月夜のドライブ

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声優さんの生アフレコに魂震えた『鬼滅祭』遊郭編 @ 幕張メッセ

鬼滅の刃のアニメ3周年を記念するイベント「鬼滅祭」。土日の2日間開催のうち、16(土)が「遊郭編」17(日)が「無限列車編」とされていたのだけど、Blu-ray封入の優先申込を使おうがプレリクを使おうがまぁチケットが当たらない当たらない(さすが国民的アニメ)。ところがなんとお友だちのtさん(宇髄さん好き&声優の小西さん本人も好き)が執念で土曜のチケットを当ててくれて私も行けることに!まじですか!アニメのイベントなんて慣れてないのでドキドキだったけど、とーっても楽しかった!ざっくりキロクに残しとくー。

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鬼滅祭 ~アニメ参周年記念祭~
開催日:4/16(土)
開催時間:9:00~17:00
展示会入場
A・B・Cブロック 9:00~
D・Eブロック10:00~
F・G・Hブロック11:00~
チケット ¥7,980

鬼滅の宴(ステージ)
開場:14:00/開演15:00/終演17:00予定
会場:幕張メッセ 国際展示場 2~3ホール
出演キャスト:花江夏樹鬼頭明里下野紘松岡禎丞小西克幸
※出演者は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。

企画展示エリア
・無限列車が現地に出現!?あなたも遊郭に潜入!?アニメ「鬼滅の刃」無限列車編、遊郭編に関連する様々な展示
・無限列車編、遊郭編を中心とした、200点以上のアニメイラストを展示するイラスト画廊
・アニメ「鬼滅の刃」に関連する企業出展エリア
・ゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」特設コーナー
・日本と世界を繋ぐグローバル展示企画 など

 

<展示エリア>

鬼滅祭は、朝から観られる展示会+夕方からのステージ、という構成。当日の入場は、ステージ時の席のブロックごとに時間指定されていて、私たちは入場9時、集合8時半…幕張に8時半!?早っ!なんとか(私が少し遅刻しつつも)時間前に現地到着。待機場所は雨が降っても大丈夫な建物の中、場所もわかりやすくきっちり区切られてた。集まっている人たちは8~9割女性。時間通り9時ごろに順繰りに列になって移動を始めたけど、ここからぐるーーーーと入口までが長かった、入場できたのは9時半ごろかな?

待機1_PIC_20220416.JPG 待機2_PIC_20220416.JPG

 

荷物検査してリストバンドとクロスワードの用紙渡されて会場に入るとすぐに、天井からババーンと下げられたデカいキービの垂れ幕が視界に入り、いきなりテンション上がる!そして鬼滅祭ビジュアルのみなさまのパネルがずらりとお出迎え。カッコイイーーー!ここは撮影OKなので写真撮りまくる(この時点ではまだ入場者数もさほどでなく、朝イチ入場組いろいろとラッキーだった)。

入口天井_PIC_20220416.JPG 入口全景_PIC_20220416.JPG 煉獄さんパネル_PIC_20220416.jpg

 

まずはとるものもとりあえず一番奥の物販コーナーで整理券ゲット。(でも物販は大規模フェスぐらい受付口があったので意外にそんなに混まなかった。逆に受付口が少なくて列が長くなってたのはクロスワードパズルの景品配布場所。)物販の整理券番号が来るまでその隣の「ヒノカミ血風譚」ブースでゲーム体験。私は煉獄さん&伊之助、お友だちは義勇さん&鱗滝さんチームで対戦。ゲーム全然できないのであっというまに終わったけど(笑)画面キレイで呼吸のエフェクトも見ごたえあってちょっと欲しくなっちゃったなー。6月にNintendo Switch版が出るのと、キャラに宇髄さんも実装準備中だそう。ゲーム終わった頃には物販の番号来てたので、列に並んで、悩みつつ控えめに購入。

