月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

2021年 観たもの備忘録

2021年。日本も世界も前年に引き続き、ひたすら新型コロナの影響下にあった。少し状況がよくなるかと思えばまた感染者が増え、というくり返しにエンターテイメントの世界も振り回され、アーティスト達は思うように活動できなかったり、企画していた催しができなくなったり、開催できても集客が完全な状態ではできなかったり、あいかわらず厳しい状況が続いた1年だったと思う。そんな困難を押してなんとか開催までこぎつけてくれたライブや芝居もたくさんあって頭が下がる。私が足を運ぶことができたのは、そのうちのほんのわずかだけれど。

 

 

2月13日(土)『喜劇 お染与太郎珍道中』 @ 新橋演舞場

3月4日(木)プチ大仕事 2021 こまっちゃクレズマ @ 新宿PIT INN

3月7日(日)MONO『アユタヤ』 @ あうるすぽっと

3月12日(金)、13日(土)イデビアン・クルー『義務』 @ 世田谷パブリックシアター

4月17日(土)一色進/光永巌/泉水敏郎/宮崎裕二/松田信男「どーせ、死ぬんだ!2021」 @ 吉祥寺MANDA-LA2

6月5日(土)江戸糸あやつり人形 結城座『十一夜 あるいは星の輝く夜に』 @ 東京芸術劇場シアターウエス

6月12日(土)ムーンライダーズ 45th anniversary "THE SUPER MOON" @ EX THEATER ROPPONGI

7月10日(土)秘密のミーニーズ [down in the valley] 発売記念LIVE @ 渋谷7th FLOOR

8月15日(日)、21日(土)、22日(日)カムカムミニキーナ『サナギ』 @ 座・高円寺

8月26日(木)ケムリ研究室『砂の女』 @ シアタートラム

8月29日(日)秘密のミーニーズ『down in the valley』リリース記念インストアイベント @ ULTRA SHIBUYA

9月5日(日)『「鬼滅の刃」オーケストラコンサート ~鬼滅の奏~ 無限列車編』 @ パシフィコ横浜 国立大ホール

11月5日(金)、6日(土)松本隆 作詞活動50周年記念『風街オデッセイ2021』 @ 日本武道館

11月21日(日)秘密のミーニーズ "First Time Around" @ 渋谷7th FLOOR

11月27日(土)フライダーズ Presents "Time Between VOL.2" @渋谷7th FLOOR

12月2日(木)ナイロン100℃ 47th SESSION『イモンドの勝負』 @ 下北沢 本多劇場

12月16日(木)千葉雅子×土田英生 舞台製作事業VOL.2『徒花に水やり』 @ 下北沢ザ・スズナリ

12月18日(土)『ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~』 @ 森のホール21

12月25日(土)、26日(日)ムーンライダーズ live THE COLD MOON @ 恵比寿 The Garden Hall


お芝居は、KERAさんのケムリ研究室やナイロン100℃、MONOや土田さんの企画、カムカムミニキーナの本公演や八嶋さん出演の喜劇などを観られた。音楽のライブも、私が観ることができた数は少ないけれど、少ないなりに充実。ずっと気になっていた秘密のミーニーズのライブが衝撃的によかったのはうれしい出会いだった。年の終わりのほうで、風街オデッセイ2days(50周年)、ムーンライダーズ2days(45周年)、と大きな周年ライブに行けたのは何よりのギフト。ちなみに、その両方(と6月のライダーズ)に出演していた鈴木慶一さんが、計5回で2021年一番お会いできたアーティスト。次が計4回の、夏秋文尚さん(こまっちゃとムーンライダーズ)、青木利文さん(ミーニーズとFryders)、八嶋智人さん(カムカムミニキーナと松竹喜劇)、でした。

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上記のライブやお芝居以外では、というか、2021年の私は、「鬼滅の刃」に全集中だった…と言っても過言ではなく、前年の12月に見事にハマッた「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を観にひたすら映画館に通っていた1年だった。映画館も、席を1席おきの市松配置にしなければならなかったり、時短要請によりレイトをずっと開催できなかったり、東京都にある館は休業を余儀なくされた時期もあったりして、やはり厳しい状況には変わりなかったと思う。通い続けたキロクはこのあたり(naomish67の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」にハマッたキロク)に。
鬼滅関連の展覧会にも足を運んだ(3月26日(金)『TVアニメ「鬼滅の刃」全集中展』 @ 松屋銀座8階イベントスクエア、11月2日(火)、18日(木)、12月8日(水)『鬼滅の刃吾峠呼世晴原画展 @ 森アーツセンターギャラリー)。いずれもコロナ対策の人数制限があり、日時指定の券を事前に購入できた回に、ようやく行けるような感じだった。

 

 

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最後にグラフをペタリ。過ぎ去ったことは端から忘れてしまいがちだけど、客観的に見れば新型コロナの第3波、第4波、第5波に見舞われた2021年の日本。夏前ごろからワクチンの接種も本格化してきたけれど、むりやり東京オリンピックを開催した後の第5波の折には、医療崩壊が全国で起き、コロナにかかっても入院できずに自宅で亡くなった方さえいた酷い状況だったことは忘れちゃいけないと思う。それから、オリンピック開催して良かったような雰囲気に何となく丸め込まれているけど、直前まで世論は明らかに反対の声を上げていたのだということも。

2021年10月頃からは感染状況が急速に収まってきて、エンタメ業界も飲食業界も私たち市民もホッと一息つけた。例えば11~12月頃、都内での新規感染者数が数人~数十人なんていうレベルだと、マスクは外せないとはいえこんなにも安心して外出したりライブに出かけたりできるんだとあらためてハッとするようだった。2019年までは当たり前すぎてありがたいとも思わなかったことだけれど。この状況がなるべく長く続いてくれればと願っていたけれども、これを書いている2022年1月初めの時点で、オミクロン株が主体となった感染がまた爆発的に広がりつつあり予断を許さない状況。政治や行政には、国民の生活を守るためほんとうにがんばってほしい。