月夜のドライブ

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グランドファーザーズ『流れ星老人』

しつこくグランドファーザーズネタでもう一発。だって、昨日グラファンの夢見ちゃったんだもの。なんてわかりやすいんだ私(苦笑)。残念ながら、ご本人たちが出てくる手前で目が覚めちゃったんだけどね。

 

夢はこんなふう。どこかの商店街の空きスペースに幕が張られ、パイプ椅子が並べられてイベント会場になってる。毛糸の帽子や綿入れ姿の地元のジジババが時間潰しにちらほら座ってるのに混じって、私もパイプ椅子に座って開演を待ってる。なんとこれからここでグランドファーザーズのライブがあるっていうんだよ!(笑)実はその前にグラファンの映画も上映する予定だったらしいんだけど(笑)、それは何かの都合で延期になり「上映延期」の貼り紙がしてあった。残念に思いながらも「でも、もし見始めたら、私ゼッタイ最後まで見ちゃって帰れないだろうから良かったかも~」とか、私は連れの誰かに言ってたな。でステージ(といってももちろん地続き)に設置されたマイクスタンドを見つめながら、三人が出てくるの待ち続ける私…。

 

と、ここで目が覚めちゃったんだよ!あー幻のグラファンの音を生で聴くチャンスだったのに!(笑)でも商店街のイベント会場に意外にしっくりくるよね、あのバンド。まあ最後には西村さんのクレイジーなギターが炸裂しちゃうからジジババは度肝抜かれるだろうけど。

 

画像そんな夢の中のシチュエーションにぴったりとも思えるこの曲(ムリヤリ)、「流れ星老人」。グランドファーザーズナゴムレコードから88年に出したファーストシングルです。グラファンは、87年にサクラレコードのオムニバスに参加、88年にこのナゴムのシングル、そして89年にメトロトロンからデビューアルバム『WESTERN CHARNANDE』を出しているんだよね。私は、完全にリアルタイムというわけではないけれど、その順番でグランドファーザーズの音源に出合ってる。いったいどんな情報を手にそんなレコードを買ってたのか…。そういう方面に費やす時間と情熱でテニスサークル入るなり合コンに出かけるなりしていれば、その後の人生も違っていただろうに…。

 

こないだ私が買ったグランドファーザーズのベスト盤『GOLDEN HARVEST』では、この曲が一番最後に入ってて、青山さんはライナーで「自分としてはまだあちこち未熟なところが目立って気恥ずかしいところの方が多かったりして」と書いてる。ふふ、たしかに青山さんの歌とかとっても若いナイーヴさがあって、くすぐったい感じ。その後の名曲がたくさんありすぎて、私もふだん積極的に思い出したりはしない曲だけど、聴くと必ず、最後の「♪いつも行く時は一緒に行こうね…」でたまらなくじーんとしちゃうんだよね…。それは昔も今も変わらず。大田さんが同じくライナーで「LA-MAMAのライブでこの曲になると必ずミラーボールが回ってました」って(笑)。うはは、そうだったかな。

 

そう、このシングルはドラムが鈴木秀明さんと三原重夫さんのふたり。地味めな曲だし録音が薄手なので、このテイクではダブルドラムの派手さはあまり感じないんだけど。っていうか、グランドファーザーズというバンドが一時的にでもツインドラムだったってのが面白いなあ。私は生で聴いたことがある筈なんだけど、今以上に鑑賞能力に欠けてたから、“興奮した”って記憶しかない…(悔)。そのままツインでいってたら大田さんのベースと合わせてもっととんでもない重量サウンドになってたりしたのかなー、なんて妄想も生まれたり。でも三原さんが当時のグラファンでの自分のドラムを「青山君の資質から考えると叩きすぎだったような気がする」と言ってるのも読んだことあるなー。

 

最近続けて出ているナゴムのリイシューシリーズで、「ポップスコレクション」と銘打って、グランドファーザーズカーネーションが入った盤が3月に出るという話。このB面の「イエロー・マイ・ブレイン」が入ってたら買ってみてもいいかなあ。

 

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*『流れ星老人』グランドファーザーズ