見たよ~ムーンライダーズご出演、NHK総合「POP JAM」。っていうか昨晩は寝ちゃったんで、今、録画で見ました(笑)。今か今かと身構えていたら、出演アーティスト全10組のいちばん最後だったね。やーやっぱカッコいいしイカレてんなあ、このおじさんたち。なんというか、いちばんマトモじゃない気がしたよ。一見穏やかそうにもみえる50代の6人の、その演奏シーンからどうしてもにじみ出ちゃうイカレっぷりの底知れなさよ。ここまでくるとマジおっかねー。王道を外れ続けて30年、類型に背を向けて幾星霜、そうやって生きてくると、こんなにも凄みが出ちゃうもんかって。イマドキの若人たちのほうがよほど行儀よくまともに見えるな…。あーホント私も、こんな凄みを自分のうちに持つことまでは到底ムリにしろ、こういうおっかなさに憧れ続けるオトナでいたいなあ、いつまでも。
安易なわかりやすさを拒否してきたから、30年続いてるんじゃないかなって、あらためて思うんだよね。理解されやすさ、消化されやすさって、短いタームではともかく、長い目ではいいことばかりでもないのかも、とか。「30年ひとつのバンドが続いてる」というこの国で前例のないレアケースから、そのくらいの実験結果はそろそろ汲み取ってもいいんじゃないかと思うよ。情緒的にではなく、たとえばむしろ戦略的に、さ。
なんて、ね。なんかこの辺のこと最近よく考える。それはまた書くかも。さ~また録画見ちゃおー。