(主にその日のツイートを中心にまとめたものを自分メモ用にあとからアップ。2022年05月)
ナイロン100℃ 43rd SESSION
消失
2015年12月5日 (土) ~2015年12月27日 (日)
下北沢 本多劇場
全席指定:6,900円
作・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:大倉孝二 / みのすけ / 犬山イヌコ / 三宅弘城 / 松永玲子 / 八嶋智人2004~2005年に上演された『消失』を
ナイロン100℃ 43rd SESSIONとして2015年12月に再演いたします。
初演と同じく出演は、劇団員の大倉孝二、みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、
松永玲子、そして客演に八嶋智人を迎えます。
結成20周年記念企画として2013年に再演された『わが闇』と並んで、
KERA最高傑作との呼び声が高い本作。
善意を描くことを避けてきたKERAが、初めて"善人のみ"を登場人物に、
繊細に描き出したデストピア・スケッチ。
乞うご期待!
【12/7】
ナイロン100℃『消失』観に行ってきた。このメンツならそうだろうとは思ったけど、役者がよくてよくて、もしかするとちょっとよすぎるぐらいで、だから「異物」の八嶋さんがいたの、すごくよかった。初演観てないけどその時はどんなだったんだろう。黒い黒い八嶋さんが好きだー。そしてああいうときのやっしーはとんでもなくエロティック。本気で好きになっちゃいそうなやつ…やばい…
大倉さん以外の男優さんがみんなちっちゃいのがなんかステキよね。だからこのビジュアルもすごくキマってる。Wikiったところ、三宅さん165㎝八嶋さん164㎝みのすけさん163㎝とか!
【12/27】
ナイロン100℃『消失』千秋楽、観てきた。このあいだは最後列だったけど今日は4列目で、6人の表情、動き、仕草、細かいところまで見られて、ずーんと刺さったな…。ひとりひとりが並外れて上手い役者が、6人もひとつの舞台に集まってKERAさんの物語を紡ぐことが、つくづく奇跡だった。
あんなおとぎ話のような美しいグロテスクを、笑わせながら現出させてしまうナイロンの5人が恐ろしいし、それをおとぎ話の中に閉じこめずリアルな世界に引きずり出すのが八嶋さんの役割だったんだなあと思う。圧巻、ため息。それと三宅さん演じるドーネンが次第に壊れていく様が、最初面白おかしいだけに背筋凍るようにしんしんと怖くって。それを観念的にじゃなく緻密に表現する役者の身体能力が凄すぎる…。