はぁ…(熱)。音楽にあまり時間割けない日々が続いてるせいで、これもずっと未開封のままでいて。でも、ほんとは聴いてる場合じゃないんだけど、聴いちゃった。ここに書いてる場合でもないんだけど、書いちゃう。はぁ…。あらためて、やっぱり、いいなー。「ジャックとしのぶとしょうこ達」。すごくいい。とんでもなくいい。
何がって、やっぱりこの粗さ、乱暴さ。大人しく型にはまるなんてことどうしてもできなくて、ステロタイプなきまりごとなんかゴミ箱に蹴りこんで、どっか破綻してても、どうしようもなく粗雑でも、激しい衝動のまま走りきるほうを選ぶ自由な5人。祥子さんは、とにかく今、これをやりたかったんだなー…。
ライブのときもそう思ったけど、「TRUE ROMANCE」のカッコよさが尋常じゃない。このイントロで鳴る楽器の音に鳥肌立たない人はロック聴くのやめたほうがいいな。重たく激しいツインドラム。あきれるほど凄まじいツインギター。底知れない強靭さでうねるベース。緻密なマーケティングの成果でも、会議室で生まれたアイデア商品でもない、ほんとうの、そしてただの「ロック」が、ここで鳴ってる。所謂ロックバンドはそれこそ今世の中に飽きるほどあるけど、こんな壊滅的にロックな音が鳴るバンド、ちょっとないよな…。まじカッコよすぎる。そしてこの自由な地平で伸びやかに翼を拡げる祥子さんのボーカル。最高。
ロックだね。これこそがロックでしょ。リクツじゃないそれが、鳴りまくってる。ホールを破壊しそうな勢いでうなりをあげてる。たまらなくうれしくなる。
ライブのときの記事はコチラ。
*『Live At The SHIBUYA-AX』 SYOKO SUZUKI WITH JACK-TATI & SHINOBU KAWAI