月夜のドライブ

ラブレターバンバン書いて紙飛行機にして 宛てもなく空に飛ばすブログです。▶プロフィールの「このブログについて」をクリックで記事一覧などに飛べます。

NEW YORK ROCK & ROLL ENSEMBLE

画像ジャック達仲間(…なんて目上のかたに気安く言っていいのかわかりませんが)のtacarinさんが、ご自分の日記で“2007年総括「CD&DVD編」”という記事を書かれていて、「日本のROCK&POPS」に選ばれている中のジャック達とシネマの堂々2枚が私のベストと重なっているわけですが(笑)、今日の記事の主眼はそちらではなく。tacarinさんが選ぶ「REISSUE部門」で“ダントツの1枚”“これぞ待ちに待った逸品中の一品”という強力なコメントとともに紹介されているのがNEW YORK ROCK & ROLL ENSEMBLEというアーティスト。「あれ…このバンドのCD、私持ってたような気がするなー」と気になって(だって、私のようなヘタレ音楽ファンがtacarinさんみたいな音楽通と同じCD持ってたらそれだけで事件だ!)、さっき部屋をひっくり返したら出てきました。私が持っていたのは、tacarinさんが紹介している69年の『Faithful Friends...』ではなく、その次作にあたる70年の『REFLECTIONS』だったけど。

 

これ、3年ぐらい前に、とある人物にすすめられて買ったのだ。こんなアーティスト、ふつう人にすすめないと思うんだけど…。たしかAmazonから入手して、えらい高かった覚えがある。そのときは聴いても今ひとつピンとこなくて、今日までしまいっぱなしになっていたのだけど。もちろん、このバンドについてはきっぱり何も知りません。ジャケの通りメンバーは5人で、クレジットによると「キーボード&オーボエ/ドラムス&オーボエ/リズムギター/リードギター/ベースギター&チェロ」という、基本のバンド形式をしていながらビミョウにクセのある編成。そして、メンバーではないのだけど、アレンジとアンサンブル、オーケストレーションでクレジットに名を連ねている「Manos Hadjidakis(マノス・ハジダキスって読むのかな?)」という人がクセモノなんだと、このCDをすすめてくれた人からは聞いたような気がする。

 

クレジットのとおり、ちょっとクセのある音楽。Wikipedia説明を見ると"classical baroque rock"なんて言葉が出ていて、このワードから私が連想するのは大好きなThe Left Bankeなのだけど、(このCDを聴く限りでは)レフトバンクよりはクラシック成分高めのような。あ、Wikiの説明をもう少し読むと「ジュリアードの学生3人とロックミュージシャン2人」のバンドだって書いてある。なるほどー。もうちょっとメロディがポップだととっても好みなんだけどなー。でもこのどよーんとしたとこが魅力なのかも。他のアルバムだとまた感じがちがうのかもしれないしね。インストの2曲「Dance Of The Dogs」「The Three Answers」はものすごくカッコイイ!!ロック文脈で聴こえるハープシコードの音色大好きだー。「The Day」「Love Her」あたりもドキドキするアンサンブル。せっかくだからtacarinさんが書いているアルバムもこんど聴いてみようかなー。

 

このジャケットは文句なしに美しい傑作ジャケットだね。前に書いたプロコル・ハルムの『Grand Hotel』のジャケに通じるものがある。

 

こんなふうに、買ったままちゃんと聴けていないCDもたっくさん山になっているので、また徐々に、そういうのにも手をつけていこうかなーとか思ったり。部屋の大掃除もかねて…。(←遅い)

 

*『REFLECTIONS』NEW YORK ROCK & ROLL ENSEMBLE