月夜のドライブ

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【あとからメモ】イデビアン・クルー『シカク』 @ にしすがも創造舎

(主にその日のツイートを中心にまとめたものを自分メモ用にあとからアップ。2022年05月)

 

イデビアン・クルー 『シカク』
10/21 (金) ~ 10/29 (土)
にしすがも創造舎
自由席     一般前売 4,000円(当日+500円)ほか

振付・演出: 井手茂太

本公演はダブルキャストにて上演します
A(女性):斉藤美音子、依田朋子、宮下今日子、福島彩子
B(男性):小山達也、中村達哉、松之木天辺、井手茂太

音楽:ASA-CHANG&巡礼
舞台監督:横尾友広
照明:齋藤茂男
音響:島猛
映像:黒川貴
衣裳:堂本教子
舞台美術:青木拓也
宣伝美術:川村格夫
制作:立川真代(days)、松嶋瑠奈(フェスティバル/トーキョー)
製作:days
共同製作:フェスティバル/トーキョー
助成:芸術文化振興基金

 

10/29日(土)13:30 Aキャスト、17:30 Bキャスト。最終日に当日券で滑り込んでABどっちも観れた、よかったー。始めて来たにしすがも創造舎は、元中学校という建物。プログラムが行われた場所はたぶん元体育館かな? 今度別の学校の仮校舎に使われるので、アートファクトリーとしては閉まるのだという話だった。

 

昼間はA女性キャストバージョン。もーなんちゅーカッコよさ!!!!イデビアンの女優さんたちはなんでああもオットコマエなのか。ほんとカッコよかった。惚れるわー。夜のBキャスト男性バージョンは、女性と同じ振付なのに全っ然印象違っててちょうおもしろかった!

 

B男性キャスト版はまず「男の人って足音大きいんだな!」っていう小さなことからもう発見&発見で。女性版と男性版とあまりに違うので、普段このダンサーたちが同じ舞台で踊ってるのが不思議というか凄いことだなあって逆に気づいちゃうような感じだった。先に女性キャスト版見ると、あの冒頭の宮下今日子さんのシーンからして男性がいったいどんな衣装でどう演ずるのか想像がつかなくて、実際男性版見たら思った以上にそのまんまだったんだけど、生まれる印象はまったく違ってておもしろかった。右手前の部屋で踊ってた斉藤美音子さんの実に特徴的な動き(大好き~)を、男性版ではゴッツゴツの松之木天辺さんがやるのも全然違っててホントおもしろかった。その動きを他の人が真似するモチーフ、女性版は羨ましさ故に見え、男性版は探究心の発露に見えたな。

 

他のダンサーさんよりも手足の短い井手さんが、追いついてないところを動きで帳尻合わせ(たり合わせなかったり)するの最高にチャーミング!そしてそんな井手さんがふととんでもなくクールでカッコよく見えるイデビアン・クルーのダンスの凄さ!ほんと井手さん天才すぎるしカッコよすぎる…。

 

ASA-CHANG&巡礼の音楽もめちゃくちゃカッコよかったー。井手さんの圧倒的にカッコよくなんともヘンな振付に負けないカッコよさ&ヘンさ。井手さんとの相性サイコウではないですか!ダンスでも音楽でも「揃って速く」何かをできることをばかり凄いと言いがちだけど、緩急の「緩」の凄さってそれよりもっと破壊力あって、イデビアン・クルーのダンスもASA-CHANG&巡礼の音楽も、じつに大胆不敵にそして攻撃的に「バラけて」「緩」いんだよなー。

 

男性版女性版、別々のイデビアン・クルーの舞台を何時間おきかで観られるなんて、考えうる限りの最高にゼイタクな一日だったなー…。ふだん絶対に使わない器官を刺激される感じ。目の前でどんどん新しい世界が開いていくのにビックリする体験だった!

 




【余談】

マチネーの入場のときに入口で八嶋さんをお見かけしたので、つい話しかけてしまった。「来週カムカムのイベント行きます」と言ったら「あぁそうなの?まあいい加減なイベントだけどねえ~!」とやっしー節。「カムカム大好きで…楽しみにしてます」に「ありがとう!」と笑顔いただきました♡しあわせ!