作品が200円で手に入るってある意味驚愕だなーーー。Everyday PopでEvergreen Rock。
iTunes StoreとかHMVとかmora winとかOnGenとかlisten Japanとか、そのほか各種ダウンロードサイトで試聴したりBUYしたり。
『Strawberry - JACK TATI's JACKFRUIT SINGLES#1』
「今すぐ帰りたい」
「東京一悲しい男 feat. 光永''GUN''巌 (from METROFARCE)」
明日、町内会の運動会なのにリピートしてたらまたこんな時間だ～
