今年の私、気づけばこんなのばっか聴いてるな…。たぶんこれも、エモとか呼ばれる音だと思うんだけど。もはやどのような経緯でこのCDにたどりついたのかも覚えていない…。でもどうしても聴きたくなって、中古を探して買ったCDなのはたしか。THE RIVERCLUBの『LONG BEFORE I REACH THE PHONE』という2006年のアルバム。“ロンドン南に位置するヘイスティングス出身の5人組。2003年に結成”だそうです。洋楽知らないくせに、どうしてこう微妙にマイナーなところに分け入っちゃうかねえ…。
でもこれ、ちゃんと日本盤が出てるんだよね(私が手に入れたのはその日本盤)。ってことは、当時このバンドの音を聴いて、海のこちら側でも「キタコレ!」って思った人がいたってことだと思う。私も試聴してすごく気に入ったのでわざわざ探して買ったわけだけど。ココに、そのPYROPIT RECORDSというレーベルのバンド紹介ページあり。
ギャンギャンうるさいぐらいに鳴るギターと、その中にけっして埋もれてしまわない自立したグッドメロディ。そのふたつがあればもう当然、好き。さらにそこに、センティメンタルな手ざわりと、どっかクールな視線と、意外にしっかりしたバンドアンサブル、という条件が揃っちゃうと、もう今の私にはどストライク!の音。
日本盤にのみ5曲のボーナス・トラック(…本編が全5曲だっていうのに!笑)が入っていて、アルバム本編のアコースティックバージョンが多いんだけど、これがまた、とてもいい。轟音に酔うだけじゃない、メロディの力やバンドとしてのよさを感じる所以は、この辺。
私にとってこのタイプの音ってチューインガム・ウィークエンドがスタートラインだと思うのだけど、今年はなぜか、この手の音が無性に聴きたくて仕方なかったな…。時代も国籍もバラバラだけど、Tellison、The Maple State、Weezer、The Get Up Kidsあたりは、その流れでココロに飛び込んできた音。その流れ…と言っても、何がどういうわけでそんな流れになったのか、自分でもいまだにまったくわからないんだけど。
このTHE RIVERCLUBというバンド、My Spaceページもあるんだけど、このアルバムの後、目立った活動をしていないみたい。すごく光るものを感じるバンドだから、新譜、聴いてみたいけどね。
http://www.myspace.com/theriverclub
そういえば、前述した、この日本盤を出してるPYROPIT RECORDSというレーベルのサイトを眺めてたら、このあいだ私がDUOにThe Troubadoursを観に行ったときにオープニングアクトをつとめてた、BRIGADEというバンドのアルバムもここから出ててびっくり。私なんか洋楽のバンドぜんぶで20個言えるかなってぐらいの知らなさなのに、よりによってそんなマイナーなところでつながられるとこっちが驚く。