2年間の契約で韓国で仕事をしている弟が一時帰国したので、実家の父と弟と、私たちとで落ち合って、夕食を共にする。私と2歳違いの弟はとてもマメな人間で、今回も、私たち一人ひとりにきちんとお土産を買ってきてくれているのが相変わらずだ。3歳児にはコリアンエアーの飛行機や空港車両のミニカーセット。5歳児にはチマチョゴリを着たリカちゃん風人形。オットには韓国で今一番流行っているという女性アーティストのCD。そして、私にはこれだ。「13歳のハローワーク」韓国版。へええ韓国でも出版されてるんだ。
これをお土産にくれるという感覚がすごくおもしろいのだけど、もう30年以上も兄弟をやっている私にはよくわかる。なんというか、弟はそういう人なのだ。私が学生の頃、誕生日に「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」をプレゼントしてくれたこともあったなあ。そして私は弟の誕生日にレッド・ツェッペリンのブートレグを贈ったりしていた。なんというか、私たちはそういう兄弟なのだ。