月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

2006年のライブ振り返り

歳の瀬も押し迫ってきたので、やることやらないとね。というわけで、2006年に行ったライブを振り返ってみまーす。(って、まだ掃除もしてないしおせちも作ってないし年賀状も書いてないけど…。こんなことやってる場合なのか、私…。)数えてみるとこの1年間、インストアも含めて計36回のライブ参戦。平均月3回、子持ちの半主婦にしちゃまあがんばったほうか…。今年はね~、(言わなくてもおわかりかとは思うけど)ジャック達と夏秋文尚さんをよく観たよ!あーシアワセな1年だったなー…。


1月22日 青山陽一インストアライブ @新宿タワレコ
2006年一発めのライブは、なんとMy誕生日。ライブ後のサイン会で青山さんにムリヤリ「HAPPY BIRTHDAY!」と書いてもらい、勝手に祝われた気分になる(笑)。

2月5日 さねよしいさ子 @吉祥寺MANDA-LA2
いさ子さん初体験。そのスゴさにぶっ飛んだ。と同時に、サポート宍戸幸司さんのギターにも参ってしまい、割礼のアルバムまで買うことに…。「出合い」のライブ。あとこの日は、“夏秋さんのディジュリドゥー”を初体験~。

2月12日 栗コーダーカルテット @板橋区立教育科学館プラネタリウム
星空と栗コーダーカルテット。至福の体験だったなあ…。子連れだったけど…。

3月6日 ジャック達 @新宿ニューベリー
ジャック達の初ワンマン。はじめから終わりまでぜーんぶジャック達、っていうライブがどんなに私を立ち上がれなくするか。そしてニューベリーというハコの距離感がどれだけ私を崩壊させるか。シアワセすぎ…。新曲「キャンセル」のあまりのカッコよさにブッ倒れる。

3月17日 上田ケンジインストアライブ @新宿タワレコ
ウエケンさん、カッコイイなー。惚れまくる。イケナイ男についひっかかってしまう文科系女子の気分。夏のウエケンさんワンマンに行けなかったのは今でも悔しい。

4月1日 The SUZUKI、アートポート 他 @新宿FACE
「Vintage Heritage Gig Act 1」と銘打たれた、“ムーンライダーズ内別ユニット”ライブ。実はこの日、青山さんの怪隣とギリギリまで迷ってて、直前にThe SUZUKIのサポートドラマーが夏秋さんだって聞いてこっちに決めた。なかなか厳しい選択であります…。

4月2日 さねよしいさ子 @下北沢ラ・カーニャ
で~。前日に続き、うれしはずかし夏秋さん2days(はぁと)。(←バカ…) こじんまりとしたアコースティックセットながら、やはりいさ子さんの歌はタダモノではなかった。この日は、“夏秋さんのテルミン”を初体験~。

4月15日 ムーンライダーズ、シネマ、ポータブルロック @新宿ロフト
これは…すごかったね。今思えば、慶一さんがこの企画を思いついてシネマに声かけたことで、シネマは再結成のみならず来年アルバムまで出すことになっちゃったし、このライブを観ていた堂島くんとライブをすることにもなったし、もっといえばこのときのニューウェーヴな選曲の刺激がライダーズの新譜にもつながったと。いろんな意味で今年のエポックだったかも。

4月19日 the pillows @Shibuya O-EAST
私の初ピロウズ。Tシャツに首タオルでヤル気まんまん(何のヤル気なのかはわからないが…)の若者群に目を見張りつつ、ステージ上の若者ではない4人(笑)のヤンチャな演奏を楽しむ。

4月28日 ジャック達、西村哲也、若林マリ子 @吉祥寺MANDA-LA2
マリ子さんのバックをつとめていた、初めての光永巌さんと宮崎裕二さんに大コーフン。アンコールで一色さん入って微妙にタイツ再結成されちゃうし(笑)、レアで楽しかったー。子連れだったけど…。

4月30日 ムーンライダーズ @日比谷野外音楽堂
ムーンライダーズ怒涛の4月をしめくくる、ゲスト多数の野音ライブ『Vintage Moon Festival』。あの人が!あの人も!あの人まで!の息もつけない凄すぎる体験。それにしても青山さんの「BTOF」シビレたなあ…。

5月13日 ジャック達、捏造と贋作、川喜多美子 @代々木Zher the ZOO
D-DAYとTIGHTSのレコ発ライブ、だったのだけど、なぜかタイツじゃなくてジャック達(笑)。ジャック達は曲少なかったんだけど、めっちゃカッコよくてどうしようかと思った。一色さんが黙ってると本気でカッコイイバンドに見えるぜジャック達。

