月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

政風会インストアライブ@新宿タワーレコード

画像政風会インストア、観てきましたー。ただし、やむない事情にて子連れだったので(トホホ…)、ひっそりめに後方観戦にて。ハハが都会へ向かう目的をちっとも理解していない9歳娘&6歳児が「ありさと同じメゾピアノの消しゴムとキャップ買って欲しいー」だの「昨日の運動会がんばったごほうびにトミカ買うー」だの主張するのに、ハイハイ…と付き合っていたら、到着はギリに。人だかりの向こうで、2名様が登場してしゃべり始めてるところに何とかすべりこむ。向かって左に博文さん、右に直枝さん、2人ともスツールに座って、アコギ抱えて。2人のしゃべりの間合いは、相変わらずなんだか微笑ましい。直枝さんがツンツンとつつくと、博文さんがモゾモゾ動く…、みたいな。

 

子ども追いかけて場所を移動したりしつつ鑑賞したセットリストは、まず「雨に濡れながら」次に「空とバケツと山百合と」。アコギ2本のシンプルなセットだけに、2人のギタープレイがぐいっと心にねじこまれる。直枝曲の「雨に濡れながら」のときは博文さんがハイフレットでの長いソロを取り、博文曲の「空とバケツと山百合と」では直枝さんのギターから渾身のフレーズが鳴り。そのミューチュアルな感じがなんだかいいなあってじんときた。そして、最後にやってくれたのが「同じ道」。これ、ライブではたぶん初めてで、聴けてすごくうれしかった。直枝さんのボーカルと博文さんのボーカルがすれ違うところ、本当にゾクッとする。

 

政風会って、音楽性やメロディや演奏がひときわ個性的なのはもちろんだけど、そんなことを口に出す必要もないぐらい、存在がもう、圧倒的。このどこまでも荒っぽく、同時に果てしなくやさしい音楽は、理屈や技術論からではなくて、鈴木博文直枝政広という、ふたりの男性の生きてきた軌跡からしか生まれないんだろうな…。

 

たった3曲にもかかわらず、大満足。フリーで、こんな素敵な時間と空間を共有できるなんて。タワレコ&スタッフの方に感謝。

 

で、発売日前日にここで新譜を買った私は「特典引換券」を持っていたので、交換してもらおうかな、と案内を待っていたら、店員さんが「引換券をお持ちの方は、この後、政風会のおふたりが直接サイン色紙をお渡ししますのでお並びください」。えええーーーっ!直接!!!!そんなことあると思ってなかったのでウレシすぎて動揺。おふたりの前に出られる姿かと今さら身だしなみチェックをしてみたり(遅)、「うれしー!」「どうしよー!」とかつぶやきまくったりして、9歳娘に大いに不審がられる。列が進むと、きゃーホントにテーブルに直枝さんと博文さんがいるぅー。直枝さんから色紙受け取って、握手まで…、あーもう、熱出てブッ倒れるー。次に博文さんとも握手してもらっちゃった…。うー、心の準備ナシにこの東京一のヤサグレ男たちとの接近は、キケンです…。あーほんとドキドキした。

 

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12月の政風会、楽しみだな。レコーディングやライブを経た今の政風会3月の月見ルで見たときより確実に、ユニットとしての強度が増し、輪郭がシャープになってきてるのがわかる。すごくいいライブになるだろうなと思う。