月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

『MY BEAUTIFUL GIRL』に、アリガト。

画像もしかすると今日の夕方ぐらいには、新譜『HILAND』が手に入っちゃうかもしれない…っていうこんなタイミングで。昨日は、ジャック達のファーストアルバム『MY BEAUTIFUL GIRL』を、3度プレイヤーで回した。

 

ジャック達のアルバムが「ファーストしかない」っていう、あと1日足らずで破れるこの状態。もしかしたら、二度と味わえない贅沢なのかもしれないな…なんて、ちょっと思うから。ふふ、センチメンタルすぎるかな。でも、ね。

 

たとえばビートルズというバンドにまだ「ファーストしかなかった」そんな時間。ローリングストーンズというバンドがまだ「ファーストしか持たなかった」そんな時代。キンクスが、ザ・フーが、レッド・ツェッペリンが、イエスが…、まあ何でもいいのだけれど、とにかく、そのバンドのアルバムがまだ「ファーストしか出ていない」という限られた時期。…ね、それはあとからどんなに手に入れようとしてもかなわない、たぶん贅沢な時間。青みがかった果実をかじっていた人は、その特別な甘さにあとから気づくのだろうけれど。

 

『MY BEAUTIFUL GIRL』、ジャック達というバンドのアルバムがこのたった1枚しか存在しなかった時間も、もうすぐ終わり。この特別な2年間をシェアさせてもらったことに、アリガト。って思う。

 

出会いの衝撃。奪われる思い。ディスクの上に積もった時間。散らばる音符。解けない謎。見えないけれど、たしかにふれるもの。「ファーストアルバム」だけが持つ粗くて強い輝きは、永遠のもの。

 

何度見つめたかわからないジャケットの中の4人に向かって目くばせをする。ジャック達のファーストアルバムは、やっぱり永遠に最高のファーストアルバムだよ。サンキュー、そしてこれからもよろしくね、って。

 

さあ、明日からは「ファーストとセカンドしかない」ジャック達だ!ちょっとえらくなった感じがするぜ、Yeah!