月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ムーンライダーズBS特番見たよ~♪

画像最近の怒涛のライダーズ関連番組、すっかり見&聴き逃しちゃってたのだけど、昨日は見た!というか録画して今朝見た!(眼福さん、いつもBLOGでリマインドありがとー。)BS2で放映の特番『ムーンライダーズ 30年のサバイバル Who's gonna die first?』。たっぷり90分、見応えありましたー。なんともカッコイイおじさんたち。ああ、私やっぱりこのバンド好きだ…。

 

それにしても相変わらずしゃべるの下手だなーこの人たち(笑)。ま、そこがいいんだけど。30年も芸能界のはじっこにいるのに、芸能界向きのそつのなさってヤツがまったくない(笑)。もー、好きすぎる。

 

30年の軌跡を代表曲の生演奏で追っていく構成だけど、シンプルな演奏部分が、とにかくよかった。このごろすごく思うことだけれど、00年代(特に後半)に入ってからのライダーズって、バンドとしてのテンションが若いときと同じかそれ以上に高い気がする。ユニット、ではなく、明らかに「バンド」。疾走し出すと止まらないバカバカしさも含めて。そう、番組の中で彼ら自身が語っていたように、シリアスさの底にユーモアがあるバンドだし、いつまでもモラトリアムから抜けられない6人なんだ。「金曜の夜 はじめてのキッス」(「青空のマリー」)なんて詞を平気な顔で歌える50代、フツウじゃないもん(笑)。

 

全員のボーカルナンバー(かしぶちさんの「スカーレット」、良明さんの「マリー」「夢ギドラ」、博文さんの「ボクハナク」、武川さんの「帰還~ただいま~」、岡田さんは「スパークリング・ジェントルメン」でボーカルとってた)を聴かせてくれたのも、ライダーズのおもしろさと奇っ怪さをコンパクトに見せてたよね。そして5人をひとめぐりしてみると、慶一ボーカルのよさがしみじみ際立ってくるという。ほんとわかりにくいバンドだなー(笑)。もちろん、そこが好きなのさ。

 

30年特番のわりにはさほどシリアスなつくりじゃないのもよくって、見ながら笑っちゃう場面もなんども。良明さんのギタギドラ搬入タイヘンだろうなーとかいうところからして笑っちゃうし、トークの中の「各レコード会社には本当に感謝してます」のくだりには爆笑。最後の1曲「冷えたビールがないなんて」はやってくれたね、05年末のAXライブを思い出させる、ギター×5人、のバカバカしさ!AXライブのときは博文さん以外の5人がギターで前に出てたけど、今回はバカバカしさ倍増、慶一さんがドラムで、他5人がギターって(笑)。岡田→白井→武川→かしぶち→博文って、ソロまで回してたよ…。ほんとこのおじさんたちはどこまでこうなんだ…。あ、もっとマジメにぐっとくる箇所はいくつもあったんだけど、それはひっそり味わっとくね。

 

あー、ライダーズのライブがすごくすごく見たくなってきた。かしぶちさんのドラムを、良明さんのギターを、慶一さんのボーカルを、あの6人の音がぶつかる瞬間を、ナマで浴びまくりたい!今年はライダーズとしての活動はまだ何も決まってないと慶一さん言ってたけど、見たいなー6人揃ったとこ。やっぱ、他のどこにもないバンドだから、さ。