月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

of MontrealとJon Brion!!

日曜の夜に熱を出した8歳男児、結局今週は病の床に臥しっぱなしで月曜から金曜までまったく学校行けず。本人がいちばんイヤだろうけど、ハハも大変だった…。呼ばれて頼まれて指示されて命令されて、悲しきフルタイム召使い。こんな生活イヤ…。あー、ここじゃないどこかに私を連れてって、ケヴィン!

 

画像というわけで(どういうわけだ)、of Montrealの最近出たリミックスEPを聴いてました。その名も『Jon Brion Remix EP』。えええーーーっ、ジョン・ブライオンがリミックスぅ~!?って、私はジョン・ブライオンあんまり知らないんですが…。プロデューサーとしてえらく有名な人で、エイミー・マンとかフィオナ・アップルとかベックとか…そうらしいですね(超聞き書き)。でも何しろ「洋楽アタック25」においてはパネルの取り方が極端にヘタな私なので、ジョン・ブライオンと言われてもそんなド真ん中のパネルが取れてるワケはありません。「んー見にくいパネルが多いようですが…これは厳しいか?」(by 児玉清


画像私がジョン・ブライオンを知ってるのは、ジェイソン・フォークナーとやっていたバンド「The GRAYS」のメンバーだった、ってところで。そこかい…。もちろん私がこのバンドを知ったのはジェイソンを好きになって以降のすごく最近のことだけど。The GRAYS、94年に『Ro Sham Bo』というアルバムを一枚出したきりすぐに解散しちゃったみたいなんだけど、このアルバムはほんっとに名盤で、よくない曲がひとつもない。13曲ぜんぶいい。ジェイソンもいい曲書いてるし、ジョン・ブライオンも、あともう2人のメンバー(Buddy Judge、Dan McCarroll)も。「こんなにみんないい曲書けていいバンドなのに、どうして解散しちゃったんだろう…?」と感想もらしたら「バンドってけっこうそういうもんだよ」と言われましたが…。(この名盤のことはまた別に書こう、ジェイソンいい歌うたってるな~。)

 

前置きが長くなったけど、その、ジェイソン・フォークナーと同じバンドやってたジョン・ブライオンが、オブ・モントリオールのリミックスを手がけた!っていうのが、ぐるりと輪がつながったようで、私をエキサイトさせる事件だった。米国パワーポップ界、と言ってしまえばそうなんだけど、アメリカ広いからねー。パワーポップと呼ばれる音楽やってる人だけで、日本の人口ぐらいいそうじゃない?その、広い広いスクランブル交差点で、好きな人がつながった驚き。

 

で、肝心の『Jon Brion Remix EP』。of Montrealの新譜『Skeletal Lamping』の中から「An Eluardian Instance」と「Gallery Piece」の2曲をリミックスしてるんだけど、特に、前者がさりげなくも新鮮だったな。元曲のエバーグリーンな魅力を、素朴にすくいとってるような。of Montrealバージョンがタフタの輝きだったら、Jon Brion Remixバージョンは木綿のパリッとした肌ざわり。ケヴィンのボーカルの魅力がよりストレートに出てるかも。まあ、素材の「An Eluardian Instance」が破格にいい曲なので、元曲を超えてる感じまではさすがに出てないかなとも思うけど…。ジャケのDavid Barnesのイラストレーションは、あいかわらずイカレ度が増してて凄いね。

 

つい最近も「別々に好きだった2人がつながった!」というのでコーフンしたことがあったような…と思ったら、UNIT 4+2(ラス・バラード)とThe Zombies(ロッド・アージェント)のときだった。