月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

栗コーダーカルテット インストアライブ@新宿タワーレコード

画像またまた行ってきました~栗Qインストアライブ。土曜の新宿タワーレコードで14時から。私と8歳(ハイ、今日も子連れでした…)が少し前に現場に着いたときは、4名様リハ中。そのときすでにまあまあの人垣ができていたけど、本番が始まってからはさらに混んでた感じ。さすがに都会の外資系レコ屋だけあって、客層はこのあいだのフォーリスのときとはだいぶちがい、比較的(比較的、ね)若い人が多め。で私、今日は何となく位置取りが相当近くなってしまい、終始ドッキドキでした…。どこ見てても、4人の誰かと目が合っちゃいそうなキョリなんだもん…。

 

まず最初は4人ともリコーダー、の曲から。近かったので、関島さんがグレート・バス・リコーダーのキー(って言うのかな?)を押さえるアタック音も、目と耳でばっちり楽しむ。栗Qの演奏は関島さんのこの音が入るのも味で、前に栗原さんも「CMの録音なんかだとこの音を消されちゃったりするんですけど、僕たちとしてはこれが入ってないと何か足りない感じがするんですよね」というようなこと言ってたっけ。

 

そこから先はまた、4人ともいろいろ楽器を持ち替えてたなー。栗原さんは鍵盤ハーモニカ、川口さんはボーランやボンゴ、近藤さんはアコースティックギターウクレレ、関島さんはテューバ、etc,etc…。近藤さんと関島さんが曲の途中でリコーダー替えする演奏(「The Holly And The Ivy」)もあれば、栗原さんと川口さんがクルムホルンという傘の柄みたいな珍しい笛を顔を真っ赤にして吹く(栗原さん曰く「吹くのがものすごく大変で、3分ぐらいしかもたない」と…)曲もあり、ほんとにミニ楽器フェアさながら(笑)。楽しい~。

 

今日は、一般的な栗コーダーイメージを語るにピッタリの2曲「帝国のマーチ」(いわゆる「やる気のないダースベイダーのテーマ」…ですね)と「ピタゴラスイッチのオープニングテーマ」の両方を演ってた、大サービス!「帝国のマーチ」を演奏する4人を見ながらしみじみ、この人たちはコロンブスだなーと思う。“リコーダーで(ロック的なスピリットを持つ)カルテット演奏をする”ということも、“ダースベイダーのテーマをこういうふうに解釈する”ということも、彼らがこうやって形にしてしまえば、「そういう手もあるね」と思えるけど、はじめに「そういう手」を思いつくのって、じつはとんでもなく大変なことなんだよね。だって、「ダースベイダーのテーマ」という最終解を、ウクレレテューバと鍵盤ハーモニカ(たぶん「アンデス25」というやつ)とボンゴに分解するというセンスや発想、普通は持てないもん。栗Qの音楽が誰にもマネできそうでできないのは、常にこの「コロンブスの卵」が彼らの演奏の中にあるからなんだろうな。

 

…なんてことを思いながら聴くハハ(私)もあれば、ただ楽しむ子(8歳)もあり。30分強で10曲以上(フォーリスのときもたぶんそれぐらい演ってたんだね)の熱演。栗原さんのいつもながら微妙に的の外れたMC(笑)も含め、今日もすごーく楽しかったです。4名様、お疲れさまでした!

 

あと狙うは、12月のワンマンライブ@スターパインズカフェ。今回のクリスマスアルバムにも参加している、あの!ペダルスティールの駒沢裕城さんがゲストとなれば、これは行かないわけにはいかないー。ただ、私の12月というのがこれまた困ったことになっていて…なんというか、子持ち主婦としては相当チャレンジングな日々に…。うー。行きたいライブ、ひとつでも多く行けますように~…(願)。