月夜のドライブ

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ソフテロのバンドライブ! ソフテロ、他『A View of Our Music Vol.8』 @ 下北沢440

ソフテロのバンド形式のライブを、初めて観てきました!めーーーっっっちゃカッコよかった!!!(今さらof今さらで申し訳ないですが!)衝撃的によかったーーー!(かなり興奮ぎみ) アルバム制作のためこの先しばらくバンドライブはないとのこと、ギリギリ観られてよかった…!

 

そもそもソフテロ、名前はもちろんずっと前から知ってたけれど、ちゃんと聴いたことがないままだったのだ…。でも最近 ①夢見る港サポでおなじみのベースのマサキ・ハサウェイさんがサポートしてるのを知って、一度バンドライブを観たいなーと思っていた ②昨年9月の武蔵小杉マッキャンズ『Singer Songwriter's Club』ソフテロさん弾き語りを初めて観て楽しかった ③今年3月にフライダーズとの対バンライブが予定されてて楽しみにしてたけど流れてしまった ④双六亭の「囲碁お見知りおきをラヂオ」にゲストで出たのを見て&聴いて「やべぇ、かっけぇ!」って本格的になってた…というような積み重ねがあり、 ⑤ソフテロさんの告知やnoteも読んで「今回のライブでしばらくバンドライブはお休み」と聞くに至って、このチャンスを逃してはならない…!と思い、予約して満を持して下北沢へGOだったのだ。

 

2025年6月18日(水)
下北沢440
『A View of Our Music Vol.8』
18:30開場/19:00開演
adv.¥3000/door.¥3500(+1D・¥600)
岡田ジョージ
工藤ちゃん
ソフテロ

 

(私事メモ)この日、午後に渋谷で仕事がひとつあったのを終えて下北沢に移動して、先日のみんみんさん復帰ライブの主催だったカレー屋さん「茄子おやじ」に行ったことなかったので遅いお昼を食べに行ってみたら、なんとそこにみんみんさんがいてビックリ(笑)。さすがミュージシャンの街…。「もしかしてソフちゃんのライブに行くんですか~!?私今晩行けないんですよー」など行き先を当てられつつ、おいしいカレーをいただいて大満足。…などのできごとがあったのち、開場時間に440へ。会場内、古いR&B曲やモータウンサウンドが流れててゴキゲン。

 

 

■対バンさん
ステージにはキーボードがセッティングされていて、細身のジャケット&パンツと黒いハットがとてもお似合いの岡田ジョージさんが一番手。美しいお声でゴージャスなピアノ弾き語り…と思っていたら、ぶっちゃけた語りが入ったり、歌詞もユーモアとせつなさを行ったり来たりで楽しい~。新所沢在住なので、と歌ったのがカバー曲“おらシントコが好きだ”だったりとか。途中MCで、音楽をつくる上で大切に思う3人が「ドビュッシー小室哲哉中森明菜」という話をされてたのだけど、小室成分は確かに感じる気がした~。(私も「Teenage Walk」と「DEPARTURES」を神曲と思ってる小室メロ好きなので…。)それにしても岡田ジョージさん、歌の中で“半世紀生きた”みたいなことをサラッと明かしていたけど、目の前のツヤツヤお肌のお姿と計算が合わないぞ…!?日本で初めて日傘をさした男、とも自己紹介してた。美しいピアノと声、そして独特のユニークな世界、とても楽しかった!

 

おふたかためはお若いシンガーソングライターの「工藤ちゃん」さん。すらっとしたクールビューティーな外見と、熱いギタープレイ、そして可愛らしい歌声にギャップがあって印象的。アンジュルムのオタクなのだそうで、どなたかの卒業公演(横アリ)と今日のライブがたまたまかぶってしまってそちらに行けないので、すごく難しいんだけど心をこめてカバーしますと言った、そのアイドルさんの卒業曲(堂島孝平さんの曲らしい)、ほんとにギターでやるモンじゃなさそうな難曲に思えたけど、弾ききって歌いきって心に残った。使い込んだアコースティックギターが勲章のように輝いて見えたな。他にも、ナイーブな感情とクールな目線が共存するようなオリジナル曲をいくつも披露。きゅんとする後味を残していった工藤ちゃんだった。

 

