月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

渾身のポップ Late 80's to 1990

忘れた頃に書いてみる“実家で発掘シリーズ”、カセットレーベル編。昔のカセットテープの話はTwitterでもしょっちゅうしてるけど、そのひとつ。オトクイの、当時の自分編集テープのカセットレーベルだけが出てきて(本体はどこへ行ったのか?)、これがまあ「渾身のポップ」とでも言いたいような私の中のPOPマキシマムが爆発してる選曲。おもしろいので載っけとこう。

 

じゃじゃん。


A面10曲、B面10曲の計20曲。やーーーマジいい曲ばっかだな!お目が高いワタクシ!まあ、ふだん私のブログやTwitterを覗いてくれてる人には、見飽きたようなあいかわらずの選曲ですが…。A面はひたすらポップに疾走していき、B面途中でメロウに傾き、ラストはせつなく漂っていく、そんな並び。いやしかしこうして見ると、ポップなサウンドとグッドメロディ、私ってそういう音楽が好きなんだなー1ミリたりとも変わらないなーと思ってしまう。

 

テキストに書き出してみました。ついでに、それぞれの曲が何年のどのアルバムに入ってるのかも調べてみた(自分がこのカセットに入れたバージョンで)。

 

【A】
01. ミッキーでGO GO GO / あがた森魚(『ミッキーオの伝説』1988.09.01)
02. 恋は底ぬけ / カーネーション(『Young Wise Men』1988.03.25)
03. 水の惑星 / タイツ(『RADIO DELICATESSEN』1988)
04. One Fine Day / メトロファルス(『Good Morning Mr.Talisman』1989.09.01)
05. 17才(カーネーション・ヴァージョン) / 森高千里(『非実力派宣言』1989.07.25)
06. 水に浮かぶダンス / 青山陽一(『SINGS WITH THE BLUEMOUNTAINS』1990.05.20)
07. トンピクレンッ子 / ムーンライダーズ(『青空百景』1982.09.25)
08. Orange Mechanic Suicide / オリジナル・ラヴ(『ORIGINAL LOVE』1988.8)
09. Drop Me a Line / 矢野顕子(『グッド・イーブニング・トウキョウ』1988.05.21)
10. Temptation Girl / BOX(『BOX POPS』1988.05.05)

【B】
01. 59番街橋の歌 / ピチカート・ファイヴ(『オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス』1985.08.21)
02. 恋のテレビジョン・エイジ / ピチカート・ファイヴ(『女王陛下のピチカート・ファイヴ』1989.07.21)
03. サニー・シャイニー・モーニング / 松尾清憲(『NO THANK YOU』1987.03.25)
04. Happy Families / 鈴木さえ子(『スタジオ・ロマンチスト』1987.06.21)
05. 虹の都へ / 高野寛(『CUE』1990.03.07)
06. Daddy Boy In The Mirror / 岡田徹(『架空映画音楽集』1988)
07. あなたとハイな午後 / グランドファーザーズ(『Western-Charnande』1989.04.01)
08. O・K、パ・ド・ドゥ / ムーンライダーズ(『青空百景』1982.09.25)
09. 午前3時のオプ / フリッパーズギター(『CAMERA TALK』1990.06.06)
10. サーフィン人生 / カーネーション(『GONG SHOW』1988.08.25)

 

 

発売日までは調べ切れていないものもあるけど、大まかに80年代後半から1990年あたりのナンバー。この中で一番新しいのが1990年6月のフリッパーズギターの『CAMERA TALK』なので、その時期あたりに作った編集テープなんだと思う。あとムーンライダーズだけ82年のアルバムからと選曲がやや古いけど、この1990年の時点(ムーンライダーズ一時活動休止中)では最新ALでも86年のドントラなので、ここだけはちょっと時が止まってるってことで。そして表記は安定のムーンライダー「ス」。この頃まだそう呼んでた。

 

自分が死ぬほど聴いたアルバムの特に好きなナンバーばっかりなので、「濃い!」と感じるのは当たり前なんだけど、それにしても87、88、89年あたりの作品の豊饒さにびっくりしてしまう。こんな曲やアルバムたちがまっさらな新譜としてレコ屋にバンバン並んでいたとは恐ろしや(まあタイツやグランドファーザーズはバンバンは並んでないけど…)。

 

ここに並んでいる曲目やアーティストを見ると、細野さんのノン・スタンダードレーベルや慶一さんの水族館レーベルやユキヒロさんとのTENTレーベルや博文さんのメトロトロンや良明さんのプロデュースや…といった活動が次世代の潮流をも生みつつあるような、世代やジャンルが交錯しながらスパークしてるような、「なんか起きてるぞ」なワクワク感もすごく感じるよね。

 

ほんとはこのカセットレーベルの曲をそのままプレイリストにしてみたかったけど、さすがにサブスクに入っていないものも多い。YouTubeに公式のアートトラック(?)があるものは以下に貼ってみよー。(YouTube公式がないものは、リンクだけこそっと貼っておく。オリジナルラヴの「Orange Mechanic Suicide」とか、インディ時代のこっちのアレンジのほうが断然カッコイイんだよー。)あとムーンライダーズは『青空百景』ないみたいだね…(apple musicには入ってるみたいだけど…)なので最近のLIVEバージョンをペタリ。どこをどう探してもなかったのが「恋は底ぬけ」カーネーション、「水の惑星」タイツ、「あなたとハイな午後」グランドファーザーズ。あんなにいい曲なのに!!!!万が一聴いたことない人はフィジカル買って聴こう。
(※以下のYouTubeリンクはもしかしたら広告入るのかも / Premiumメンバーじゃないと視聴できないのもありそうかも)

 

 

www.youtube.com


One Fine Day / メトロファルス

 

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水に浮かぶダンス / 青山陽一

 

www.youtube.com


Orange Mechanic Suicide / オリジナル・ラヴ

 

www.youtube.com


Temptation Girl / BOX

 

youtu.be


恋のテレビジョン・エイジ / ピチカート・ファイヴ

 

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んードPOPの嵐!イイ曲に次ぐイイ曲、オンパレード。ところで、この発掘した(テープ本体のない)カセットレーベル、オモテに返すと「BIRTHDAY SPECIAL」と…。誰かへのバースデープレゼント未遂だったんだろうか?(記憶ナシ)

 

【2024/09/05記】