月夜のドライブ

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ブッ倒れた…「ジャック達」のライブ!

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「ジャック達」!なんてカッコイイバンドなんだ!ほんと最高!惚れたよーーーまったく。昨日ね、行ってきたんだ、ジャック達のライブ at 吉祥寺MANDA-LA2。去年、シングルを手に入れて以来ずっと見たい見たいと思い続けて、やっと願いがかなったこの日。6月に出たアルバム聴いてもちろん十分期待はしていたさ、いいに違いないってね。でも、そんなちゃちな期待が吹っ飛んじゃうぐらい、想像以上にいいバンドだった。もう大好きだーーーー!!
(惚れた相手に書くラブレターだからね、以下、長いっすよ)

 

『ロッカバラッド・クロック・パーティー』と題されたライブ、私が着いたのは開場後だったけど平日のせいかまだ人はまばら。それではと、夏秋さんがバッチリ見えそうな前のほうに座っちゃった~♡。(←バカです。)結果的にメンバー全員がすんごいよく見えて鼻血出そうだった…。 

 

最初は対バンの「ホモサピ」。ぞろぞろと6人出てきたけどメンバーはどうも4人らしく、あとで「新メンバーです」と紹介された2人は、「新メンバー」という名のVJユニットなんだって(笑)。ステージ右端のスクリーン(というか、マイクスタンドにガムテで取りつけた白布)に、プロジェクターでビデオ映像(Voの池田爆発郎さんがアニメの専門家らしい)を投影しつつのパフォーマンス。音はね、ひとことで言えばちょっと歪んだ自我歌謡ロック(?)。そのビデオ映像もまさしくシュールで、あー80年代にこういうバンド、いっぱいいたよなーーー。でも今は珍しいかも。「等身大」なんて言葉の中でぬくぬくしてるアーティストよりは、そのカッコワルさも含めてずっと潔いと、私なんかは思っちゃう。

 

ホモサピの演奏が1時間ぐらいあって、セッティング替え。っていうか、メンバー自ら思いきり準備してますよ!あー夏秋さんが激・近距離に…クラクラ。(こんな狭いライブハウスでもないと、ドラムってまず遠いもんね。)それにしても。この4人、写真見ててもそう思ったけど、ナマで見るといっそう、相当ヘンなたたずまいですよ。Voの一色さんは、ついこのあいだ50歳の誕生日を迎えたばかりのおじさんなのだけれど(フロントマンが50代ってイカスよね!)、その他の3人が3人とも、一色さんよりは若いのは事実としても、それにしても見た目若っかいんだよ!一色さん、どこからこんなイイ男たちかっさらってきたの?って感じ。何か裏でイケナイ誘惑でもしてるんじゃないかと思うぐらい…。いや、イケナイ魅力、マジで発してるんだよね、一色さんの書く曲が。だからこんなミュージシャンが集まったんだよね。一色さんの曲の魅力に、誰よりもまずメンバーたちがマイッてるんだと思う。だからこんな演奏ができるんだと思う。

 

そう、見た目は奇妙なバンドでも、いったん音出したらクソカッコイイーーーーッ!!もちろん私はキハラGGP宙(ヒロム)さんのギターも、福島P幹夫さんのベースも、一色さんの歌さえも、ナマで聴いたのは初めてという初心者ぶりなんだけど、ああ、ほんとにいいバンドだーーー。あのさ、キハラさんのギター!カッコイイ!っていうか、キハラさん、カッコイイ!(←またそれかよ!)ひょろろ~んとしたその辺のフリーターの兄ちゃんみたいな風情なのに、ガッツのある弾きっぷり、そしてギターという楽器が放つフレーズの甘美さを知っているギタリスト。アーンド、ときどきクレイジーにぶち切れちゃうのも超・私好み。見てるだけでおっかしー。ツボすぎます…!ギャグぶちかましまくりの一色さんを脇から冷めた視線で温かく(冷めた視線で温かくってヘンだね、でもそんな感じで)見ている、そのクールな存在感そのままにバンドをしっかり支える福島P幹夫さんのベースも頼もしい。そそそそして。夏秋さんのドラム。今さら言うまでもないけど、マジ参りました…。カッコイイよーーーー(泣)!!編成がシンプルなだけに、ドラムの存在感がすげー。淡々と、メチャイカすドラムを叩く痩身ドラマー夏秋さん、カッコよすぎ!もーほんとドラムの音だけで気失うかと思った…。たしか一色さん自身が「いいバンドにはいいドラマーがいる」発言をどこかでされてたと思うけど、まさしくそう!ああ、こんないいドラマーといいギタリストといいベーシストが、一色さんの曲を鳴らしてるんだもん、悪いわけないよね…。

