セミで思い出しちゃった。名曲。
「Semi-Detached Suburban Mr.James」by Manfred Mann。
といっても私が初めてこの曲を知ったのは
マンフレッド・マンのバージョンではなく
タツローさんがアマチュア時代に出した自主制作盤
「ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY」（72年）
の、そのまた再発盤（85年）で。
当時南青山にあった伝説のレコード屋さん
「パイド・パイパー・ハウス」がその再発盤を出していて、
田舎のコドモだった私はおそるおそる
その憧れの場所に足を踏み入れたのだ。
これと、あとはテディベアーズのベスト盤を買って、
そそくさと帰ってきたっけ。
この自主制作盤がタツローさんの
メジャーデビューのきっかけになったのは有名な話。
何でもこのアルバムを録音するときに
タツローさんが、友だちの友だちだった
はちみつぱいの本多さんにギターアンプを借りて
そのお返しにとできあがったレコードを一枚あげたんだそう。
それがはちみつぱいのベーシストの和田さんのお店に行って、
そこでかかったのを銀次が聞いて、
こりゃすごいって大滝さんに教えて、
そして、あの73年9月21日の文京公会堂で
ココナツ・バンクのバックでシュガーベイブはコーラスすることになる。
ああああコーフンする。
こういう話してるとホントごはん要らないくらいだ～。
そうやって、
人と人って
才能と才能って
つながっていくんだよね。
音って、どこまでもどこまでも響くものだ。
*「ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY」
