(主にその日のツイートを中心にまとめたものを自分メモ用にあとからアップ。2022年05月)
世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#007『キネマと恋人』
シアタートラム
[東京公演]
2016/11/15(火) ~ 2016/12/4 (日)
【台本・演出】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】
妻夫木聡 緒川たまき
ともさかりえ
三上市朗 佐藤誓 橋本淳
尾方宣久 廣川三憲 村岡希美
崎山莉奈 王下貴司 仁科幸 北川結 片山敦郎
12/4、シアタートラムでKERAさんの「キネマと恋人」東京千秋楽観てきたー。芝居とか音楽とか小説とか映画とか、そんな「架空の」世界の輝きをバカみたいに信じながらちいさな毎日を暮らしてる人間にとっては、胸いっぱいで涙が出ちゃうお芝居だった。うう、KERAさん大好きだよー(泣)。
シアタートラムって私初めてだった、あの豪華キャストの芝居をあんな狭い小屋にかけてしまうってすごい。席も前の方で、ホント目の前で妻夫木さんと緒川さんがしゃべってた。今さらだけど、カッコよかったし美しかったなあ…。妻夫木さんとてもステキだった。小出恵介くんや瑛太さんや生田斗真くんを舞台で観たときも思ったけれど、テレビの中の人気者とだけ認識してた自分がまったく恥ずかしくなる、見事な役者としての力量!寅蔵の、底抜けに人の好いチャーミングな感じも妻夫木さんらしくてすごくよかった。
あと脇を固める廣川三憲さん三上市朗さん佐藤誓さんのオジサン三人衆の安心感ね!巧いわ軽妙だわ面白いわ、もうさすが。みなさん軽々と何役もこなしてらしたのも驚き!
小野寺修二さんの振付もすっごいよかった。気鋭の振付家の動きを芝居に取り込むセンスのよさはやっぱりKERAさんバツグンだなー。映像と動きと芝居の、緊密にして一瞬もよどみを感じさせない流れは(大倉さんが言ってたように)実に精度の高い芝居、プロってここまでできるのかと…。
とても心に残るお芝居。観られてよかった。