ヒノカミ宇髄_PIC_20220416.jpg SWITCH炭治郎.jpg

*ゲーム体験でもらった缶バッジはキャラがSwitchをやっているイラスト

 

次に、無限列車編ゾーンで、リアル無限列車に乗る(と言っても中を通り過ぎるだけだけど 笑)。当日の日付の入った切符をくれるのだけれど、列車の入り口に入るところに車掌役の人がいて、切符にハサミを入れ(“鋏痕”だ!)「切符…拝見しました…」とあのセリフを言ってくれる!列車の中には、鬼滅舞台の煉獄さんと炭治郎の衣装が展示。もっかい列に並んでこんどは魘夢の頸があったあの運転室。運転士さんが炭治郎を突いたキリも置いてあった。1時間に1回かな、汽笛が鳴り音楽とともに煙突から白い煙が…というイベントがあったり、魘夢の肉塊と写真撮れたり、いろいろなお楽しみがあって飽きない。

煉獄衣裳_PIC_20220416.JPG 炭治郎衣裳_PIC_20220416.JPG  無限列車ときょうじゅろう_PIC_20220416.JPG 無限列車車輪_PIC_20220416.JPG 運転室yoko_PIC_20220416.jpg 無限列車前から_PIC_20220416.JPG 無限列車セリフギャラリー_PIC_20220416.JPG

 

キャストサインやメインスタッフサインなども眺めつつ、イラスト展示も端から順にた~っぷり。もうありとあらゆる企業・商品とのコラボイラストが。コロナ禍の中、さまざまな業種の窮地を鬼滅コラボが助けた(ている)とも思うし、これだけの仕事が生まれればイラストを描くスタッフもたくさん必要となるわけで、仕事とお金がいい形で循環してクリエイティブとクリエイターの未来を支えていくモデルケースに、鬼滅がなってくれるといいなあ、アニメ業界全体も続くといいなあ…などと思う(ちょっとオトナな感想)。

 

遊郭編エリア、堕姫ちゃんの帯が天井にデコレーションされてたり、みんなが潜入していたお店の入り口が模されていたり。遊郭潜入エリアは列が長すぎて残念ながらあきらめたけど、展示たくさん。

遊郭編5人_PIC_20220416.JPG 京極屋_PIC_20220416.JPG 荻本屋_PIC_20220416.JPG ときと屋_PIC_20220416.JPG

 

この遊郭編エリアと無限列車編エリアのそれぞれに「1カット展」という、アニメの中の1カットだけにフォーカスした展示というのがあったのだけど、これが息をのむ凄さだったな…。無限列車編では、煉獄さんの奥義・煉獄が放たれるシーンを、詳細な解説とともに原画・Vコン・完成形とで構成したビデオで展示してくれていた。この煉獄さんのシーンは、最初からエフェクトの得意な阿部望さん原画で想定してた、とも(うろおぼえだけど確かそう書いてあった…)。もうひとつ、炭治郎と伊之助が先頭車両で魘夢の肉塊と闘うシーン、このカットはCG先行で人物の動きもCGで作ってからそれを原画に起こす、という流れを、これもCGのVコン・原画のVコン・完成形、という一連で見せてくれていたのだけど凄すぎた。遊郭編のほうも同様に2カットピックアップされてた。おなじみカット袋に入った分厚い原画の束も。はーーータメイキ&タメイキ。(この1カット展示、もう一回見たいので全集中展でも展示してくれないかな~と期待。)

 

途中で軽くお昼食べたりして、解いたクロスワードをオマケ交換する長い列(私たちより少し後に締め切られていたのですべり込みセーフ…!)に並んでいたりしたら、ぼちぼちステージの入場時間に。9時に会場入りして時間持て余すかと思ってたけどむしろ足りないぐらい!入場の遅いブロックだとこれより持ち時間が2時間少ないわけなので、ほんとにラッキーだった。

 

