月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

昨日のふたり

89年頃、とにかくよく見ていたバンドがグランドファーザーズだ。
このあいだ、昔のライブチケットファイルを発掘してあらためて驚いた。
彼らがホームグラウンドにしていたラ・ママはもちろん
クアトロ、エッグマン、横浜ビブレ、吉祥寺バウスシアター
チケットはないけど早稲田の学祭も行った覚えアリ。
ラ・ママ2DAYSとかクリスマスライブ(まさに12月24日)なんてチケットまである。
クリスマスイヴといえども積極的にグランドファーザーズを選んでた若かりし私。
ホント、地味~な青春の責任を青山さん西村さん大田さんに取っていただきたいくらいだ…。
明らかに彼らのせいじゃないけど。

そのグランドファーザーズのギタリストだった西村さんのソロライブが
下北沢であったので、昨日出かけてきました。
前日のNRBQウェルカムLiveの青山さんパートに、西村さんも
(さらには青木孝明さんも真城めぐみさんも…なんて贅沢な即席bandだ)
参加したと聞いていたのでもしや、と思っていたら
何曲めかで西村さんが青山さんをゲストに招き入れる展開…!
もちろん二人はグランドファーザーズ解散後も
何度も同じステージに立っている筈なんだけれど
長い音楽空白時代が(しかも何回も)あった私にとって、
ナマでのこの並びはたぶん、実に15年ぶりのこと!
ああ~もう涙が出そう倒れそう。西村さんのギター+青山さんのギター、
この二つが重なる響きは、私にとって、もう問答無用にトクベツなのだ。
願わくばエレクトリック編成でまた聞く機会があればなあ…。

新しめの曲もがんばってやります、と言いながらの
西村さんの歌はこじんまりとでも深く、
下北沢の夜に浸み込んでいく。
こんなにうつくしい曲を書いて歌う人だとは、
グランドファーザーズ時代には気付かなかった。

去年の10月赤坂で鈴木博文さん+青山さんという組み合わせにグッときて
今年の4月高田馬場で博文さん+カーネーションにガツンとやられ
5月には下北Queで青山さん+カーネーションの「Rough Mixのテーマ」に気を失いそうになり
そして昨日のこの二人の組み合わせ~。
ああもう不穏当な何かが私をユーワクしているとしか思えない!

でもね
日常の些事にまぎれて音楽から離れてしまうことも多かったりする、
そんな気まぐれな聞き方しかできない私みたいなふとどきなファンのことをも
彼らは何てことない顔で待っていてくれる。
自分だけの闘いを繰り返しながら飄々と、
そこで歌をうたい続けギターを弾き続けていてくれる。
そのことを本当にうれしいと、そのことに心から感謝したいと、
思う最近だ。


帰り、勇気を出して西村さんに
サインをいただいてしまった!きゃ~。
ミーハーは15年たっても治らないのだな。


(対バンの神森徹也さんもLampもそれぞれおもしろかったのだけど、それはまた。)