月夜のドライブ

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タイツのベスト盤『GIRLIC REPLICA』が凄すぎる

画像うっわーーー、どうしよう。ヤ・ヤバすぎるよ、コレ…。こないだのライブで購入したタイツの2.5枚組ベスト&アウトテイクアルバム『GIRLIC REPLICA』、聴いてますが。うーん、賞賛の言葉が見つからないっていうか、こんなとんでもないバンドがいたんだなあ…。おそるべきポップとロックがここにつまってる。とりあえず、これ聴かないで日本のポップとかロックを語るなんてあり得ない。ような気が確実にする。いや、わかんないけど。もうね、ここに収録されてるすべての曲ごとに、記事1本書けそうなぐらいの楽曲の濃さ。一色さんの詞とメロディは言わずもがなだけど、宮崎さんのギターとか錦織さんのギターとか泉水さんのドラムとか、凄いことになってるーーーー(泣)!他メンバーのボーカルや曲が網羅されているのも泣けるし、そのひとつひとつがまたいいんだ。さらに、力作ファミリー・ツリーが~。もうこれ見てるだけで私、5時間ぐらいは平気で過ごせます。タイツのツリーというか、思いっきりメトロファルスのツリーにもなってるのがおかしスバラシ。いずれメトロのベストでも出たら、その暁にもこれは封入されるだろう。そして、大作インナースリーヴ読みながらこのCD聴くと、私のような鈍感な耳は演奏や曲のスゴさにさらに気付かされてウレシイし、いろんな名前に反応しまくり、さまざまなエピソードに胸がキュン、もー曲と解説のあいだを行き来して大変なことになっちゃいます。他のことが手につかない。

 

またゆっくり書くけど。とにかく、すごいよ。これが3000円って、あり得ない。そんじょそこらの生半可なアルバム50枚まとまってもまったく太刀打ちできないでしょう、この中に閉じこめられた音楽には。こんなベスト盤を手にできる2006年の私たちは、タイツの音楽に当たり前には手が届きにくかった80年代や90年代のリスナーよりも、もしかしたらずっと幸福かもしれない。このベスト盤を世の中に出すために尽力してくれたすべての人に、感謝。

 

そして、これからセカンドを録音するジャック達は、こんなベストアルバムを出しちゃったタイツってバンドとも、勝負しなきゃいけないんだなあ、こりゃ大変だ。まあ、ジャック達がこの世の中で勝負すべきバンドなんて、タイツぐらいしかない気はするけどね。

 

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「GET CULT」

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