ムーンライダーズ30周年記念ライブ@日比谷野音から帰ってきたのだけど。もうね、言うことは何もありません。ただ、ムーンライダーズにありがとうと。心から、そう言いたいだけ。
バンドメンバー以外でいえば個人的には、坂田学さんにキャ~(壊)、青山陽一さんにキャ~(惚)、直枝政広さんにキャ~(熱)、のライブでした。ね、とりりん。(←あくまでミーハーで大バカなふたり。)特に、青山さんの歌ったその曲のセレクションは、かなり私をヤバイ状態にした…。とっても意外で、でもとってもピッタリで、ああ、メロメロ…。
カメラも入っていたようなので、詳しいことを言う必要もきっとないだろうし、そもそも、すごすぎた時間の詳細をあんまり覚えてなかったりもする。
ムーンライダーズに「30周年おめでとう」と、ゲストもファンも口々に言いながら、たぶん、いちばん楽しんでたのは、そのゲストとファンだった。ゲストひとりひとりがムーンライダーズと一緒にやるときの、うれしそうな顔ったらなかったな。
宴の主役のムーンライダーズは、徹底して、ゲスト出演者とファンを楽しませてくれて。ほんとなら、逆だよねえ?
なんて懐の深いバンドなんだろう。そしてその表現は、なんて最新の場所でいつも孤高に疾走してるんだろう。
野音をいっぱいに埋めたオーディエンスのひとりひとりが、こんなにムーンライダーズを愛してるって気持ちが、好き勝手にやってるようで実はいつも人に尽くしてばかりのきみたちに、本当に届いたのならいいのだけど。
だからもう一度、ここで言わせてね。ムーンライダーズ、ありがとう、30周年おめでとう、って。
きみたちを好きでいてよかった。
『夢を見た日から/今日まで走った』