月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

♪フッフーと♪ウラララーに失神中

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2005年最初に視聴していたのはこのムーンライダーズの「月面讃画」。って去年と同じですね。けじめも区切りも折り目もありません。1月1日の深夜にこのDVDを見ながら年賀状を「作って」いた(書くのはさらにそのあと)というダメダメな自分も変化なし。今年もこんな私ですがどうぞよろしくお願い致します。

 

「月面讃画」の中、「海辺のベンチ、鳥と夕陽」「彼女はプレイガール」の2曲は、夏のツアーではなくて、4月の日清パワーステーションのライブなんですね。なんだかもーこの映像が個人的にキちゃって、くり返し見まくってます。パリッとした白ワイシャツ姿の6人…あーもうこれだけでダメ~状態。昭和30年代の町役場職員のようなコレが、どうしてこうもカッコイイんだろう…。男性のワイシャツ姿好きな女の人ってよくいるけど私にはそういう嗜好はないので、単にムーンライダーズ好きってコトなんだろうな。ワイシャツ着てても、ロックな素性がどうにも隠せないとこがたまらない…。

 

で、もーやっぱり「歌」が!歌が良すぎて泣ける。ほーんと好きだなあ、この人たちの歌、コーラス。「海辺のベンチ、鳥と夕陽」って、ワタシ内「博文さんの曲」ランキングではそれほど上位ではなかったんだけど、このDVDで認識を新たにしました!もー博文さん+良明さん+武川さんの♪フッフー♪が~~~素敵ぃ~~~。♪ウラララー♪が~~~カッコイイぃ~~~。(って認識新たにしたのはそこですか。)もーこの♪フッフーと♪ウラララーだけで、救護室30回分ぐらい倒れちゃう…。でもさ、これってロッカーの条件だよね、吐息ひとつで100人を失神させられるって。そしてサビで襲いかかるピーク・エクスペリエンスといったら!マイクに噛みつきそうな勢いの3人の歌が、カッコよすぎー!この人たちのコーラスをバックに歌うのって、フォー・フレッシュメンと歌うのより気持ちいいんじゃないかなあ、慶一さん。

 

そして「彼女はプレイガール」もねー、ヤバイです。この曲もワタシ内「ムーンライダーズナンバー」ランキングではそれほど上位ではなかったのが、一気に駆け上がりました。(っていうかライブで歌われ演奏されると、いっそう輝くよね。なんてシアワセな曲たち。)これもやっぱり博文さん+良明さんの♪パッパー♪がよくって…。って私ヘンかな。さらになんといっても途中で慶一さんと入れ替わる、博文さんと武川さんの歌が…。よろめく。荒削りでオトコっぽいこんな魅力的なボーカルが、メインではなく隠し玉だなんて、ムーンライダーズってつくづく贅沢すぎるバンドだ。そして、これだけ幅のあるボーカリストを従えて歌えるのも、包容力のある慶一さんの声ならではの離れ業なんだと思う。

 

あとねー私のような楽器オンチにとっては、映像を見ながらだとようやく慶一さんと良明さんのツインギターぶりがあからさまにわかって、そそそうかーと感激しきりなのだ。アコースティックギターの響きの重なり、ほんとにイイよね。ムーンライダーズってほめポイントがありすぎて慶一さんのギターのことってあまり語られないけれど、やっぱり慶一さん+良明さんのツインギターあっての月組の音の厚みだし奥行きだし振幅なんだよなー、きっと。時々メンバーの様子を確認しながら(その流し目がヤバイですってば)淡々とドラムを叩くかしぶちさんの演奏も、弦の人たちを一手に支える岡田さんの色っぽいアコーディオンやピアノも、もーもーほんとに素敵。6人の演奏、何度見てもそのたび新しい魅力があふれてくる。ライブの「一回限り」感も貴重なのだけど、こうして記録されたものを何度も楽しめるのってうれしい。一回じゃもったいないぐらい魅力の宝庫なんだもん。ほんと、存在する音や映像全部出してほしいなー、全部買うから!

 

ところで、白シャツにネクタイひっつめ髪でムズカシそうな顔してギター弾く良明さん(難しくはないけどライブは大変ではあるんだろう)、すっごくキュートなんだけど誰かに似てるなーとずっと考えてたら、そうだ古賀政男だ!と思い当たった。この格好の良明さん、似てない?そう思い始めたら古賀政男にしか見えなくなってきた…。

 

*相変わらず「月面讃画」これは裏ジャケ