（主にその日のツイートを中心にまとめたものを自分メモ用にあとからアップ。2022年05月）
カムカムミニキーナ 2016年本公演
野狂～おのしのこのし～
期間 2016年07月22日(金)～07月31日(日)
会場 座・高円寺1
全席指定 一般 5,000円(税込)
作・演出：松村 武
CAST
藤田記子
八嶋智人 松村 武
吉田晋一 瀬戸さおり
福田転球 久保酎吉
田端玲実 未来
田原靖子 長谷部洋子
栄治郎 亀岡孝洋
菊川耕太郎 元尾裕介
正木航平 福久聡吾
渡邊礼
大倉杏奈 江﨑俊介
金田明秀 中田美優
北條優佳
美術：中根聡子
音楽：土屋玲子
照明：林 之弘(六工房)
音響：山下菜美子(mintAvenue inc.) 中島有城
衣裳：木村猛志(衣匠也)
舞台監督：原田譲二 小川信濃
演出助手：芹井祐文
演出補：藤條 学
票券：佐藤恭子
制作：水流あかね
7/27（水）カムカムミニキーナ『野狂』@座・高円寺。松村さんの話のメビウスの輪っぷりが相変わらず凄まじかった！進んでたはずの時間が気づいたら元の地点に戻ってて、抜けられない悪夢の無限ループみたいの、リアルに体験させられてうわわわ…と。歪むのは時間だけじゃなく空間も。あのさほど大きくもない座・高円寺の舞台がいくつもの動き回る障子で区切られて、人を隠したり現したりする度に、トランプの札をシャッフルするみたいに空間が入れ替わっていつのどこなのか訳がわからなくなる。すごい仕掛け。
あの壮大な話のさらに外側にすっとんきょうな探偵を置いたのがまた秀逸というか、恐怖と笑いが何層にも重なった話をできすぎなぐらいのホラーでまとめるのかと思ったら、さらに笑いのクリームをこてこてに塗り付ける、松村さんのクリエイティビティーのしつこさ（笑）！
今回の座長、プリタさんの360°限界を知らない野放図さは、もう“ひとりホラー”と言っていい、ほんとすごい。『スワン・ダイブ』のときに続いてのプリタさんと転球さんのカップルの破壊力もすさまじく、なぜだかムダに元気出るー！あの二人、ずっと見ていたいわぁ…。
あと今回若手メンバーの存在感が増してるなって感じた。いつもだと古参の上手さとパワフルさが飛び抜けて見えるんだけど、今回の『野狂』は若手もそれぞれの役柄で見事にしっくりきてて遜色なかった。登場人物みんなが端々までリアルに生きてる感があったなー。
