なぜだか、急激に「WHAT'S NEW LOVE SONG」を聴きたい思いに衝かれちゃって、朝っぱらからジャック達『MY BEAUTIFUL GIRL』をCDプレイヤーのトレイに載せてる。
たぶん、もうすぐ出るセカンドアルバムはファーストを超えるとんでもない名盤になるだろうけれど、でも、それとは別に、このファーストの持つロックンロールアルバムとしての輝きは失せることがないだろうな。ロックという初期衝動の、粗さも疾走感もずさんさもどうしようもなさも、そして、泣けるくらいのとうとさも、このアルバムの中にある。「ファーストアルバム」にしか存在し得ない、パッケージングされた永遠。触れるのがこわいくらいのピュアな“何か”。それは、こんな平均年齢の高いバンドであっても、そうなんだ。ふう、なんてこと…。
ジャック達との出会いだった1曲「WHAT'S NEW LOVE SONG」、ある意味これを超える曲は私にとってないのかもしれないな。聴くたび私をリアルにかき乱す曲。聴くたび私を痛切な思いに陥れる曲。
ほんとうに大切なアルバム。ジャック達に出会えてよかった。
*『MY BEAUTIFUL GIRL』ジャック達