月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ジャック達に恋してる

画像

これは…恋?うん、そうだと思う。夜中目が覚めて、「ジャック達」のこと考えてる自分に気付く。で、月曜のライブのこと思い返して、ドラムの音、ギターの音、ベースの音、どんだけカッコよかったか、ってぼーっとする…。さらに寝付けないまま『MY BEAUTIFUL GIRL』の曲を順ぐりに脳内再生。そんなことしてるあいだに外は白んできて、新聞配達のバイクの音だよ。これが恋でなくて、なんだろう。ダメなんだよホント私、ライブでヤラレちゃうとさ…。

 

で寝不足ぎみの昼間には、ジャック達のたった2枚しかない作品、シングル『WHAT'S NEW LOVE SONG』とアルバム『MY BEAUTIFUL GIRL』をひたすら聴く。ダメ人間だ…。もし今、ジャック達の作品が30枚出てたら、HMVタワレコに出かけて間違いなく30枚即買いだね。そんぐらい浮かされてる、このバンドに。でも、2枚しかないからひたすら2枚を聴くのだ。

 

この感覚、何か覚えがあるなあと思ったら、大昔、グランドファーザーズを追っかけてたときだ。私がグラファンを初めて生で見たのがいつだったのか、これまた定かでないのだけれど、メトロトロンからのデビュー盤『Western-Charnande』が出るより前に、私はインディーズのオムニバス『Blue Turns To Grey』(画像は→この記事に。こんなマイナーなアナログ盤を夏子も持ってると知ったとき、私は運命を感じたよ…)と、ナゴムから出てたシングル『流れ星老人』を買って、ひたすら聴いてた。『Western-Charnande』が出てからは、この3枚ばかり、くり返し聴いてた。世の中に出てる曲の数よりも、聴きたいって気持ちの方がずっと超えちゃってるこの状態って、なんだか片思いのツラさに似てる。だから、たった2枚しかアルバムを残さなかったグランドファーザーズに関しては、私は永遠に片思いなんだけど、ね…。

 

で、話はジャック達に戻るけど。『MY BEAUTIFUL GIRL』、聴けば聴くほどいとおしい。なんだかライブ後いっそう、マイッちゃってるよ。ああ、夏秋さんのドラムのカッコよさ…(またそれか!笑)。私は根っからのメトロトロンバカなので(←バカなうえにジャンルが狭いぜ)、夏秋さんのドラムの音に反応するシナプスが他の細胞より発達してることは間違いないんだけど、それにしてもカッコいいんだよー(泣)。キハラさんののびのびしたギターにも、ホントにしびれる。でもたぶん、これって一色さんの曲あってのことなんだろうね。いくらミュージシャンが一流でも、曲が駄作じゃまずい料理にしかならないもん。一色さんの曲は、生まれた時点でもう最高のバンドサウンドを目指してる。曲のほうから、キンキーでイカシた演奏を求めてるんだよね。そしてそんな曲と、その期待値をはるかに超えた演奏で応えるミュージシャンが出会ったから、こんなとんでもなくカッコイイ音が生まれたんだ!ライブのときの記事にも書いたけど、「楽器が集まった音」を「バンドサウンド」にするのって、実はそう簡単じゃないと思うんだ。世の中のバンドのどんだけが、ほんとにカッコイイ「バンドサウンド」を出してるよ?

 

どの曲もそれぞれ聴きどころがあって、最高なんだけど…。やっぱり、私が最初にブッ倒れた「WHAT'S NEW LOVE SONG」と、一色さんがこのバンドを結成するきっかけになった「MY BEAUTIFUL GIRL」(そのエピソードは→ここに。すげーイイ話なんだ。って私はジャック達オタクか…)は、もうほんと涙腺決壊モノの傑作。もう何度も書いてるけど「WHAT'S NEW LOVE SONG」の間奏、それから「MY BEAUTIFUL GIRL」のギターのフレーズ、何度聴いても涙が出る。

 

一色さんの場合、そんだけじゃないんだもん、詞がよすぎてさ。

Good bye サブリナドレス

日めくりをめくればまた Foolish

Hello, What's new love song

嫌になる 呆れ返る動物

(「WHAT'S NEW LOVE SONG」)

これ読んでも何も感じない人もいるだろうけど、私は、もうほんと卒倒しちゃいそうなんだよ、一色さんの言葉づかい。「Good bye サブリナドレス」なんて歌われた日にはさ。バカでしょうがないまま大人になった人間にしかわかんない、どうしようもないせつなさが、一色さんの詞にはあるんだよね。

 

…って。またすげー長いこと書いてるし。どうしちゃったんだ、私(笑)。恋に落ちちゃったらもうしょうがない。発熱したまま生きてくしかないね。

 

*『WHAT'S NEW LOVE SONG』ジャック達