月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

notes of 2008

あけましておめでとです。月ドラ4度めのお正月ですね。検索されやすいワードもなければ万人が好むようなトピックもまったくないこのBLOGに、昨年も訪れてくれた人アリガトウ!今ためしに見たら、TOPページと記事ページの合計カウンターがいつのまにか25万を超えてました。私、月ドラの過去記事よく読むのでカウンターの数字のかなりは自分自身が回してますが、それでも25万、弱小ブログには重みのある数字です。ほんとにみなさまアリガト。

 

で、2009年最初の記事は…。思いきり去年の振り返りからです。というか、ほんとは年内にエントリーしようと大晦日の夜までがんばってたのだけど、間に合わなかった…。ライブ振り返り記事やベスト・ディスク記事に入らなかった、2008年その他音トピのメモ。

 

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プログレっぽい幕開けの2008

2008年最初に買ったCDは、今思えばBRAND Xとジェネシスとクリス・スクワイア(YESのベーシスト)のソロだった。聴いてみたらどれもかなり「好き!」で、なんとなくプログレ熱再燃を予感させる幕開け。でも実際の2008年は、意外にそっちには行かなかったなー。

 

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weezerにハマる

2008年いちばん大きかったデキゴトのひとつ。まるで10代の若者みたいに、朝から晩まで聴きっぱなしだった。勢いでアルバム一気にぜんぶ揃えたのだけど、ブルーアルバムにハマりすぎて、今でもそこから先へあまり進めないでいるモラトリアムっぷり。「The World Has Turned And Left Me Here」や「In The Garage」聴くと、春ごろのあの不安定な風が吹いて心が揺らめく。

 

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ギタポでパワポオルタナでエモ

どこらへんがギタポでどこまでがパワポでどこからがオルタナか、なんて、たぶん線引きできないと思うけど…。とにかく去年の私、荒れたギターが鳴りまくってるような音楽ばかり欲しかったんだなと思う。weezerと同時進行でTeenage FanclubとかJellyfishとか。The Verveの過去アルバムもよく聴いたし、エモと呼ばれるThe Get Up Kidsなんかも。これもきっと好きだろうと踏んでDeath Cab For CutieTRAVISも聴いたりしたんだけど、タイミングの問題でハマるまではいかなかった。この辺は中途半端に追いかけたままなので、またあらためて旅したいな。

 

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遅く来たLABCRYブーム

記事としては書きそびれちゃったんだけど、2月ごろ、三沢洋紀さんのソロアルバムをきっかけに、彼がやっていたバンド・ラブクライを聴き始めたら、これがもう激しくよくってノックダウン。ディスコグラフィーを一気に買い集めて聴きまくっていた。もしリアルタイムで出合っていたら「運命のバンド」になっていたかも、と思うほど好きな詞・好きな音。(三沢さんの現バンド「LETTER」のデビューアルバムも、先行試聴の時点でブッ飛んで知人にメールしてしまうほど衝撃的だった。でも肝心の購入後、タイミングがうまく合わず聴き込めないまま…。)

 

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イギリス発のインディーな音

イギリスのインディーバンドTellisonのアルバム『Contact! Contact!』は、07年の発売じゃなければ「08年ベスト・ディスク」に入れたかったぐらい昨年よく聴いた。Tellisonと対バンをしていたつながりで知ったのが、ベストディスクに選んだThe Maple State。どちらもマイナーなバンドだけど、「あ、好きだな」っていう感触は距離を越えてピンポイント。この流れではSTAPLETONとかDartz!とかも聴いた。

 

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洋モノな気分

洋楽では他にも、The TroubadoursやJason Falknerをマメに追いかけたりした去年、気づけばCDの購入枚数、邦楽よりも洋楽のほうがずっと多かった。41年の人生でたぶんはじめてのこと。これは事件です…。MySpaceLast.fmのおかげで、私のような洋楽に疎い人間でも海外の音楽にリアルタイムでアクセスするチャンスが増えたからだと思う。

 

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ジャック達メンバー脱退&再起動

もうなんども書いているので今さら繰り返すまでもないのだけど、2008年の私にとって、音楽的にいちばん大きいできごとは、ジャック達からオリジナルメンバーのピートさんが脱退したこと、そしてその後の3人での「再起動」だった。バンドってやっぱり完成品ではありえずいつでも「現在進行形」で、ファンもつねにその現在を目撃し進行形を共にしているんだなっていう実感。再起動ジャック達のタフさ。それらは、泣きそうなぐらい貴い体験だった。

 

2008年、私のそばで鳴り続けたのは、ハードなギター、ソリッドなビート。静かなため息の底に激しさを隠し持つ、そんなバンドの音、だった気がする。どうしてもそういう音が欲しかったし、そういう音じゃないと私の中にむりやり入ってこれなかった。それがどうしてなのかもなんとなくわかってる。

 

どんな音を求めるかは、当たり前だけど、心が決めること、なんだね。理屈や論理じゃないんだなと思う。そして、2009年のことは、まだ私にもわからない。