5月14日 須藤かよ @公園通りクラシックス
で~。またしても夢のような夏秋さん2days~(はぁと)。かよさん+ロムさん+夏秋さん、つくづくヘンテコな(ホメてます)音楽を堪能してシアワセに。

6月10日 青山陽一The SUZUKI、ハミングキッチン @下北沢CLUB Que
「怪しい隣人vol.10」。この日は最後の「Eight Miles High」(The Byrds)に尽きるなあ。アメリカンロックを心から愛する人たちの、素晴らしいカバーに震える。

6月12日 ロムチアキ 他 @吉祥寺STAR PINE'S CAFE
スタパの企画ライブ『太陽と月のメロディ』。ロムさんのほかにもおもしろいアーティストばかりでとても楽しめた。個人的には、夏秋さんと近藤さんというイイオトコ×2の並びに発熱しそうになる…(大バカ)。この日は、“夏秋さんの口琴”初体験~。

7月7日 drum'n'piano vol.1(夏秋文尚×シモシュ)@公園通りクラシックス
やーもう(熱)。夏秋さんのドラムソロがこんなに聴けるなんて(惚)。今思い出してもブッ倒れそうです…(壊)。夏秋さんのドラムの音、ほんと好きだ。このユニット、ぜひまたやってほしい。CDも出しちゃったりしてほしいなあ。

7月15日 さねよしいさ子 @こまばアゴラ劇場
「七夕音楽隊ライブ」。フシギな空間を満たす、岩下さんの映像とバンドの演奏といさ子さんの歌にうっとり。「中央高架下公園」の夏秋さんのドラムの素敵さに崩れ落ちそうになる。

7月23日 ウクレレカフェカルテット @岡本太郎美術館
悲願!念願!宿願!(←ちと大ゲサ)の、ウクレレカフェカルテット初体験~。ウルトラマンとともにウクレレを弾くロックな4名様、カッコよかったなー。一般市民の耳目はウルトラマンに集中してたけど(笑)。この日は、“夏秋さんのコメレレ”(笑)も初体験でき大満足~。

7月23日 西村哲也 @新宿ニューベリー
昼間のウクレレカフェに引き続き、一日2夏秋さん…シアワセすぎ。西村、伊藤、大田、夏秋というこのバンドはとにかく「最高」のひとこと!極上のロックサウンドにただ身を委ねるのみ。もうどうにでもしてー。

7月27日 ジャック達、トリコミ @吉祥寺MANDA-LA2
2カ月ぶりですごーく久々感のあったジャック達。このバンドの、すさまじくソリッドな演奏と、どことないB級感キャラとの落差は、過激ですらあるな…。

8月27日 ジャック達、斉藤哲夫和久井光司 @渋谷クロコダイル
この日の演奏はほんと凄かった。あまりの迫力に動けなかった…。で振り返ると、6月半ばのロムさんからここまで、じつは、夏秋さん7連発(!)でした~。私はシアワセだったけど夏秋さんは忙しくて大変な夏だったろうなー。お疲れさまでした…(と、こんなところでひっそりと言ってみる)。

9月3日 カーネーション @恵比寿リキッドルーム
「WILD FANTASY TOUR 2006」の、口火を切った東京ライブ。西池さんという最高のサポートギタリストを得てのびのびと演奏する3人、楽しそうだったなー。本編最後、まさかの「The End Of Summer」で個人的に倒れる。

10月1日 シネマ、堂島孝平 @東京キネマ倶楽部
これまたすごかったポップでキラキラな夜。こんな素晴らしい夜をプロデュースする若き堂島くんの力量に感服。最後のギター×7本はワタシ的にヤバすぎた…。

10月9日 esq  @渋谷duo music exchange
「元スタレビの三谷さん」というやわらかいイメージからはちょっと想像つかないほどの、爆裂ロックサウンドがおかしいやらすごいやら(笑)。ほーんとこのバンドカッコイイ!あ、夏秋さんや飯塚さんの外見ばっかじゃなくて、音がね、音が(笑)。

10月14日 青山陽一インストアライブ @新宿タワレコ
しみじみ、青山さんのアコギってば凄すぎです…。新譜のロックな曲をまたちがう表情で聴けて楽しかった。

10月15日 イワオの裏庭 @新宿ニューベリー
私の「恋に落ちたら指定」(=もし本気で恋に落ちたら大変なことになる相手、の意)の光永さんソロ。ああ、もう、うっとり。初めてのbossiさんの生ドラムにも当然のことながらクラッシュ寸前の衝撃を受ける。

