月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

こんな日常に「WHAT'S NEW LOVE SONG」は鳴るのさ

画像今日、ムーンライダーズとポータブルロックとシネマなんてライブ見たらブッ倒れちゃって、ジャック達のことなんか(なんか、って言うな)しばらく書けやしないだろうと思うので、今のうち書いとこーっと。今また『MY BEAUTIFUL GIRL』聴いちゃってるんだけどさ、ああホントに好きで好きでしょうがないよ。

 

「ジャック達のことばっか考えてる人ランキング」だと、せいぜいTOP40入りできるかなってぐらいなんだけど、カテゴリーをもう少し狭くして、「ジャック達の曲ばっか歌ってる親子ランキング」(せめーな、しかし!)とかにしてみたりすると、かなり上位を狙えるんではないかと思われるのが私と5歳児&7歳だ。もう笑っちゃうと思うよ、わが家の日常を垣間見たら。すでに歌える曲は「WHAT'S NEW LOVE SONG」「MY BEAUTIFUL GIRL」にとどまってない。3人でお風呂に入りながら私が「MY BEAUTIFUL GIRL」歌ってると、5歳児が「ママ、次は『月光』がいい~」だって。どんなレアなリクエストだよ(笑)!「『月光』か~難しいんだよね」と言いながら歌うハハ(笑)。「♪まーよなかのこーくどうでてーらしてよムーンシャイン~」は3人で大合唱。「moonshine=月光」って、英語の勉強もバッチリっす。「WHAT'S NEW LOVE SONG」では、7歳は風呂場の壁を叩いてドラムのマネ。「両手でやるのむずかしいよねー」ってしみじみ言うから、「実際はさ~、足もだよ!しかも両足だよ!スッゴイよねー」とハハはマジで尊敬入っちゃうし。5歳児はイントロの“ワッツ、ニュ~、ラヴソン!”ってセリフを、一色さんに負けじと情感たっぷりにつぶやくのが得意。…って、はたから見ればただのバカ親子ですな、つくづく。ジャック達バカ。

 

ああ、でもね。こんなくだらない日常の延長線上で、お湯に浸かりながら歌ってても、それでも彼らの曲は、私をジーンとさせちゃうんだよ。もう何百回何千回聴いてるかわかんない「WHAT'S NEW LOVE SONG」を、飽きずにまたお風呂場の天井に浮かべると、鼻歌であってさえ、あのメロディが、彼らのリアルな演奏を記憶の中に連れてくるんだよね。イントロの夏秋さんのシンバルの音、「♪こ~んなふらちな~」のとこのシュパーっていうサウンドエフェクト、「♪別のドラマ~」のとこで駆け上がってくるピートさんのベース、「♪When I cry~」のあとの、キュートにひるがえるギターフレーズ、間奏のスネアのせつない音、メロディをたどる一色さんのやさぐれたギターとそれをやさしい音色で支えるキハラさんのギター、「♪日めくりを~」のバックで鳴るギターのメロディアスな響き、一色さんのそれこそ「うかつな」ボーカル、もう、ひとつひとつがリアルに頭の中で鳴っちゃって、それだけで泣きそうになっちゃうんだよ。自分の鼻歌なのに(←バカ)。

 

こんな響きのひとつひとつを、あんなふうに重ねて、あんなサウンドにして世の中にブチかませるジャック達ってバンド、ほんとすごいなあ。解析していくと、たぶん、とんでもなく繊細なフレーズや響きの集積だと思うんだ。それをそこで終わらせずに、あんなにせつなくてメロディアスでガッツのある「ひとつのバンドサウンド」にまとめあげる4人の力量、本当に惚れ惚れしてしまう。いいバンドだなあ。こんなバンドが過去のものじゃなくて、現在を生きてくれてるって奇跡みたいな事実に、涙が出そうになるよ。「ジャック達のセカンドいつできるのかなあ」なんてリアルタイムで楽しみにできるなんて。

 

と、だいたいこんな具合に、鼻歌うたってるうちにも感極まって、私が「あージャック達マジカッコイイよね…」と思わずタメイキつくと、7歳娘が「カッコイイよね、ジャック達」と相づち打ってくれる。「ホントいい曲だよね~」としみじみ言うと、5歳児が「いい曲だよねー」と頷いてくれる。