 

って、曲聴いてじーんとしてるでしょ、すると曲間にもれなく、その雰囲気を自らブチ壊す一色さんのMCだよ!自爆ロッカー現る!いや噂には聞いてましたが、おかしーーー。「みなさんもうCDは買ってくれましたか?」はーい、と客席から反応、「あのね、みんなが持ってるのはそれ右チャンネルだから。今日売ってるのが左チャンネル、両方揃えて完成バージョンになります。」あははは。「次の予定は、9月14日に難波ベアーズなんですが、その前に、『9.11』。選挙に勝たなきゃいけないんで。あれだね、やっぱり“郵政…、イエス。I Say No。”」…ビートルズか(笑)!そのあとギターであのピーヨンってフレーズ弾こうとするも弾けないでいた…。自然体な喋りが多い昨今のMC事情の中で、このネタ仕込みまくりの喋りは貴重だ~!そのあいだ、「しょーがねえなあ」って感じで各自楽器の調整なんかしてる、他3名のメンバーの愛ある無関心ぶりもイイ!

 

その爆笑MCから一気に夏秋さんのカウントが入ってくる、曲始まりのカッコよさったらないんだよ。背筋をとんでもない快感が駆け抜ける。なんだよ、このバンドー(興奮)!私をどうするつもりなんだー(泣)!ああ、バンドサウンドって、こういうことを言うんだよね。どんなに楽器が上手くても、どんなに音楽が好きでも、ただ集まって音を出してるだけでは、せいぜい歌の「伴奏」にしかならないんだ。そこに、言葉では説明できない「何か」が加わって、音は、バンドサウンドと呼べるものになるんだよね。そんなバンドの音が、大好き!たまらなく好き!

 

昨日特にグッとキたのは、「みみずく」。アルバムでは、ライオンメリーさんのピアノをフィーチュアしたアコースティックで深閑とした印象の曲なんだけど、この日は轟音ギター×2のプレイでものすごいことになってた。ヤ・ヤバい…。白状しますと私、(今まで見たこともないくせになぜか)一色さんにはあんまりギター弾くイメージ持ってなかったのですが、サイケデリックなギターでソロいっぱいとってました!ツインギターのカッコよさ堪能…。えーん(泣)。(←もはやなんで泣いてるのかも不明。)あとはね、「MY BEAUTIFUL GIRL」、それから何といってもアンコールで演った「WHAT'S NEW LOVE SONG」。この2曲はもう、CDの時点ですでに私の「永遠の名曲」指定になってますが、ライブで演奏されるこの曲たちもメチャ泣けた。「MY BEAUTIFUL GIRL」のギターを、「WHAT'S NEW LOVE SONG」の間奏のドラムを、ナマで聴けるなんて…ほんと涙こぼれそう。

 

何しろアルバムデビューしたばかりのバンドだからね、持ち歌はアルバムの11曲+新曲2曲、それでおしまい。足りない!圧倒的に足りないーーー!もっと聴きたい、いつまでも聴いていたいよ、ジャック達のサウンド。一色さん、バンバンいやになるぐらい曲書いて、どんどん私たちに届けて!ソロライブも演ってーーー!

 

現在進行形のバンドのナマ音にこんだけ昂揚したのって、ムーンライダーズカーネーショングランドファーザーズ以来じゃないかなって思うぐらい、衝撃的だった…。カッコいい!何度言っても足りない!そういうわけで「ジャック達」カテゴリー作ってみました。そんなに記事ねーよ(笑)。ま、いいか。ほんとは「夏秋文尚」カテゴリー作りたいぐらいだけど、それはガマン。(←大バカ)

 

最後にセットリスト。たぶん、こんな感じでした。

 

PICNIC FAMILY
STRANGE MOVE(変な引越し)
EASTEND JUKEBOX
月光
オンボロ(新曲)
I KNOW, SHE KNOWS
みみずく
恋はこりごり
MOTORCYCLE JUSTICE
MY BEAUTIFUL GIRL
地球はまわる

(アンコール)
ロッカバラッド・クロック(新曲)
WHAT'S NEW LOVE SONG

 

しかしクソ長い記事だ…。スミマセン。でも、好きなんだもん。