月夜のドライブ

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青山さんとBM’sの音にドキドキする『Broken Words And Music』

画像ああ、やっぱり好きだなあ、音楽が。とりわけ、なんといっても、好きだよ、青山さんの音楽。はぁ、と大きなタメ息ひとつつきながら、しみじみ思わないわけにいかない、青山陽一さんの『Broken Words And Music』。これ、いわゆる“ベスト盤”の範疇をさらっと超えちゃってる、どう考えても。2枚組の1枚めだけで1時間14分だって!2枚めが1時間だって!これで3150円って…。しかも新録が4曲も入って、初出のライブテイクが10曲も入ってるって、ほとんど「新譜」じゃん!青山さん、痩身なのに太っ腹だ…。

 

また青山さん自身のペンによる曲解説がおもしろくって、いちいちひとりで「青山さん、おかしすぎ~」とか「お腹痛ーい(笑)!」とか言いながら読み&聴き進めてしまってるという…。かなり人に怪しまれる状態。

 

邪道かなとは思いながら、昨日買ってきてまず聴いたのは2枚めの「Bonus Truck」のほう。しかしすっごい内容の厚さだ…。堂島孝平くんとのコラボ曲、鈴木慶一さんとのデュエット、ってだけで、もうボーナスとしては贅沢すぎるぐらいなのに、ここに10曲のライブテイクが…。2001年のBM'sと、2004年のBM's。これがまた両方ともドキドキしてしまうような演奏で。

 

こうして青山さんの、特に「今」に地続きの歴史の一部を、あらためて一気に見せられてつくづく思うのは、なんと孤高な道を、飄々と歩いてきてる人なんだろう、ってこと。青山さんそのもの、ともいえる1枚めの「スタジオ編」を聴けばそれはもちろん明らかなんだけど、その孤高な試みを、スタジオを飛び出してライブでまでも実現しようとしてるのが、青山さんのある意味無謀な(笑)そしてとんでもなく強靭なところだ。その試みの(常に進行形の)成果ともいえる、歴代BM'sのライブ演奏には、本当に感動しちゃう。ナマでこんな演奏やってるバンド、他にないでしょ。青山陽一という人はソロアーティストだけど、同時に、最強のバンドサウンドの担い手でもあると、あらためて思う。あーもう、大好きさ!こんな音源聴いちゃうと、ほんとに25日のソロライブに行けないのがますます悔しいよーーー(泣)。

 

もーこの『Broken Words And Music』、ツッコミどころが多すぎて、3回ぐらいに分けないと書けない予感が既にしているんだけど…。今日はちょっと時間切れにてここまで。とりあえず私は、「Come And Go」のドラムに大泣きさ…。ま、それについては、人にイヤがられるほどこれから書くと思うけどね(笑)。ほんと、BM’sって、すごいバンドだ、どの時代も。青山さん自身と、その周りに集まってるミュージシャンの「音の質」の総量を思うとさ、もう気失いそうになる。日本のロックここにあり、と思うよ。

 

というわけで、まだまだ続きます。

 

*『Broken Words And Music』青山陽一