月夜のドライブ

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春の嵐の後ろ姿

画像ふはー。それにしても嵐吹き荒れた4月を思い返してはタメイキ。アートポートとThe SUZUKIを観たエイプリルフールがものすごく遠い過去のようだ。4月は6回ライブに行きました。数字自体は大したことないけど、子持ち主婦としては大変よくがんばったほう。いやがんばったのは私じゃなくて周りか…。

 

この月、ムーンライダーズ(とそのユニット)のライブが4回あったうち、私は3回(1日、15日、30日)に足を運んだのだけれど、その中で、夏秋文尚さん、矢部浩志さん、坂田学さん、という、ワタシ的には名前並べただけで失神しそうなナイス3ドラマーを見れちゃったのがすごい。シアワセすぎ…。もちろん気付けば、本家・かしぶち哲郎さんのドラムもひと月で3回聴けたことになるから、これまたゼイタク。さらにロフトの復活シネマでは鈴木さえ子さんのドラム、最後の野音では高橋幸宏さんのドラムまで。うわははは、なんだこのメンツ、すごすぎる。私には勿体ないぐらいの伝説ドラマーの嵐であった。

 

まだあるよ。もっとスゴかったギタリストの嵐(笑)。いやほんとスゴかった。たぶんこのひと月で、ざっと25人ぐらいのギタリスト(ちょっとでもギターを持っていた人、って意味で)を見たと思う。先月私が見た人数のもっとも多い職業「ギタリスト」かもしれない(笑)。電車もふだん乗らないからサラリーマンだって月に25人も見ないもん。ま、その半分は、ゲストに次ぐゲストだった30日の野音の出演者なんだけど、それ以外を含めて、人数だけじゃなく中身が濃すぎた。

 

だってね、錦織幸也さんと宮崎裕二さんを、別々にだけど、初めて見ちゃった!タイツが現役のころにだってライブをいちども見てない私が、なんでここにきてタイツの代表ギタリストをふたりも、初めて見ることになっちゃうのか!しかも初めての光永巌さん(ベース)まで。まったく何がどうしちゃったんだろう、この4月。しかも、どのギターもどのベースも、現在形で私をブッ倒れさせるんだからマイッた…。ジャック達とシネマで観た一色進さんを加えれば、ほぼタイツ、になっちゃう。

 

それにだよ。西村哲也さんと青山陽一さんまで、これも別々にだけど、見ちゃった。さらに大田さんも見てるから、あわせワザで(笑)グランドファーザーズ。濃い…。もっと言えば、今月(というか今年になってまだ)カーネーションを見れていないのに、直枝さん大田さん+ロフトの矢部さんでムリヤリ脳内カーネーションもできあがる。さらに。青木孝明さん、青山陽一さん、西村哲也さん、夏秋文尚さん、川口義之さん、というメンバーで、ほぼグレイト・スキッフル・オートリー。伊藤隆博さんを見ていないのが惜しい!ってそういう話じゃないか…。ああ、それにしても、名前だけでごはん5杯食べれちゃいそうなこんな人たちを、全員ナマで見ちゃったんだよ。まったくアンビリーバブルな1カ月だった。

 

どこをどう切り取っても、ドキドキする。そんな4月の記憶を、缶からドロップ出して味わうように、これからゆっくり楽しもうっと。信じられないぐらいたくさんの甘美なシーンが、閉じこめられている。