月夜のドライブ

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カモーン、クラプトン!

画像って、タイトルだけ威勢いいですけど。何しろこれまでの私の人生に、エリック・クラプトンて人、接点ゼロだったわけです。あんだけ有名な人なのに。あんだけアンプラグドとか流行ったのに。「ギターの巧いおじさん」、そんぐらいのイメージ。知らないっていうのはコワイもんで。

 

が、しかーし。そんな洋楽無知な私のとこにも、とうとうクラプトンさんやってきましたよ。ブラインド・フェイスだけど。このCD(「デラックス・エディション」とかいってすげー分厚いんだよ)、実は去年“私的スティーヴ・ウィンウッドブーム”がきたときに買ってたんだけど、聴く機会を逸してた。だって、このジャケって『名盤100選』みたいのひもとくと必ず入ってるじゃない、なんか畏れ多くてね。

 

で、どうして今聴く気になったかというと、また話が長くなるんだけど、つい最近とある曲を聴いて「すっげーカッコイイ!!」とシビレちゃって、それがクリームの「Outside Woman Blues」という曲だったのだ。今ごろクリームに目覚める女。遅っせーよ。で、あの超有名なアルバム『Disraeli Gears』(邦題『カラフル・クリーム』)をHMVで注文して今飛脚待ちってとこなんですが、「もしかして、私の初クラプトン?」と考えたら、その前にこのブラインド・フェイスを買ってたの思い出したというわけ。

 

でもってブラインド・フェイス。インナースリーヴの写真見て、「きゃー、スティーヴかっこいい~~~(はあと)!」とまず思い、「で、エリック・クラプトンはどれよ?」と探す。え…、これがそうなの?きゃー、カカカカワイイじゃん!おじさんじゃないよ!ヒゲじゃないよ!アルマーニじゃないよ!(当たり前だ。)クラプトン、45年生まれだそうだから、こんとき24歳かあ。細っそいジーパンはいて、ギターケース持って。痩身ギタリスト。やだもー、ちょっと惚れちゃうかも~。

 

スミマセン、音以外のとこにめいっぱい反応してしまいました…。いやちょっと衝撃的だったもので、若きクラプトンの姿。いやしかし、スティーヴ・ウィンウッドのボーカルは、今さら言うことでもないけど、凄いなあ。声だけ聞いたら絶対黒人だと思うものね。声質も、声の使い方も。それで、このソバカスだらけの少年みたいな(ま、実際のとこ弱冠21歳なわけだけど)ベビー・フェイスというギャップ。うー、たまらん…。ってまた音以外の感想になってるし。

 

私は洋楽オンチなうえに楽器オンチなので、クラプトンのギターがどうすごいとかよくわかんないんだけど、このアルバムは、普通にものすごくカッコイイなーと思う。「Can't Find My Way Home」とか、トラフィック的うつくしさがあって(まあスティーヴが曲書いて歌ってるんだから当たり前だけど、他の曲ではそれほどトラフィックぽさを感じない)スゴク好き~!「Well All Right」のドラムとかインプロ部分の演奏とか、イカす~!でも、“普通にものすごくカッコイイ”ぐらいじゃ、スティーヴ・ウィンウッドエリック・クラプトンも満足できなかったんだろうなということもわかるような気がする。スペンサー・デイヴィス・グループをトラフィックを、ヤードバーズをクリームを、経験してしまったミュージシャンとしては、なんかこう、破壊的なまでの衝撃がないと、ね。

 

まあ私の今日の収穫は若き日のエリック・クラプトンは激カワイかった!これに尽きますよ。そんなことに尽きちゃっていいのか。いやービックリした。…と、この記事を書いてるあいだに飛脚到着~。ちょうどHMVで「3枚買ったら3600円セール」やってる中にクリームの『Disraeli Gears』が入ってたので、ついでにもう2枚買いましたがそのうちの1枚はデレク&ザ・ドミノス。ほら、何気にクラプトンブームでしょ?まあギターのことはわからないんだけどね。今ごろ私がクリームにハマり出したりしたら、笑いつつ見守ってやってください。

 

*「BLIND FAITH」