月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ミュージシャン・クレジットが好き

ひたすら『GIRLIC REPLICA』聴きまくる日々で、タイツ熱がジャック達熱を超えちゃいそうな勢い。困ったなー。いや誰も困んないか…。まあそんな合間にも、夏秋さんがドラム叩いてる久保田洋司さんDVD見たりしてひっそりとこまめにキャ~とかは言ってるんだけど(笑)。そして相変わらずタイツブックレットの中、ミュージシャン・クレジットの樹海をさまよう。ああ、シアワセ…。で、ちょっと脇道ね、タイツとは関係ないムダ話。

 

音楽好きな人はだいたいそうだと思うけれど(だよね?)、ミュージシャン・クレジット、ホント好きで好きでしょうがない。ミュージシャン・クレジット・フェチと言ってもいいぐらい。あーもう悶える!その割に、体系的な知識としてまったく蓄積されないのは何かの欠陥なのかもしれないけど…。しかもこのクレジット好きは昔からで、この話はよくしてるんだけど、中学生のとき大滝詠一さんのアルバムの参加ミュージシャンを、自作の一覧表にしたことがある。

 

じゃーん。

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うわははは。タテ軸がミュージシャン名、ヨコ軸がアルバム名っすね。

 

しかも…

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長げーよ!

 

手書き、切り貼りが泣ける…。横軸に大滝さんのアルバムが『Niagara Moon』(75)から『A LONG VACATION』(81)まで、11枚並んでる。『夢で逢えたら』(シリア・ポール)や、『多羅尾伴内楽團』も。たぶんコレ、『NIAGARA VOX』(81年に出たLP9枚組ボックス)を買ったときに、同梱の「All About Niagara」を参照しながら作ったんだろうな。ミュージシャン名のリストアップは『Niagara Moon』から始まってるんだけど、上からイキナリ「細野晴臣」「鈴木茂」「林立夫」「松任谷正隆」「上原裕」ですよ…鼻血出る~…。

 

これね~今眺めても結構発見があってオモシロイ。まあ、発見と呼ぶには世間一般にはどうでもいいことばっかだけど。ナイアガラにあんま縁のなさそうなかしぶち哲郎さんfromムーンライダーズ、2枚(カレンダー、楽團vol2)で叩いてるじゃん!とかね。慶一さんも2枚(楽團vol2、デビュー)に参加してるのは、はっぴいえんどの解散ステージに参加した人であることを考えればまあ納得なんだけど、意外や良明さんも同じ2枚で弾いてる!とか。そうかと思えば岡田徹さんなんか、さりげに4枚にも名を連ねてるじゃん!あとね~、今見て私がへえ~と思ったのは、光永巌さん(タイツ、メトロファルス)が4枚に参加してるんだよね。なんか意外ぃぃぃ~。まあもちろん田舎の中学生はそんなカルトなミュージシャン名、当時知ってるわけもありませんが。あと、同じくメトロファルスライオン・メリィさんが、多羅尾伴内楽團に参加したことあるとどっかで言ってたなーと、探してみるも見当たらず。と思ったら、「上田雅人」って本名で載ってました(笑)。昨年12月のジャック達のライブでメリィさんゲストだったとき、メリィさん「一色くんは唯一、いまだに僕のことを“上田くん”って呼ぶ人なんですよね」一色「呼んでねーよ!」とかいうMCもあったなー。って話がどんどんどうでもいい方向に行くなー。でもこういう話してるときがいちばんシアワセなんだよ、私。ちっちぇーシアワセだな…(苦笑)。

 

あともうひとつ、あらためてしみじみ思ったのは、アルバム発売のタームの短さと濃さ。まあ大滝さんの場合は、レコード会社との契約枚数が決まってて、それを消化するために『多羅尾伴内楽團』(インストアルバムね)なんかは作ったって話があるから、致し方ない側面の方が大きいのかもしれないけど、それにしても、75年の『ムーン』から81年の『ロンバケ』まで、たった7年で11枚だよ!(『デビュー』はベストアルバムだけど、新録も入ってる)私は最近つくづく、ムーンライダーズの最初の10年が『火の玉ボーイ』から『ドントラ』の11枚であることに、信じられない思いでいるんだけど---だってその10年の中で『ヌーベル・バーグ』も『カメ万』も『マニエラ』も『青空百景』も出してるんだよ---それを見るときと同じ、奇跡に近い感覚を抱くなあ。今のアーティストでこんな命削るような出し方してる人いないよね。昔のミュージシャンはタフだったんだなあ。だてにビール瓶投げられて生きてない。

 

さて、どうでもいい話ついでに、もひとつ。この田舎の中学生が作ったリストを見ていると、錚々たるミュージシャンの中でただひとり、11枚(*)すべてのアルバムに名を連ねてるミュージシャンがいるんだけど、それは誰だと思う? ユカリ(上原裕)さん、コマコ(駒沢裕城)さん、井上鑑さん、達郎さんあたりは、惜しいんだけど、全部じゃない。(って、私ごときに、どんなくだらないジャンルでも「惜しい」なんて言われたくないと思うけど…。)答えはコメント欄にて。引っ張るほどでもないか…。

 

*ちなみに11枚っていうのは、『Niagara Moon』(75)/『Niagara Triangle Vol.1』(76)/『Go! Go! Niagara』(76)/『Niagara CM Special Vol.1』(77)/『夢で逢えたら』シリア・ポール(77)/『多羅尾伴内楽團Vol.1』(78)/『Niagara Calendar』(78)/『多羅尾伴内楽團Vol.2』(78)/『DEBUT』(78)/『LET'S ONDO AGAIN』(78)/『A LONG VACATION』(81)