月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

ムーンライダーズファンクラブイベント @ 新代田FEVER

moonridersのファンクラブイベントが1月に新代田FEVERであったので、自分用の備忘録程度に(遅ればせながら)ちょっとだけメモ。

 

MRFTファンクラブイベント
2023年1月22日(日)
ロビー開場 15:00 (大フリーマーケット開催他)
フロア開場 16:30 開演 17:00
入場料:5,500円(税込・1ドリンク別途)

 

FEVERのロビーを15時には開場してくれて、フリーマーケットなど。私はこれには行けなかったのだけど、デッドストックのグッズなど、いろいろなお宝がたくさんあったみたい。そしてイベントは17時から。箱の中から引いた整理番号で入場、百何十番までかあったと思う。中は、前方に少しだけ椅子席設置、あとはスタンディング。メチャ混みの会場を埋めるこの人々がみんな濃いめのムーンライダーズファンなのかと思うと感慨もひとしお…。イベントの司会はおなじみほぼ日の武井さん。「背が低くて見えないよーって人がいないように、譲り合ってね~」と声をかけてくれ、そのおかげもあり終始なごんだ空気でのイベントに。

 

メンバーご入場!白井良明さんがコロナ療養期で残念ながら欠席だったのだけど、もう元気という報告もあって安心した。少し時間をかけて、岡田さんも登場。左端に陣取ってしまった私からはスピーカーに隠れて姿が見えず…でも、声からもその後の演奏からもめちゃ元気さ伝わって、ますますの復活ののろしを感じて嬉しかったなあ!

 

まずは5人のトーク。武井さんの的確なリードがさすが。昨年はたくさんのライブがあって大活躍でしたねという話から、慶一さんが、長くやってると同じ曲でもキーが違う譜面が存在するので(歌う人に合わせてキーを変えたりしてて、例えば大寒町も普段Verとあがたさんがゲストに来て歌うVerはまた違うとか)、ライブでメンバーが別々の譜面を見てて、あれっ?ってことがある、だから「今年は同じ譜面を見るのが目標だね」と(笑)。そこからですか?と武井さんにツッコまれてたけど。夏秋さんからは「ライブ当日の朝までアレンジ変更のメールが飛び交うのでびっくりする」という打ち明け話。もう慣れましたけどと。昨年クリスマスのライブは素晴らしかったですねと武井さんに言われ、何かしらの音源化があるかもという話もあったな(期待して待つ!)。あと、3月に発売されるというインプロの新譜のミックスを、今、慶一さんと良明さんと夏秋さんと優介さんとDub Master Xさんで手分けしてやっていてそれが大変だという話。データ量が膨大なので、夏秋さんはそれをダウンロードするだけで年をまたいでしまったとか。

 

あと、すでに告知されていた4月のハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2023、ムーンライダーズの出演は29(土)だと発表が。岡田さんが狭山に住んでたときの話をしてくれたのオモシロかったな。当時ミュージシャンがけっこう住んでいて、岡田さんちの隣には細野さんがいたとか。アメリカ風の、車が中まで入れる広い家で、岡田さんは車で花壇に突っ込んだことがあると(笑)。みんなが遊びに来てくれた時も、家は広いんだけど寒いから一カ所に固まってたとか。岡田さんがステージでこんなにしゃべるのを久しぶりに聞いたのでそういう意味でもうれしく楽しかった。(以前はステージのMCで岡田さんが一番よくしゃべる人だったよね。)武井さんから、岡田さんがインスタにあげてくれてる演奏動画いいですよね、という話があって会場も拍手で賛意を。みんな、リハビリメチャ応援してます~!

 

トーク後半には、フリーマーケットに出したオークション商品(良明さんのギターや『City of Love』で着用のトレーナーなど)の落札者発表&博文さんの私物・夏秋さんのシンバルなどその場で手を挙げる方式のオークションも。落札者のみなさんおめでとうございます!さらにジャンケン大会×メンバー分で、勝ち残った1人×5、の方々は楽屋招待など。ギリギリこの人数ぐらいなら可能なこういう手作り風味のイベント、ほんとにうれしくありがたいよね。ほんわかした空気のままあっというまに1時間が過ぎトーク終了。武井さんお疲れ様でした。

 

10分間休憩挟んで、ライブ。「幸宏が好きだったこの曲をやります」と慶一さんが言って1曲目は「9月の海はクラゲの海」。うん…。「白井がいないからギターをひとりで弾かないといけなくて大変だ」と慶一さんがぼやいていたけど、良明さんがいないこの5人のムーンライダーズというのもなかなかレアだったかも。しかも5人のうち、くじらさんは死線をさまようような大病から、岡田さんは骨折で歩くのもままならないような状態から、それぞれ復活してステージで演奏しているわけで、その5分の2のバイオリンとアコーディオンが今日の演奏の中でめちゃめちゃ存在感があったの、信じがたいような思いで聴いてしまった。

 

セトリはこんな。
01.9月の海はクラゲの海
02.花咲く乙女よ穴を掘れ
03.Don't trust anyone over 30
04.スカーレットの誓い
05.大寒


4曲目の「スカーレットの誓い」は、フルボーカルを夏秋さんが!慶一さん、博文さん、くじらさんが渾身の「ウンダターリターリ」(みたいな)コーラスをつけてるのもよかったなあ。思えば、CDにもなっている2018年3月のファンクラブイベント(私はそれに行っていないのだけど)もここ新代田FEVERで行われ、「スカーレットの誓い」を夏秋さんが歌ってる。2018年といえばmoonriders活動休止中で、バンドとしての活動が次にあるのかも、アルバムが出ることがあるのかもわからなかった頃。それから5年経った今、力強く始動し勢いよく活動中のムーンライダーズの中で、「正式メンバー」である夏秋さんが同じ場所で再び「スカーレットの誓い」を歌うって感慨深い…。ほんとに、ムーンライダーズ動き出してくれてありがとう!という気持ち。

 

ラストに撮影OKタイムも。最後、ちょっと前に出てきてくれた時に岡田さんのお姿もカメラに収められた!ぜひ次はフルメンバーで!


昨年のムーンライダーズのライブはいずれも大きな場所だったので、こんな狭いライブハウスで観る演奏は久しぶり。光もアングルもつくり込んだスタジオ写真がカッコイイのはもちろんのこと何でもないスナップ写真もカッコいい、みたいなカッコよさだった。それこそインプロアルバムのポストプロダクションとか忙しいことたっくさん!と思われる中、ファンクラブ向けのイベントまで企画・開催してくださってありがとうございました。2023年も走り続けるムーンライダーズにますます期待~!