月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

歌謡ハードロックが好き!!

歌謡ハードロックブームです。きっかけはジャック達。

 

ジャック達の「今すぐ帰りたい」という曲は、ジャック達という固有名詞を超えた---つまり、曲単体でも時代を越えていくような---稀代の名曲だと、はじめて聴いたときから確信していて、世間があんまりそのことに気づいてないみたいなのがおっかしーなあという感じなんだけど、その辺はまあ少々のタイムラグもあるとして…。で、ライブで聴いたときさんざん書いたんだけど、この曲を聴くと私は『甲斐バンドとかゴダイゴとかSHOGUNとかレイジーとかオフコースとか、そんな名前を思い浮かべちゃう』のだ。魅かれちゃうんだよね、この感じに。ハードロックなんだけどちょっと歌謡曲に足突っこんでるような、本格派のロックを標榜しつつも俗なポップさが隠せないみたいな、そんな音。せつなくて下世話なとこがすごく好き。「歌謡ハードロック」…なんて言葉があるのかわからないけど、そう呼びたいところ。

 

画像そんな経緯で、「歌謡ハードロック」ブームが私ひとりの中で盛り上がりを見せた結果、購入するに至ったCDその1がコレです。SHŌGUNの『THE BEST』。(ちなみにこのマクロンつきの「O」ってどんなブラウザの人でもちゃんと見れるのかな?こっから先の文はふつうのOにしときます。)どこかで書いたかもしれないけど、私、SHOGUNの「男達のメロディー」って激激激フェイヴァリット曲で!!!!ご存知のようにNTV系のテレビドラマ『俺たちは天使だ!』の主題歌だったんだけど、このドラマがもーーーー死ぬほど好きだったの、中学生のとき(私が見てたのはたぶん再放送だけど)。沖雅也渡辺篤志、柴田恭平神田正輝、ね。何しろ私、神田正輝大好きだったから!石原プロ宛によくファンレター書いてたもん。(あ、そういやその返事で神田正輝のサイン入りブロマイドをもらったことがあるのを突如思い出した!!!!実家のどこかにあるのか????)あ、神田正輝じゃなくてSHOGUNの話だった…。で、神田正輝沖雅也柴田恭平もよかったんだけど、ドラマのオープニングに流れるこの曲が身震いするほどカッコよくてねー。

 

あらためてCDで聴いてもすんげーワクワクする!なんちゅーイカすイントロなんだろうか。もちろんそのころの私は、SHOGUNという名前は認識してたもののメンバーなんて知りもせず。このたび調べてビックリ仰天しました、この曲をヒットさせた79年当時の第一期メンバー、芳野藤丸(ギター/ボーカル)、大谷和夫(ピアノ)、ミッチー長岡(ベース/ボーカル)、山木秀夫(ドラムス)、中島御(パーカッション)、ケーシー・ランキン(ギター/ボーカル)って!!!!(Wikipediaより。)ひえーーーーおっそろしいメンバーだったのねーーーー、で歌ってるの芳野藤丸さんだったのね!!!!私はこの辺のメンバーは、スタジオミュージシャンとしていろんなレコードでさんざん目にしてた(クレジットフェチなので)。そうだったのかー。たしかにこのベスト盤通して聴くと、演奏うまくて笑う。ベースラインとかえらいキッチリしてるし、全部の楽器がビシッと合いすぎてて、むしろムズムズしちゃうぐらい(笑)。YouTubeに映像あったので貼っちゃおう、やーもうオシッコもれそうなカッコよさ!芳野藤丸さん歌うまいなあ。見た目はちょっとアレだけども。


 

画像さらに歌謡ハードロックブームもう1枚。クリエーションの『ロンリー・ハート+2』。もちろんタイトル曲の「ロンリー・ハート」が死ぬほど好きなのです。前にここに書いたけど、この曲伊藤銀次さんのラジオ番組にリクエストしてかけてもらったことがある。でもCDは持ってなかったので今回のブームに乗って購入しました。んーーーーやっぱりカッコイイ!私はクリエイションは他を聴いたことないので何も語れないんだけど、この「ロンリー・ハート」がヒットした81年(もう80年代に入ってたんだね!)のメンバーは、アイ高野(vo.)、竹田和夫(g.vo.)、ヒロ小川(b.)、高木貴司(ds.)、裵天外(ds.)、安藤ジュン(key)、だそうです(Wikipediaより)。そっか、私がずっと好きだ好きだと思ってたこの歌声こそアイ高野さんだったのか…そんな基礎知識も知らずに聴いてたよ。これもカッコイイ映像貼っとこう。(上記のメンバーなのかはわからないけど、ドラムはほんとにツインだ!)今さらだけど竹田和夫さんのブルージーなギター、シビレるねえ。アイ高野さんの歌もすんごくいい。

(残念ながら該当映像はリンク切れに…)

で、ここまできて話は最初に戻るんだけど、なんかね、もージャック達ってこの世界の延長線上にあるんだなーーーーって思うワケなのさ。ブルースロックのラフでしたたかな音が、歌謡曲のポップでセンチメンタルな空気をのっけてぎゅんぎゅん疾駆してる!こういう音を並列させて聴いてると、時代も流行もすっとばして、カッコイイ音楽っていいなーって心底思う。あ、あと共通してるのは、SHOGUNもクリエーションも英語の曲演ってるけど、私はやっぱ日本語で歌われる歌に魅かれるんだなってこと。ニッポンの歌謡ハードロック(勝手に命名)あいしてる!!!!

 

画像
「今すぐ帰りたい」ジャック達