月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ジャック達的な週末

日曜の昼下がり、リビングでうっとり(うっかり、ではない)『HILAND』を流しながら子どもふたりとラーメンを食べていたら、9歳娘がジャック達のことを「一色さんがリーダーなんだよね?」と聞いてくる。「リーダー」という言い方がキハラさんみたいで可笑しいなと思いながら「そうだね」と答えると、「あとは?ギターの人3人いるっけ?」と言うので「えーとね、ギターは2人かな。1人はベースだから。弦が4本のヤツ」とかまた説明するハハ。「あとは?」「ドラムだね」。すると9歳娘、「ドラムってなんでいつも後ろなんだろうね?」うははは。ホントだよ!思わず「だよねー!たまには前でもいいのにね!」と強力すぎる相槌を打つ。ハハは心底そう思うぜ。たまには前でもいいのに!

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一色さんのボーカルは、お茶目だなあ。「キャンセル」の出だし「底抜け~♪」のなんともいえない味のあるひとことなんか聴くと、ほんとにそう思う。やっぱりジャック達のボーカルは、このひとことをこんなふうに歌える一色さんじゃなきゃダメなんだなーって。「下手」なんて言葉で片付けちゃうのはもったいないチャーミングさ、この魅力がわかっちゃうと、もう病みつきになる。

 

ジャック達が最近のライブでやってくれている新曲群の中でとりわけソリッドな手ざわりの(私はいつも「66年あたりのロンドンのバンドみたい」と思う)「ジャンパー」というナンバーがあるんだけど、このあいだふと、「この曲ってカーネーションっぽいよなあ」って思ったの。カーネーションの3人がもしこの曲を演奏したとしたら…って、想像の中のその音を頭の中で鳴らせるぐらい。そうだな、「獣たち」とか「スペードのエース」とか、近いかも。ソリッドなんだけど隠せないメロディアスっぷり、って感じでね(余談だけど、その両方が同居してる曲って、じつはなかなか書けないと思うんだ、やっぱり直枝さんと一色さんは、他とはちょっとレベルを画す稀代のソングライターだと思う)。でも、直枝さんがあの声でこの曲を歌ったとしたらすごく色っぽくて荒くれた感じになるだろうと思うけど、一色さんのボーカルはもっとファニーでキュートなんだよね。そのふたりの持ち味が、どっちもいとおしいなーとか思っちゃって!いい音楽、大好きなバンドサウンド、の中で、そういう個性のちがいに出合えるってすごくシアワセ。直枝さんのボーカルも、一色さんのボーカルも、それぞれいいし、どっちも好き。もちろんカーネーションは最強のバンドだし、ジャック達も(弱いとこ以外は)最強を誇るバンド。だからボーカリストが好きに突っ走れるんだよね。あー、もう好きすぎる…!

 

とかなんとか、相変わらずそんなことばっかり…。起きてる時間の3分の1ぐらいはジャック達のこと考えてるんじゃないかな…。そんな私にとって、彼らが潜伏してサード制作に取りかかるというのはよろこばしいニュースのはずなんだけど、でも一方で「ナマのジャック達」への思いも切実になるばかりで。まったく、あやさんも書いてたけど、ファンとは勝手なものだね…。どっちも欲しいの。

 

ああ、ジャック達のワンマン観たいなー…。