 

ソフテロ
さてソフテロ!初めて観るトリオ!まず立ち位置、ソフテロ石川さんだけが前方なのでなく、マサキさんとソフテロさんが左右に横並びで、真ん中後方にやべなつきさんのドラムがあるという正三角形で『あ、ホントにトリオバンドなんだー』と。で、出てきた音がめちゃくちゃカッコよくてブッ飛ぶ!!!!件の「囲碁~」動画やリハ動画とかも見ててそうだろうな~と心の準備はしてたつもりなんだけど、ナマのこのトリオの音がすさまじいカッコよさだった!やべなつきさんのドラムの音デカイし!マサキさんのベースかっけーし!ソフテロさんのギターめちゃイイ音で鳴ってるし!こんな派手な音させるトリオだと思ってなかったからちょっとビックリ…!

 

個人的な好みの問題なんだけど、スリーピースバンドってシュッとしすぎちゃってると感じることが多くて経験上自分のどストライクにはなかなかなりづらいんだけど、このソフテロトリオバンドは違った!3人なんだけど音がゴージャスに感じたなあ、メロディの豊かさ、歌の味わい、そしてソフテロさんのES-335がすんごいイイ音で鳴ってるのと、マサキさんのよく動くベースがめちゃめちゃ相性いいんだ~!って思った。「ワッツゴーインオン」のサビがある曲だったと思うけど、間奏でのギターとベースのプレイの絡みがよくてよくて鳥肌立つような感じしたよー。ソフテロさんこんなにバリバリギター弾く人のイメージなかったので意外だったんだけど、ギター超よかったなーーー。またやべなつきさんのドラムが、ひと叩きでファンタジア!みたいな、シンバル一発でごちそう!みたいな、太くてリッチな音してて最高だった。カッコいいなーーーめっちゃカッコイイバンド!

 

MCではこの3人がみんな未就学児を育ててる保護者会バンドなのでライブやりながらアルバム制作、はなかなかハードルが高く、いったんライブはお休みすることにしましたという事情を。ですよねーーー。私はだいぶ太古の記憶だけど、幼児を育てるだけでも1日48時間必要なのに、育てながら音楽活動は!超ハードモード!このシビアな現代で小さいお子さんを育てている方は全員リスペクトなので、ソフテロトリオ全面応援だわー。そーそー、坊やが迷子になる歌(「backyard」かな)とか、過去うちの息子(いまや成人)はお店ですぐにいなくなっちゃう幼児だったので超親近感…。

 

次々繰り出される楽曲は、旧曲に加えて今度のアルバムに入るかもしれない新曲もあったんだと思うけど、とにかくカッコよかった。その先述の石川さんのnoteに、石川さんが曲を作ってマサキさんとやべさんに聴いてもらって形にするというやり方ができてきた話(大意)が書かれていたんだけど、まさにこの3人が有機的に双方向にやりとりし合って組み上がってきた音楽なんだな!ってことが、演奏からスパーンと伝わってくるような気がした。バンドから湧きあがる音、というか。

note.com

 

ソフテロさんよりセットリスト>
1. ミルク
2. 明日は休み(NEW)
3. セバスチャンと苦い飴玉
4. 泣かないで
5. 月の夜
6. なんかしたい(NEW)
7. プラグミー(NEW)
8. ハリケーン
9. backyard

En. サブレ

 

(拙い写真をペタリ。ソフテロさんが客席に向かって曰く「みんな1枚は撮って帰ってください」笑)

 

はーーー。衝撃的によかった。しばらくバンドライブがないのは残念だけど、この3人がアルバムを録音して戻ってきたら、そのライブはもっとすごいことになるのでは?そのときまた観られたらいいな!アルバムもめちゃめちゃ楽しみだ!にわかファンですみません!にわかファンなのにソフテロさんとメンバーさんに「すっごいよかったですー!!!!」とハイテンションで伝えて、帰り際に親しい人みたいにわわわーっと手を振ってしまった。温かく振り返してくださってありがとうございました!

 

岡田ジョージさん、工藤ちゃん、ソフテロ、それぞれ全然違うタイプの音楽を一度に聴けてとても楽しかった下北沢の素敵な一夜。みなさんありがとうございました~。

 

【2025/06/20記】