月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

週末はシネマとポータブルロックとムーンライダーズ

とうとう週末に迫ってきちゃったね、とんでもないライブが。ゾンビ生き返るみたいな(笑)。どうなっちゃうんだろ。いろんな意味ですげー楽しみだ。

「SHINJUKU LOFT 30TH ANNIVERSARY “ROCK OF AGES 2006”」 @新宿LOFT
出演:ムーンライダーズ / シネマ / ポータブルロック

ムーンライダーズもポータブルロックももちろん楽しみなんだけど、私としてはまさかのシネマ再結成に激しくドキドキする。松尾清憲さんと鈴木さえ子さんと一色進さんだよ?こんな名前がひとつのバンドにいたってことがすげー。しかも全然売れなかったってのもすげー。

 

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というわけで、彼らのたった1枚のアルバム、『MOTION PICTURE』を聴いてシネマ祭りだ!…とはいっても、このアルバムが発売された81年になんて中ボーの私がコレを聴いているはずもなく、もちろんずーっと後になってからの購入です。再発のCD選書。いやしかし…あらためて驚くよ、25年前にこの音って!今聴いても圧倒される、クオリティ&志の高いポップス。このオリジナルLPの発売日81年2月1日らしいんだけど(松尾清憲さん公式サイトによる)、つまりはロンバケ発売前よ。タツローさんでいえば「RIDE ON TIME」と「FOR YOU」のあいだ。ムーンライダーズでいえば「カメ万」と「マニエラ」のあいだ。そんなポップミュージック黎明期に、“ちょっと下の世代”による、こんな軽やかで完成度の高いポップスが平気な顔して存在してたって事実に驚愕するなあ。早すぎたといえば早すぎたんだろうか。

 

鈴木慶一さんプロデュースのこのアルバムでは、でもまだ、クレジットを見る限りさえ子さんや一色さんの存在感はさほどではないんだよね。一色さんが何曲かの詞を松尾さんと共作している以外は、ほぼ松尾さんの作品。(今気付いたけど「君のプリズナー」は糸井重里-鈴木慶一コンビなんだね~「いまのキミはピカピカ」コンビもしくは「花咲く乙女」コンビだ。)解散後の、さえ子さんソロや一色さん率いるタイツの楽曲の個性とクオリティ考えると、シネマでそれが発揮されていないのが嘘のよう。もしこのまま解散しないで(だってアルバム出したこの年に解散しちゃってる…)、各メンバーの作家能力がグループ内で爆発してたら、恐ろしいバンドになってただろうね~。と、想像だけはいくらでもふくらむわけだけど。

 

しかしこのCD選書、クレジットらしきものが皆無で不親切極まりない!バンドメンバーの名前さえどこにも紹介されてないんですけど…。っていうか、不案内な私にはジャケ写も誰が誰やら…松尾さん、さえ子さんはわかるけど…一番下が一色さん?真ん中は錦織さんと小滝さん?週末、ナマと見比べればいいのか(笑)?

 

ああ、ライブで何を演ってくれるんだろう。このメンバーの演奏で松尾さんが「♪乙女チックに~」なんてあの印象的なメロディ(「グッバイ・ハートブレイク」)歌い出したり、それにさえ子さんや一色さんがコーラスつけたりしたら、夢のようでブッ倒れちゃうよ…。最近はジャック達でよく見ている一色さんも、ベース弾くの見るのは初めてだし(ドキドキ)、さえ子さんのドラムもナマで見るのは初めてのような気がするし…。あー楽しみだ。あとは、間違えてロフトじゃなくFACEに行かないように気をつけなきゃ。(間違えそう…。)

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ちなみにシネマのこんなシングル盤も買ってました。アルバムより早い、80年!EP600円時代の盤ですぜ。しかしこのジャケも謎…なぜ二人…。

 

*『MOTION PICTURE』シネマ

 

(追記) あっそうだ、一色進さんがシネマの後、ジャック達の前、にやってたバンド(ややこしいね)・タイツのおそるべき2.5枚組ベスト盤『GIRLIC REPLICA』、このライブのときに販売するって!Disc1の12曲めに入っている「ハロウィン」は、元シネマの松尾清憲さん、鈴木さえ子さんも参加した名曲ーっ。卒倒しそうなぐらい大大大好きなネオアコースティック・チューン「水の惑星」(詞:一色進、曲:鈴木慶一)も入っている…うれしい(泣)。買うぞーっ。