炭治郎着ぐるみ2_PIC_20220416.jpg 善逸着ぐるみ_PIC_20220416.jpg 伊之助着ぐるみ_PIC_20220416.JPG

 

<鬼滅の宴ステージ>

隣のホールに移動。今回、お友だちがチケを当ててくれただけでも凄いんだけど、このステージの指定席が神にもほどがある席で。ステージが目の前!うわわわわ…こんな近距離から肉眼でキャストのみなさまを観ることができてしまうのか?と打ち震えていると、客電落ちてオープニング、わーーーー!小西さんが!花江さんが!下野さんが!松岡さんが!鬼頭さんが!!!!!小西さん背高くてめちゃめちゃカッコイイし、左目の赤いメイクと台本持つ指先の黄緑と紫のネイルがバーンと目に入って、宇髄さんじゃん!と。(もちろん隣のお友だちは無事死亡。笑) キャストみんな、それぞれの柄の羽織などの衣装(伊之助のはモコモコした毛皮がついてた)。私は、全員、生で観るのは初めてー。本当にあの声が、目の前の生身の人から出ている…大感動。 この宴ステージでは、宇髄さんや炭治郎たち5人が遊郭編の闘いを振り返る…というかたちでお話が進む。導入部分を5人がやりとりしていったん捌けたあと、スタッフ(ちなみにみんな「隠」のコスチューム…凝ってる 笑)が、楽器のセッティングを運び込んできて、え?え?え?と思ってたら、Aimerちゃんサプライズ登場!!!!「残響散歌」のイントロ!!!!ぎゃーーー!!!!会場全体からも悲鳴に近いどよめきが(声出し控えめとはいえ、さすがに)上がってた。ナマAimerちゃんをこんな間近で観ることがあろうとは…!Aimerちゃんの生の歌声は迫力あってカッコよくて、でもご本人の雰囲気はふんわり可愛いくて、素敵だったなー。

 

興奮冷めやらぬまま、蝶屋敷でのコミカルなシーンから遊郭編生アフレコがスタート。大好きな、炭治郎の「いや、群がられている?捕まっ…どっちだ?」も聴けた(笑)!それにしても…「鬼滅の宴」、声優さんの生アフレコがあるのは知っていたけれど、台本を手に横並びのマイクの前に立ってしゃべるぐらいの…動きのないちょっとしたリーディングのような感じ、を想像してた。でも直前に前回の映像などを見たら声優さんがめちゃめちゃ動きながらセリフを言ってたので、どうも想像してたのと違うぞ…と思ってたら、ほんとにめちゃめちゃ動いていた!し、思ってたのの何百倍もリアルな迫真の「生アフレコ」だった!!!!今回用に台本もつくられ映像も編集されていたからアニメ本編とまったく同じではない(新たにセリフやタイミングの練習が必要だった)と思うし、足元のモニターの映像を見ながらかつ芝居もしながら、元映像にすでに入ってる音や声に合わせてセリフを言う、しかもやり直しのきかない生本番の中で、という難技をこなすキャストのみなさんのとんでもなさ…!そして小西さんも花江さんも下野さんも松岡さんも、(遊郭編に特に多い)ギャグシーンのぶっちゃけた声から闘いのシーンの真剣でド迫力な声まで、ものすごい振り幅の声色をびゅんびゅん行ったり来たりする。すごい…。

 

キャストのみなさんが目の前で惜しみなく見せてくれるプロの仕事、惚れ惚れだった。ギャグ声、怒声、ささやき声、ためらう声、そして闘いシーンのリミッター無しの叫び声。毒のまわった伊之助が、かぶりものの鼻や口から大量に血を吐きながらしゃべる声とかも、本当に鼻や口から血があふれ出ている声なんだよ…。炭治郎が我を忘れて闘い息を詰めすぎて、死の一歩手前でむせる声も、あのまま再現されてた。闘っているときに漏れる「フッ」とか「ンッ」という小さな息のひとつひとつも、すべて本当に花江さんの口から出ていた。禰豆子の鬼化が進行して止まらなくなってしまった凶暴な唸り声も、目の前ですべて鬼頭さんが出していた。

