月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

栗コーダーカルテットのライブストリーミング配信中!!(超おススメ)

画像やーもう大変!!スペースシャワーTVのサイトで、こないだの栗コーダーカルテットライブ@LIQUID ROOM ebisuの映像配信が始まっていることに夜中に気づいて、つい見始めちゃったら止まらない!おかしいやらすばらしいやらで、ついリピートリピートそしてエンドレス、やるべき仕事もほっぽらかしたまま明け方を迎えちゃいました…。オーマイゴッド。

 

サイトはココ。

『Space Shower Digital Archives X』 9/2までの限定配信なのでゼッタイ見たほうがいいよ!!もーね、最高の楽しさと最高の演奏と音楽への果てしない愛とがこのステージに詰まってる!メドレー含め6曲の演奏と、オマケでPVひとつがアップされてます。

 

で、月ドラなんで情報だけじゃ終われず、以下ついついムダに感想文を。サイトに並んでる順でね(ライブ時の演奏順とはちがうみたい)。見どころ解説…にはたぶん全然なってないと思う…。

 

1.「おじいさんの11ヶ月」

近藤研二さんの軽快なギターで始まる近藤さん曲。近藤さんカッコイイなー(はぁと)とか、栗原さんキュートだなーとかいつものように思いつつ、つい目を奪われてしまうのは後方のサポート2人(夏秋文尚さん&イトケンさん)。2人とも黙々と演奏しすぎ(笑)!もうひたすら忙しそうにいろんな楽器次から次へと弾いたり吹いたり叩いたりしてて、客のことなんか構っちゃおれん!という雰囲気。なんか昼時のラーメン屋の厨房を思い出したよ、オーダーをさばくのに忙しくて愛想なんか見せてられないって感じの(笑)。いいなあ、この職人ぶり。あーおっかしい…。

 

2.「カントリーマーチ」

カメラが撮った映像で見ると、ライブのとき遠目ではわからなかったいろんなこともわかってあらためて楽しい。あー近藤さんバンジョーも弾いてたんだ~とか、夏秋さんのセットのバスドラは普通のバスドラよりも大きい太鼓だったんだー、それをばちで叩いてたのねーとか。で、この関島さん作のゆったりしたカントリーフォーク曲、途中から入ってくる夏秋さんの大太鼓+イトケンさんのスネアの音がステキだなー。

 

3.「ご近所世界一周」

その夜中にいちばんリピートしちゃったのがこれ。だって、夏秋さんカッコイイんだもん…(熱)。どこをどうとっても栗原さんらしい、軽快さと飄々とした魅力にあふれたこの曲、ライブでは夏秋さんがスネアドラムを叩いてるんだけど、なんど見てもステキすぎて心臓止まりそうです…。ほんとに世界でいちばん好き、この音。夏秋さんの手首の動きがまたいちいちカッコよくて、もー(泣)。このしなやかな動きからあの音が出るんだなー。うう、どうしよう…(いやどうもしないけど…)。あと、このテイクは、栗原さんがちょこっとミスったあとに照れ笑いして頭をかく仕草をするまでの一部始終をとらえていてめっちゃキュート。栗原さんのこういうとこにマイッちゃってるんだよね、みんな。

 

4.「ベルニナ急行食堂」

これもリピートしまくった!だって、夏秋さんカッコイイんだもん…。これは、えらい目立つパートで夏秋さんがウクレレを弾きまくるので、ライブのときに驚いた曲。カッコイイイイーーーー!!夏秋さんがご自分の日記(リハ時の)で「緊張する曲としない曲の差が激しい」と書いていたけれど(笑)、例えばこれなんかは緊張する曲で、ドラム担当の「ご近所~」なんかは緊張しない曲だったのかな…。栗原さんのソプラノリコーダーと川口さんのアルトリコーダーの絡み、すばらしい。あとこの曲の間奏、夏秋さんのウクレレとイトケンさんのスネアと川口さんのボーランだけになるとこ、めっちゃロックだ!これをロックと言わずして何と言おう。

 

5.「アパオの海外出張」

ライブのときタイトルがイマイチわからなかった未発表曲、すっごくいいなーと思ったのコレだったんだね。そしてこの映像で注目すべきは近藤さんのラヴリィさでしょう。ライブ全編、一瞬一秒の例外もなく近藤さんはカッコイイんだけど(きっぱり)、あーほんとにカッコイイです…(倒)。ヤバいよねこれ、反則…。それにしてもいつも軽~く弾いてるから見すごしそうになるけど、近藤さんのギターの細やかさ華麗さったらない。それとこの曲、イトケンさんと夏秋さんの動きがカッコイイ!ドラマーってやっぱり特別な反射神経持ってるんだろうなー、見てるだけでうっとり。

 

6.「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章~冷たくしないで~夢の人」

ライブでは、ウクレレコーナーの最後に演奏されたメドレー。モーツァルトエルビス・プレスリービートルズのカバーということで、栗原さんが「悠久の時を超えるメドレー」と紹介し、「サポートのお2人には2曲め、現代に近いところから入っていただきます」とMCしたのが可笑しかったっけ。そうそう、これ、「夢の人」だ、夏秋さんとイトケンさんが揃ってカズー+パーカッションで大活躍だったの。この6人の緻密にしてジャンクなアンサンブル、最高!

 

と、ミーハー目線を基本に少々マニアックな視点もまじえつつ(っていうか後方に注目しすぎ…)お届けしました。こんな具合でキャーキャー言いながらなんどもリピートしてたらそりゃ夜も明けるわな…。ああ、それにしても本当にすばらしいライブだったなーーー。こうして映像を見れば見るほどその思いがこみ上げる。栗原さんや夏秋さんが「本当に楽しかった」と、このライブツアーの充実ぶりを振り返っていたのをメルマガや日記の文章で読んだけれど、そうだろうなと思う。真にアグレッシヴで同時に底ぬけに楽しいこんな音を、ライブで実現するって奇跡的なことだと思うし、そのステージを体験できてつくづく幸運だったな…。あとはこれがDVDになるのを待つのみです。なればいいんだけど。なってほしいな。なるよね?(誰に問うている)

 

9/2まで、このストリーミング視聴に私はいったいどれだけの時間を奪われちゃうんでしょう…。ほんとに栗コーダーカルテット、すばらしい。大好きだ。