月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

プレイリスト「博文さん」

画像 はー。ヤバイです。AXで久々のムーンライダーズを見たおかげで、ムーンライダーズへの愛がめらめらと再燃してます。(って昼ドラじゃないんだから…。)まーライブがない時期も、NHK夢・音楽館」の放映や「月面讃画」DVDの発売などがあるにつけ、ひそやかにかつ勝手に『ワタシ内ムーンライダーズ祭り』で盛り上がってはいたわけですが。

 

私の使ってるPC音楽再生ソフトの中には、ずいぶん前にピックアップした「博文さん」というタイトルのプレイリストがあります。こんなの。(カッコ内は収録アルバム。)

さよならは夜明けの夢に (Istanbul Mambo)
いとこ同士 (NOUVELLES VAGUES)
工場と微笑 (マニア・マニエラ)
滑車と振子 (マニア・マニエラ)
アケガラス (青空百景)
くれない埠頭 (青空百景)
30 (AMATEUR ACADEMY)
ウルフはウルフ (ANIMAL INDEX)
駅は今、朝の中 (ANIMAL INDEX)
僕は走って灰になる (ANIMAL INDEX)
DON'T TRUST ANYONE OVER 30 (DON’T TRUST OVER THIRTY)
ボクハナク (DON’T TRUST OVER THIRTY)
何だ?この、ユーウツは!! (DON’T TRUST OVER THIRTY)
夏の日のオーガズム (シングル)
月の爪 (A.O.R.)
大寒 (B.Y.G. High School Basement 1)
ニットキャップマン外伝 (Bizarre Music For You)
僕は負けそうだ (Bizarre Music For You)
狂犬 (Bizarre Music For You)
服を脱いで、僕のために (月面讃歌)
Kissin' You Till I Die (シングル)
Flags (Dire Morons TRIBUNE)
Cheなんだかなあ (Dire Morons TRIBUNE)

「博文さん」とは名付けられているけど、基準はずいぶんいい加減。おおまかには「詞が鈴木博文さんのものの中で、私が好きなライダーズ作品」なので、曲は博文さんじゃないものもある。「さよならは夜明けの夢に」や「いとこ同士」は岡田さん曲だし、「服を脱いで、僕のために」はかしぶちさん曲だし。あと、詞は共作のものもある、「何だ?この、ユーウツは!!」「Kissin' You Till I Die」などは慶一さんとの共作。それからこのリストはわりとメロディアス好みなので、ハードめチューンの「Who's gonna die first?」や「渋谷狩猟日記」(両方とも博文さん作詞、良明さん作曲だ~!)は入ってないし、もっと言うと、この時(2年前ぐらいかなあ、作ったの)の私の嗜好はどうも80年代よりこちら側にあったみたいで、70年代モノが見事に抜け落ちてる。今だったら「モダーン・ラヴァーズ」とか「水の中のナイフ」とか「無防備都市」とか絶対入ってくるんだけど。

 

とまあこんな大ざっぱなプレイリストに、時々、浸る。ナマのムーンライダーズ(5人ではあったけど)に発熱してしまった今日も。ムーンライダーズというバンドは、慶一さんもかしぶちさんも圧倒的な詩人であることはもちろんなのだけれど、私にとってはやっぱり、鈴木博文さんの詩のあるところに、もっとも私を倒れさせるムーンライダーズらしさがあるというか。「駅は今、朝の中」「ボクハナク」「月の爪」「僕は負けそうだ」「狂犬」…。崖っぷちを背中にした乱暴なあきらめと、その底にどうしようもなく存在しているひとしずくの強く美しい思いと。もう、それを感じたら、理屈ヌキに、ダメです。胸を射抜かれてばったり倒れるしかない。聞くたび、何度でも。 とっ散らかってますね。わざわざ書くようなことでもないけれど、書いちゃった。ムーンライダーズにふれると、私、理屈がきかなくなっちゃう。銀盤に閉じこめられた音階と振動が耳元で放たれただけで、私をしあわせな混乱に陥れる、彼らの真剣な遊戯の妖しさとキケンさよ。

 

*画像ないとさびしいので「Dire Morons TRIBUNE」のときのチラシ(の写真)です。カッコイーッ!