 

真ん中に少しトークコーナーを挟みつつ、遊郭編のストーリーすべてをもれなく丁寧に追う2時間、信じられないものを見た思い。ここまで緊迫した演技が、2時間近く通しで展開されるなんて。ラストの堕姫&妓夫太郎との闘いのシーンのアフレコはもう、セリフの、声の、ひとつひとつに打たれてその場で動けなくなるようだった。宇髄さんの「鳴弦奏々!」「譜面が完成した!」の頼もしく高らかな声。映像のあの熱量そのままの、いや、それを超えてくる、迫真すぎる演技。何もかもが圧倒的だったけど、炭治郎、善逸、伊之助、3人で堕姫を仕留めた共闘のシーンはあまりにもすごかった…。あのシーンは実際のアフレコでも同時に録ったと聞いた記憶があるけど、生で、失敗ができない場で、ほんの少しでもタイミングがズレたら成り立たないような声の「共闘」を、3人がまさに繰り広げていた…。なんてこと…。

 

声優さんってすごいなーすごいなーすごいなー!プロの仕事のあまりの尊さに涙が出る。アニメを見ただけだってじゅうぶんそう思ってたけど、生で目の前でプロの技を見て、魂が震えるようだった。目の前にいるのは花江さん、下野さん、松岡さん、鬼頭さん、小西さんなのに、途中からはもう完全に、炭治郎と善逸と伊之助と禰豆子と宇髄さんに見えた。二次元のキャラに生命を吹き込む声優さんの仕事、なんて尊いのか。本当のプロの仕事のすごさ、その果てしなさを目の当たりにした。信じられないけど、本当に目の前で起きていた…。

 

舞台上の遊郭編の物語が終結を迎えて、アタマが真っ白になっているところに、Aimerちゃん再登場で「朝が来る」、生で、エンディングを…しかもフルコーラスだった、贅沢な。さらにスクリーンに「刀鍛冶の里編」の告知動画が。たぶん初出しの映像だ…あっオトクイの巻物出てきた…と思ってたら、右側のセットの上に花澤香菜さんが現れて蜜璃ちゃんのセリフを!左側に河西健吾さんが現れて無一郎くんのセリフを!ぎゃーーー聞いてないんですけど!!!!度重なるサプライズにまたもや客席は混乱の極みに(笑)。そして全員がステージに並んだところで、小西さんが「頼むぞ」という意味のセリフを二人に言ったの、宇髄さんから後輩の柱への言葉にも、小西さんから花澤さんと河西さんへバトンを譲り渡す言葉にも思えて、泣けた…。鬼滅の物語は、続くんだ…。

 

宴ステージ終演後_PIC_20220416.JPG 宴ステージセット_PIC_20220416.JPG

*終演後に撮影OKタイムあり。ステージ、このぐらい近かった

 

ああもう、最高だったよ。まさかここまでのもの見せられるなんて思ってなかった。みんなそんなに本気出して(特にかまぼこ隊は明日もあるのに)大丈夫なんでしょうか、と心配になるぐらいの、命がけといってもいいパフォーマンスだった。(次の日の宴の無限列車編は、LiSAさんと、なんと猗窩座役の石田さんがサプライズ登場だったとか。それも相当なインパクトだ…!無限列車編もきっとすごいよね、ぜったい泣いちゃうよね…。配信アーカイヴは見られないかもだけど、ソフトが出たら購入しようかなー)

 

展示会も盛りだくさんで楽しかったし、同行させてくれたお友だちに深々と感謝。そして、花江さん、下野さん、松岡さん、鬼頭さん、小西さん、出演者のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。忘れられない体験!!!!

 

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