10月25日 青山陽一 @SHIBUYA BOXX
待ってたよー、青山さんワンマン。文句なしのバンドサウンドを存分に浴びられてシアワセだったー。青山さんのソロライブ、これからもどしどしやってほしいなあ。切望。

11月4日 ハイポジ @小野梓記念講堂
大学の講堂のフリーライブで、大学生みたいな夏秋さんの姿に妙にドキドキする(笑)。もりばやしさんの歌も存在感も素敵だったなあ…。

11月12日 栗コーダーカルテットインストアライブ @山野楽器フォーリス
地元レコ屋に栗コーダーがやってくる、ヤァヤァヤァ!ってなわけでうれしく観戦。雑多な客層をものともしない彼らに、相変わらずのロック魂を感じる。

11月18日 栗コーダーカルテットインストアライブ @新宿タワレコ
いいなー好きだなー栗コーダー。でもソロライブ行けなくて悔しかった…。

11月21日 キリンジ @SHIBUYA-AX
ライブでのキリンジは、アルバムにパッケージされたものよりロックな面が出るから好き。ギター弾きまくりの高樹兄、カッコよかったー。(と、結局ギタリスト好き)

11月24日 ムーンライダーズ @C.C.Lemonホール渋谷公会堂
「30年」の歴史に寄りかかることもなく、変な余裕をかますこともなく、新人バンドのようにただ真摯に新譜の曲を演奏していくムーンライダーズ。いつもギリギリのところで「今」と格闘してるその姿が好きだ!

12月9日 カーネーション @SHIBUYA-AX
いやー凄いメンツだった。この壮絶なメンバー構成を自分たちが楽しみ、オーディエンスをも楽しませるって、はたで見るほど簡単じゃないはず。やっぱすげーなカーネーション

12月16日 西村哲也 @烏山TUBO
西村さんのアコギはどこまでもロックだった…。大田さんの図太いベースに、伊藤さんの素晴らしすぎるピアノ。小さなハコに、至福の音が降ってた。

12月24日 ジャック達 @新宿ニューベリー
このバンドは、どこまで行っちゃうんだろう。最近の演奏聴いてると、そう思って空恐ろしくなるばかり。まちがいなく、私は、こういう音を聴くために生きてる。

12月26日 メトロファルス @渋谷O-WEST
2006年最後に、念願だったメトロファルス!カッコよかった。行けてよかった。


…と、駆け足のつもりが、書きながらやっぱりいろんな思いこみあげてあちこちで立ち止まっちゃった。なんだか2006年は、シネマ再結成があったり元タイツのメンバーによるタイツナンバーの演奏がいろんな場所であったり日本ロックの30年を凝縮して見せるムーンライダーズ野音があったり、時空が歪むようなライブが多かったなあ。でもそれがすべて単なるノスタルジーとならずに、今の空気とリスナーを巻きこんで、再始動シネマや今のジャック達や今のムーンライダーズになり、2006年の音楽シーンになっているところが、何より素晴らしいと思う。

で。ごく個人的な「2006年 マイ・ベスト・ライブ」。

1. ジャック達 @新宿ニューベリー(12/24) 3月、5月、8月、と私の中で「最高のライブ」の上書きをし続けてたジャック達の、最新のライブが、私の今年のベスト。今のジャック達を観ないってこと、本当にもったいなくて、できない。あの演奏を聴くためなら、かなり多くのものを引き換えにする覚悟があるな…。
2. ムーンライダーズ @C.C.Lemonホール(11/24)
今年私が見たムーンライダーズのライブは、どれも「今」に切り込む凄まじさを持っていたけれど、ムリヤリひとつに決めるなら、やっぱりレコ発だったこれ。歴史とか関係なく、ただロックという平野で勝負するバンドの姿に惚れる。
3. さねよしいさ子 @吉祥寺MANDA-LA2(2/5) ふっと出かけたライブにこれだけの「出合い」が待っていることがあるんだ!という驚きがあまりにも大きかった。何年かかっても、遅くても、ふとたどり着くことがある。だから音楽っていとおしい。夏秋さんサポート、がキッカケだったので、彼には感謝。ミーハーもやってみるもんです(笑)。

 

ひとつひとつのライブ。その場にしか存在しない空気と時間。本当に貴すぎて胸が痛くなる。その瞬間消えてしまうけれど、永遠に消えないもの。どれだけ、どこまで、つかんでいられるかな。2007年も、よろしくね。