月夜のドライブ

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ブッ倒れ記は続く、MC篇

画像前記事で、私の中では「グランドファーザーズは生きている」ってことになったので、まったく問題ナシ。グランドファーザーズ・アー・スティル・アライブ。って英訳するとゾンビみたいですが。…そんなことはどうでもいいんだ、記憶が遠くにいかないうちに「西村哲也レコ発ライブにブッ倒れ記 MC編」を~。(需要あるのか…。)

 

青山、西村、大田、というこの並び、私にとっては本当にたぶん約15年ぶりだったと思う。(この3人は、解散後も結構同じステージには立ってると思うんだけど、私はどれも見てない。)だからもう、この3人がステージ前列に横並びになっただけで、感情および人格が崩壊してしまったわけですが…。しかーし、この人たちのMCのゆるさ、15年前とまったく変わってない~。40代になったから、じゃなくて、20代のときからそうだったもんな…特別なことをアナウンスするわけでもなく、客を盛り上げたり煽ったりするわけでもなく、という以前に、あんまり客に向かってしゃべってない印象(笑)。ぼそぼそっと適当に話してクスクスっと自分たちで笑って、曲に入るとむしろホッとするような素振り…。その、ゆるく素っ気ないMCににじみ出る人柄が可笑しくて、私は大好きだったんだけどね。

 

グラファン時代はバンドのフロントマンたる青山さんが主にMCをしてたような記憶があるんだけど、20日のライブはもちろん西村さんのソロライブであったわけなので、西村さん、よくしゃべってらっしゃいました~。京都出身で現在京都在住の西村さん、早口になるとバリバリ京都弁になり、それを受ける大田さんもお国柄が飛び出しちゃうのが、おかしかったー。あーこのバンド東京にいたけど、関西出身者が多かったのよねーって。(ちなみに西村さんと大田さんは大学の同級生だよね、ついでに言えば私が見てたころよくサポートドラマーしてた三原重夫さんも。)

 

グラファンの思い出話、おっかしかった。そもそもは西村さんとバンドメンバーがどういう関係かという紹介で、グラファンのことに話が及んだんだけど、西村さん「7年もバンドやってたのに2枚しかアルバム出せませんでした(笑)。なんか、1枚作ると10年ぐらい寿命が縮まるような疲労感がありましたね、何かすごい罵倒しあって(笑)」青山「若かったから(笑)」うはは。で、レコーディング中は湾岸スタジオに泊まりこんで、気が付くとピアノの下にもぐりこんで寝てたとか、朝になったら湾岸から電車乗って新宿まで通勤してた、とか。青山「職場、結構近かったんすよね」西村「あ、そうそう。で、昼休みにいっしょにレコファン行って、レコード買ったりしてたよね…(笑)。しょっちゅう会ってんのに、何も昼休みまで会わんでも…(笑)。でもそのときにずいぶん青山くんに変な音楽教えてもらいましたよ」青山「いやいや」…ああ、おかしー。青山青年と西村青年、会社の昼休みに連れ立ってレコード屋行ってたのか…仲良しじゃん!かわいー(笑)。

 

あと、「この辺(下北沢)はしょっちゅうウロウロしてましたね」という話も。大田さんが「今日ひっさびさに楽器持って電車に乗って来たら、明大前の駅でキーボードかついだ伊藤くんに会って(笑)で、下北沢に着いたら青山に会って(笑)。三人で坂上って来ましたよ、『青山とこんなもの持って歩くのも久しぶりやのー』とか言いながら」青山「しかも、ソフトケースがそのころと同じ(笑)」西村「えっ、まだあれ使ってるの?ベースは何本も買い替えてるくせに…」苦笑しつつうなずく大田さん。おかしー。「犬のウンコがそばにある電柱にベースを置く平気さが信じれん」という話も西村さんからあったな、大田さんは、そんなことあったっけ?と言ってたケド。

 

そして最後の最後、青山さんがかましてくれたボケ(もちろん天然)も最高でした。ラストの「海豚の歌うとき」を終えても鳴り止まない拍手に、西村さんがもう一度メンバーを呼び入れて、再度アンコールに応えてくれたときのこと。「じゃあ、『ウォーターメロン砦』をもう一回やります」と西村さんが言って、各メンバーが軽く音出し、青山さんもギターで軽くフレーズを撫でたりしていた、あ~うっとり~、ん、でも、それは…?ふと気付いた西村さんや大田さんが「それじゃない、それじゃない(笑)」青山さんが弾いてたフレーズは、「キッチン・ミュージック」でした(笑)!もー青山さん天然すぎておかしい。しかも、ちょっと間をおいて「でも途中まで同じだよ」ってさりげにニヤニヤしてるし(笑)。

 

あー他にももっとあったんだけど、この辺で。西村さんと青山さんと大田さんのあいだにある、ゆるくて心地よい友情がにじみ出るようなMC。また西村さんのキャラがのほほんとしてて、ほんとにいい感じなんだよねー。

 

しかし。ここまでたくさん記事書いても、まだまだ言い足りないような気がする。ほんとにブッ倒れちゃったんだな、私。というわけで、もしかしたら続く、かも。もういいですか…。