『八亀トーーーク！～八と亀と鶴と人～』 @ ニュー・サンナイ

カムカムミニキーナの八嶋智人さんと亀岡孝洋さんのトークシリーズに行ってきた！や～楽しかったなー。来世のぶんぐらいまで笑った笑った！

『鶴人』記念イベント
『八亀トーーーク！～八と亀と鶴と人～』
2024年10月12日（土）18：30開演
会場：ニュー・サンナイ
出演：八嶋智人　亀岡孝洋
入場料：4,000円（ワンドリンク付き）

八嶋さんと亀岡さんのトークシリーズ、最初の2回は観ているんだけどここ最近行けてなくて（たぶんあいだの2～3回観れてない）、久しぶりの参加。場所は中野富士見町にある山内圭哉さんがオーナーの「ニュー・サンナイ」。いい具合に場末の酒場感ある、古い建物の地下のお店。

中に入るとけっこう奥行広めのステージがあっていろんなことができそうな会場。開場～開演までトニー谷とかナイスな昭和の歌謡曲がずっと流れてたんだけど、DJ、音響、照明など山内さん自らがやってくれていたらしい（入場時にDJブースにいかつい人がいるな～と思ったけどまさか山内さんご本人とは思わなかった）！あとで八嶋さんは「俺の中の乙女が唯一反応するのが山内くんと古田新太。だから見られてるって意識するとハズカシイッ♡」とずっと言ってた（笑）。

お客さんもかなり入っていざ開演。ステージ中央にサンパチマイクが一本立ってる漫才スタイルで（これはずっとそうかな？）フリートークからだったんだけど、まあ八嶋さんがしゃべるしゃべる！そして亀岡さんツッコむツッコむ！カムカムミニキーナのYouTubeで配信していたドライブ企画（ずいぶん楽しませてもらった）なども経て、八嶋さんと亀岡さんのコンビネーションにますます磨きがかかってる！

それにしても八嶋さんのおしゃべりの止まらなさは見事だなあとあらためて。つい最近八嶋さんのラジオで山崎樹範さんが言ってた「役者界初のネアカ（役者って基本ネクラなのに…）」をしみじみ感じるとともに、役者界どころか芸能界全体でも群を抜いてるんじゃないかと。私の知ってる中では唯一アンタッチャブルのザキヤマさんが匹敵すると思うけど、それでもザキヤマさんは楽屋なんかではもうちょっと静かだと聞くから、八嶋さん優勝じゃないかな…。

今日大事なイベントなのにお互い忘れ物をした（亀岡さんは携帯を忘れ、八嶋さんは衣装の上着を忘れて来て、八嶋さんはめいみさんに家の鍵預けて取りに行ってもらったと！）という話から始まったんだけど、いったん話が脇道に入ったらまあ戻ってこない（笑）。八嶋さんがすごいのは、その脇道でも躊躇なく全速力で突っ走って後ろを振り返ったりしないこと。全然本筋じゃない「痔で医者にかかった話」どんだけしてただろう（笑）！？しかも八嶋さん、その場で例えをぽんぽん思いつくスピードが速く、表現も秀逸。もちろんそれを口に出すスピードも動きにするスピードも極度に速く、滑舌もいいし動きも俊敏。「水兵長が…」とか、例えがうまいのよとにかく（これだけ聞くと何のことかわからないと思うけど）。そしてそのスピードに振り落とされずに、いちいち拾って返す亀岡さんもすごいと思う。八嶋さんへのツッコミの技術、ますます磨きがかかってるなあと感心。

あと、演劇ジャンルのコアな客ばっかりの場所でこそ通じる、八嶋さんの同業者プチディスりも大好き（笑）。今回は水曜どうでしょう（TEAM NACS）のこととか言ってて超笑った。（過去に私が聞いた中では、ジョビジョバのマギーさんのこと言ってたのもめちゃめちゃ面白かった。）愛あるディスりから八嶋さんの「大好き」がとめどなくあふれ出すのよね（笑）。

トークは四方八方に出かけたまま戻ってこず、それもまたとても面白く、当然時間なんか永遠に足りないまま、目安の時間をオーバー。あと企画モノも用意してくれてて、カムカムクイズやら、劇団創設メンバーの吉田晋一さんが台本を書いた「鶴人」漫才の披露やら。吉田さんの心もとない（笑）台本にちゃんと乗っかって、小道具も用意して熱演してたおふたりに拍手、もちろん吉田さんにも！

あっというま中のあっというま、このあっというまに比べたら他のあっというまなんてぬるいと思えるほどに時間はたちまちに過ぎ、もう終演時間。びっくりするほど笑いっぱなしだったし、みんなで乾杯したり最後に全員写真を撮ったりとアットホームで楽しかった。八嶋さんの自分も相手も楽しませずにいられない性分と、亀岡さんの特大級の包容力による、ホスピタリティにあふれたイベント。お手伝いに来てた劇団員のプリタさん、聡吾さん、めいみさん、吉田さん、佐藤恭子さん、をお見かけできたのも嬉しかった。八嶋さん、亀岡さん、みなさん、ありがとうございました！このイベントは助走のひとつで、本番は12月の劇団公演『鶴人（つるじん）』。ますます楽しみ！